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日本・マレーシア両政府は1月18、19日に自由貿易協定(FTA)交渉について次官級協議を開催、自動車、鉄鋼という鉱工業品分野を中心に協議した。林産物を含む農林水産分野は、すでに昨年末に大筋合意し、合板を除く全ての品目をFTA発効後に即時撤廃する。製材品(特恵税率0〜6%)や繊維板(同1・56%)、フリー板(同2・9%)などの市場を開放する。合板の関税率は6〜10%だが、協定発効後に両国でFTA合同委員会を設置して再協議する。市場開放を受け入れた日本側は、マレーシア側の譲歩として輸出規制(クォータ)や輸出税(ロイヤリティー、セス)の撤廃を同委員会で求めていく。(詳しくは日刊木材新聞17年1月27日付1面)
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