日刊木材新聞 18年12月



建材版「06年話題となった商品」
・木材建材は「代替」がキーワードに
・住設、住宅は機能性の追求進む
  トップ写真 06年の木材、建材市場キーワードは「代替需要を目指せ」といったところか。合板を筆頭に多くの木材製品が高騰し、その隙間を突くべく様々な代替商品が浮上、商機を見いだそうとした。日刊木材新聞の12月の建材版では「06年に話題となった商品」を紹介している。掲載商品は、厚物合板、構造用PB、構造用MDF、モイス、NEWかるいたくん、ダイライト、厚物OSB、複合基材、窯業系サイディング、超節水トイレ、サッシ、システムバス、システムキッチン、断熱材、杉集成管柱、ハイブリッド・ビーム、杉集成管柱、耐震住宅工法、在来向けSPF、道産カラ松、道産トド松、カナダツガE120−F330。(詳細は日刊木材新聞18年12月21日付3〜6面で)


三国合板会議がシンガポールで
合板価格の認識ですれ違い
   日本木材輸入協会や日本合板工業組合連合会はインドネシア合板協会やマレーシア合板生産者協会と3国合板会議をシンガポールで開催。日本側と生産・供給側には合板価格で認識差がでていることが明らかになった。(詳細は日刊木材新聞18年12月23日付1面で)


オーシカ、ホルマリン系接着剤値上げ
1月21日出荷分から
   オーシカ(東京都、水谷新社長)は来月21日出荷分から合板・木工用のホルマリン系接着剤を値上げする。合板用で15から20%、木工用で10から15%高となる。(詳細は日刊木材新聞18年12月23日付1面で)


日本森林管理協議会が設立発表
森林認証軸に森林管理拡大へ
   NPO法人日本森林管理協議会(東京都、太田猛彦代表)は11日、会の設立発表を実施した。年明けには発足記念シンポジウムも開催する予定。(詳細は日刊木材新聞18年12月23日付8面で)


SEL大陸、大陸貿易の独占販売を解消
すでに新ルートで輸出
   ロシアン・ティンバーグループ(モスクワ、アレキサンダー・ルーディック社長)は傘下のSEL大陸(イルクーツク州、パデーリン社長)のアカ松製材品をオープン販売することを明らかにした。大陸貿易(東京都、吉冨正幸社長)が合弁パートナーとして独占販売していたが、これを一方的に解消、すでに数社と販売契約を進めている。また08年末をめどにイルクーツク州内で日本向けを主力として年間40万立方メートルの大型製材工場の建設を始めたことを明らかにした。(詳細は日刊木材新聞18年12月22日付1面で)


愛知県森連、革新的取り組み支援を実験
森林施業の抜本的コストダウンで
   新生産システムの指定地域を対象に森林施業の抜本的なコストダウンに向けた取り組みを支援する革新的取り組み支援の実証実験が愛知県森林組合連合会を窓口に実施されており、豊田森林組合と津具村森林組合ではサテライト土場を使って仕分けし、製材工場へ直送し、コストダウンの効果を検証している。(詳細は日刊木材新聞18年12月22日付1面で)


吉田産業、丸鋸ツインソー導入
生産性向上へ
   ダンネージ材製材の吉田産業(三重県松阪市、吉田英男社長)はこのほど、丸鋸ツインソーを導入し、製材3ラインとし、従来の日産800本から1200本への増産に取り組んでいる。(詳細は日刊木材新聞18年12月22日付8面で)


ユーロ続騰、先物輸入コスト大幅高に
産地輸出価格も強気
   円安・ユーロ高が止まらない。円は米国ドルに対して円高気味になっており、米国ドルに対するユーロ高突出も際立つ。欧州産針葉樹製材や構造用集成材は07年第1・四半期日本向け価格交渉が始まっているが、欧州域内市場の需要好調を背景に一段と強気の構え。(詳細は日刊木材新聞18年12月21日付1面で)


三井ホームコンポーネント、埼玉工場のライン刷新
総投資7億円、来年4月から稼働
   三井ホームコンポーネント(千葉市、小藤捷吾社長)は埼玉工場(大利根町)のパネル生産ラインを刷新する。量産型の自動ラインと簡易型の補助ラインを組み合わせた従来の壁・床パネル7ラインを半自動型ラインに全面的に切り替え、多様なパネル製作に対応できるようにする。(詳細は日刊木材新聞18年12月21日付1面で)


薄物合板の高騰が影響、MDF基材への転換進む
プリント・カラー合工組報告
   日本プリント・カラー合板工業組合は19日に静岡市内で記者会見を行い、06年の生産動向や素材の供給状況などを報告。1〜10月の生産量はプリント合板が8・6%減少する一方で、MDF基材のプリント化粧板は16・3%増と薄物合板の高騰、供給不安などからMDF基材への転換が進んだことが生産統計でも裏づけられた。(詳細は日刊木材新聞18年12月21日付8面で)


IP、さらに10億ドルの資産売却
売却総額は110億ドル規模に
   インターナショナルペーパー(=IP、テネシー州ナッシュビル)は、ビバレッジパッケージング事業とアリゾナ・ケミカル事業を総額9億8500万ドルで売却すると発表した。IPが推進する一連の事業再編の一環。(詳細は日刊木材新聞18年12月21日付8面で)


北洋材、産地価格150ドル台へ
ウッドショック時の水準突破
   北洋材丸太の産地価格が急上昇しアカ松、エゾ松で150ドル(中目短定、CIF、立方メートル)台に突入した。(詳細は日刊木材新聞18年12月20日付け1面)


日本木製玄関ドア工業会発足へ
行政との窓口機能に期待
   木製玄関ドアのメーカーが、製品の普及拡大に向けて活動する業界団体「日本木製玄関ドア工業会」(仮称)の立ち上げ準備を進めている。(詳細は日刊木材新聞18年12月20日付け1面)


金属サイディング値上げ
2月から、アイジー工業
   アイジー工業は来年2月1日出荷分から、金属サイディング、金属屋根及びその付属品を、現行価格から10%の幅で値上げする。(詳細は日刊木材新聞18年12月20日付け1面)


ミサワホームホールディングス
過去の業績を下方修正
   ミサワホームホールディングスは18日、連結子会社のミサワホーム九州(福岡市)が過去5年間にわたり、引き渡し前の住宅の売り上げを前押し計上していた問題を受け、当該期間の連結決算を下方修正すると発表した。(詳細は日刊木材新聞18年12月20日付け8面)


日本製紙木材、ファンシーツダを完全子会社化
ラッピングの第2工場建設
   日本製紙木材(東京都、棚田悟社長)はこのほどファンシーツダ(愛知県)の発行済み株式100%を取得、完全子会社とした。(詳細は、日刊木材新聞平成18年12月19日付1面で)


ウェアハウザー、ロングビューに大型製材工場建設
08年完成、稼動開始
   ウェアハウザー(ワシントン州、スティーブン・ロガル会長社長CEO)はワシントン州ロングビューで新しい製材工場を建設すると発表した。(詳細は、日刊木材新聞平成18年12月19日付1面で)


顔の見える木材での家づくり、17年度は3・6%減る
団体数は23団体増加。
   林野庁は「顔の見える木材での家づくり」に関する調査結果を発表した。17年度の供給実績は6460戸(対前年度比3・6%減)と減少、団体数は23増加して241団体となった。(詳細は、日刊木材新聞平成18年12月19日付8面で)


ハウジング版「街づくりに力注ぐ戸建て分譲住宅」
・街並みに資産価値を
・パワービルダー減速で脚光
  トップ写真 戸建て分譲住宅の市場で街づくりに力を入れた開発が広がっている。今まで低価格な物件を大量供給するパワービルダー型のビジネスモデルが曲がり角に直面し、量から質への転換が急速に進んでいるためだ。日刊木材新聞では、街づくりに力を入れている戸建て分譲住宅メーカー7社の取り組みを紹介している。掲載企業、ポラスグループ、伴工務店、住友林業、タイコーハウジングコア、東京工務店、アキュラホーム、安成工務店。(詳細は日刊木材新聞18年12月14日付4〜6面で)


明日を切り拓く(121)古田元氏・親和木材工業社長
知恵を結集、国産材時代に臨む
  トップ写真 親和木材工業は開発型の木材加工業者。製材から内装ドアの製造、ログハウスキットの販売まで幅広く手がけ、県産杉・桧間伐材を活用した製品の開発でも知られる。今年は「岐阜広域新生産システム」の加工分野のメンバーとして事業を開始し、待望の新加工工場が操業を開始した。(詳細は日刊木材新聞18年12月12日付5面で)


YKK AP、米国で樹脂窓を本格発売
初年度8億円目指す
   YKKAP(東京都、吉田忠裕社長)は1月から米国で住宅用樹脂窓の本格販売を開始する。8億円かけてジョージア州内に工場を設置し、初年度8億円の販売目標をかかげる。(詳細は日刊木材新聞18年12月16日付1面で)


米国、森林税制改正案が廃案
議会承認得られず
   米国の森林所有者が中心になって改正を目指した「ティンバー・タックス・アクト」が米国連邦議会の承認を得られずに廃案となった。(詳細は日刊木材新聞18年12月16日付1面で)


九州森林管理局のシステム販売、杉素材価格を値上げ
製材・集成材・合板各社と合意
   九州森林管理局は11月から安定供給システム協定に基づく素材販売価格を立方メートル当たり500〜600円値上げすることで製材、集成材、合板の製造各社と合意したことを明らかにした。中小ビルダーを中心に引き合いが増加していることが背景。今後も四半期の見直しごとに価格をオープンにし、取引の透明化を図る。(詳細は日刊木材新聞18年12月15日付1面で)


BC州政府・林業省、虫害丸太の輸出認める
5年間で毎年50万m3
   カナダBC州・林業省は5日、深刻な虫害問題が出ているBC州内陸部で出材される虫害木丸太の輸出を限定的に認めると発表した。5年間の時限措置で、毎年50万立方メートルの輸出を承認する。虫害立木の価値がなくならないうちに製品化するのが狙い。(詳細は日刊木材新聞18年12月15日付1面で)


日本米材協議会の平成19年需要予測、丸太、製材とも微減
18年は中小製材がさらに減少
   日本米材協議会(江間亮三会長)が13日発表した平成19年の米材丸太・製材の需要予測によると、米材丸太の18年の出荷見込み量は前年比0.4%減、19年の需要量は0.2%減だった。米材製材は18年の出荷見込み量が3.3%増、19年の需要量が3.5%減。(詳細は日刊木材新聞18年12月15日付1面で)


輸入構造用集成材、過去最高の80万m3ペース
欧州産のコスト急上昇
   集成平角・管柱などの構造用集成材輸入が1〜10月時点で60万立方メートルを突破、06年は最終的に80万立方メートル前後と05年の過去最高を大幅に上回るのが確実に。とくに欧州産は強烈な輸入コスト高にもかかわらず10月累計で50万立方メートルを超えている。(詳細は日刊木材新聞18年12月14日付1面で)


明城、新工法の高耐力を実験で確認
鋼鉄パイプで基礎に躯体を固定
   明城(愛知県安城市、榊原勝巳社長)は、伝統的な差し鴨居、足固め土台を使った工法にかわる独自の鋼鉄パイプ差し込み工法について架構実験を実施。筋違耐力壁や構造用合板耐力壁と同等または同等以上の耐力を確認した。(詳細は日刊木材新聞18年12月14日付1面で)


自然の住まい、マンションリフォームに新月伐採のムク材使う
自然素材生かして住環境を改善
   自然の住まい(長野県、マテー・ぺーター社長)は東京・国立のマンションで新月伐採のオーストリア産カラ松と同トウヒのムク材を内装材等に使用したリフォーム工事を実施した。(詳細は日刊木材新聞18年12月14日付1面で)


Wウッド集成管柱年明け2200円へ
関西と関東で50〜100円差が定着
   構造用集成材は集成管柱が続伸し、関東市場に比べて関西市場先行の流れが年末ま で続いている。(詳細は日刊木材新聞18年12月13日付1面で)


小径木製材機を増設
丸太消費は月4千m3超へ
   国産材製材の徳永製材所は、自社工場内に小径木を専門に挽く製材設備をこのほど 増設した。(詳細は日刊木材新聞18年12月13日付1面で)


製材、パネル事業の減産強化
キャンフォー、急速な収益悪化に苦しむ
   カナダの総合林産大手であるキャンフォーはこのほど、傘下の製材、木質ボード部門で新たな減産を開始すると発表した。(詳細は日刊木材新聞18年12月13日付1面で)


他と異なる優位性能
メンバーミーティングで再確認
   カナダの技術を導入して世界最高水準の住宅を供給する「スーパーEプログラム」に関するメンバー企業対象のミーティングが5日、東京・赤坂のカナダ大使館で開催された。(詳細は日刊木材新聞18年12月13日付8面で)


天竜工場で火災
天龍木材
   天龍木材の天竜工場で10日午後10時18分に火災が発生、床材製造設備が全焼した。(詳細は日刊木材新聞18年12月13日付8面で)


JKHD、物林を子会社化
総合木材分野に事業展開
   JKホールディングス(JKHD、東京都、中本敏宏社長)は三井物産林業(同、渡辺明長社長)を株式交換で子会社することを明らかにした。JKHDが進める木材事業の戦略的拡大への一環で、総合住資材企業への布石を構築することになる。(詳細は日刊木材新聞18年12月12日付1面で)


タック、ハイテクウッドグループ、商品別の事業部性を導入
5億円規模の設備投資も実施
   タック(名古屋市)の竹内成豊社長は、ハイテクウッドグループの2007年度事業計画について、商品別の事業部制による組織再編、新商品の開発強化と国内外生産・加工拠点への設備投資を進めることを明らかにした。(詳細は日刊木材新聞18年12月12日付1面で)


住友林業の分譲住宅子会社、第1号が名古屋で完成
中高級層の魅力ある街づくり前面に
   住友林業(東京都、矢野龍社長)が取り組んだ戸建分譲住宅の最初の事業である名古屋市の「フォレストガーデン上志段味」の第一期分譲分10戸がほぼ完成、販売が始まった。(詳細は日刊木材新聞18年12月12日8面で)


来年春、ベトナムにムク床材工場新設
龍泉発達木業
   中国法人でフローリング製造の龍泉発達木業有限公司(上海市、杜樹忱総経理)は来年3月、ベトナムに工場を新設する。(詳細は日刊木材新聞18年12月12日付8面で)


国産材時代〈8〉真の復権に向け〔第1部国産材素材の供給態勢〕
・森林認証は時代の要請
・FSC森林認証、認知度上がるも需要・価格への効果少なく
   日刊木材新聞は8月から国産材特集を開始、第1部では8回にわたり特に国産材素材に関する様々な状況、さらに全国の主要国産材産地の現状を見てきた。第1部の最後は日本の森林認証の現状と既に森林認証を取得した国内産地の動向を中心に見ていく。(詳細は日刊木材新聞18年12月6日付2〜5面で)


カメラルポ・東京国際木工機械展
家具展など同時開催で来場増
  トップ写真 「2006東京国際木工機械展」が11月22〜25日の4日間、東京ビッグサイトで開催された。東京国際家具見本市など4つの展示会と同時開催となったことから、会期中の来場者は2万2000人と前回を上回った。今回は過去の開催と比べると規模が縮小したが、高速クロスカットソーやハイブリッドレーザー加工機などの新製品も登場し、来場者の関心を高めていた。(詳細は日刊木材新聞18年12月8日付5面で)


銘建工業、高知に生産拠点
県産杉を月4400m3投入
   銘建工業(岡山県、中島浩一郎社長)は高知県長岡郡大豊町へ生産拠点進出をきめた。高知県産杉の間柱や集成材用ラミナを生産する。操業は平成21年4月。(詳細は日刊木材新聞18年12月9日付1面で)


王子木材緑化、名古屋西徳と業務提携
商品開発や販売強化を狙う
   名古屋西徳(愛知県)は王子木材緑化(東京都、鈴木正年社長)傘下の関連会社となり業務提携を強化することになった。(詳細は日刊木材新聞18年12月9日付1面で)


間伐紙を古紙同様の国民運動へ
まずは九州から推進
   九州各県と国、研究機関、団体等のほか、製紙や2次加工・販売流通企業などが参加し、「国民が支える森林づくり運動」推進協議会を12月1日に設立した。(詳細は日刊木材新聞18年12月9日付8面で)


10月の合板総供給、今年最高の77万m3
輸入が大幅増の48万m3
   18年10月の合板供給は総供給量が前月比14.8%増の77万立方メートルで今年最高となった。貢献したのは輸入品で、落ち込んだ9月から一転して22.5%増と大幅に増加し、今年最高を更新した。国産も7月には及ばなかったものの、28万立方メートルで今年2番目の生産量となった。(詳細は日刊木材新聞18年12月8日付1面で)


三河屋木材、中国の集成材工場が稼動
アカ松製品など入荷
   三河屋木材(静岡県浜松市、藤原幸史社長)が中国山東省煙台市に設立したアカ松集成材などを生産する工場が9月から稼動を始め、製品の入荷が始まった。間柱や造作用集成材、フリー板などで、生産能力は月産2,000立方メートル規模。現在は500〜700立方メートルを生産している。(詳細は日刊木材新聞18年12月8日付1面で)


岩崎産業、桧加圧注入土台を発売
白太部分の保存性高める
   岩崎産業(鹿児島市)が桧注入土台の販売を開始した。桧は芯材(赤身)が耐腐朽・耐蟻性に優れ、土台部位で普及しているが、辺材(白太)は他樹種とそれほど差がないことから、桧の注入事業に取り組むことにした。(詳細は日刊木材新聞18年12月8日付8面で)


SGECの家、認証の鎖つながる
栃木県内の林家など小規模業者が団結
   日本型森林認証であるSGECを取得した栃木県内の林家、製材・流通、建築業者による森林認証の家が那須塩原市にこのほど完成。認証連鎖が完結した結果で、合法性の証明とともに、地産地消の裏付けとして森林認証制度が活用され、施主へ安心感を提供している。(詳細は日刊木材新聞18年12月7日付1面で)


カナダBC州の大手卸が輸出開始
直接販売で高い競争力
   大手総合住宅資材販売のスタンダードビルディングサプライヤーズ(BC州バーナビー)は、日本市場への木材・建材輸出を本格的に開始した。現地の卸販売業者が直接日本に販売することで価格競争力を高め、日本市場でのカナダ建材の普及に力を入れる。(詳細は日刊木材新聞18年12月7日付1面で)


中日商事、大連のプレカットCAD事業が第2段階へ
入力スタッフの現地養成を強化
   中日商事(名古屋市、竹内英三社長)は、プレカットCADデータ作成を請け負う大連東日建築軟件有限公司(中国大連)について、運営が安定したとし、本格化に向けて07年はスタッフを現地養成できる体制を整えるとした。(詳細は日刊木材新聞18年12月7日付1面で)


コスト高に直面、接着剤メーカー
基礎原料のメタノールが高騰
   接着剤メーカー各社が強烈なコスト高に直面している。(詳細は日刊木材新聞18年12月6日付1面で)


KD材月4000m3供給へ
来年から10%の増産計画
   チリの大手林産企業アラウコは来年から日本市場に対し、月間4000立方メートル水準のKD製品供給を目指すことを明らかにした。(詳細は日刊木材新聞18年12月6日付1面で)


秋需堅調、昨年上回る出荷
10月の窯業系サイディング
   10月の窯業系サイディングの出荷量は前年同月比2・1%増の1056万6000平方メートルだった。(詳細は日刊木材新聞18年12月6日付1面で)


ナイス、通期業績予想を上方修正
住宅資材事業好調が後押し
   ナイスは平成19年3月期中間決算の通期業績予想を上方修正。(詳細は日刊木材新聞18年12月6日付8面で)


タフパネルの出荷順調
ニチハ構造用面材とのセット販売も視野に
   ニチハ富士テックが今期から住友林業向けに本格生産を開始した繊維強化セメント板「タフパネル」の出荷が順調で、11月末までに18万枚の出荷を計画。(詳細は日刊木材新聞18年12月6日付8面で)


米松丸太、10ヶ月ぶりに小幅下げ
入荷累計は前年同期比微減
   米松丸太の輸出価格が10ヶ月ぶりに小幅ながら10ドル値下がりした。今年1〜10月累計の米材丸太入荷量は前年同期比97%と微減。(詳細は日刊木材新聞18年12月5日付1面で)


チリ製品、下関へ本船入荷
瀬崎林業、西日本で需要掘り起こし
   瀬崎林業(大阪市、瀬崎民治社長)は11月30日、チリ産梱包用製材品(アラウコ社)を下関港(山口県)に本船で入荷した。(詳細は日刊木材新聞18年12月5日付1面で)


デンマーク産3層パネル床材
プレイリーホームズが販売開始
   プレイリーホームズ(愛知県)は需要家ニーズの多様化に呼応し、欧州産フローリングの品揃えを大幅に拡充、今秋から国内に在庫を持ち、きめ細かい販売を開始した。(詳細は日刊木材新聞18年12月5日付8面で)


東大・アキュラホームの「隠れ筋かい」優勝
木造耐力壁ジャパンカップ
   第9回木造耐力壁ジャパンカップ決勝トーナメントが行われ、東京大学木質材料学研究室とアキュラホームによる「隠れ筋かい」が優勝した。(詳細は日刊木材新聞18年12月5日付8面で)


商品特集「天然乾燥材」
・見直される天然乾燥、製品の色つやに差
・低コストで採用する工場増加
・天乾、人乾の組合せも
  トップ写真 これまで木材業界で天然乾燥と言えば、人工乾燥と比較して処理後の含水率が高く、劣る乾燥方法というイメージが強かったが、ここ数年でそのイメージは変化しつつある。なぜ変化したのかと言えば、天然乾燥についての理解が進み、利用する製材工場が増えてきたためだろう。日刊木材新聞では11月の商品特集として、製材の天然乾燥材にスポットを当てた。掲載企業は、早川、マルホ、東亜林業、田中製材所、田中木材、コーセー、ネクスト、オカベせい材、イトー木材、協和木材、フジイチ、天竜T.S.ドライシステム協組、大分方式乾燥材、マルハチ、早口木材(詳細は日刊木材新聞18年11月30日付3〜6面で)


戸建分譲住宅をパッケージ販売
異業種3社が共同で
   木造軸組パネルの「NB工法」を供給するジェー・プレックス(横浜市、木村武夫社長)と住空間設計のフォレスト・ノート(名古屋市、柴田労社長)、建材商社の田村駒エンジニアリング(東京都、脇阪泰雄社長)の3社が関東地区の不動産業者を対象に戸建分譲のパッケージ販売をはじめる。(詳細は日刊木材新聞18年12月2日付1面で)


シー・エス・ランバー、金物工法プレカット材輸送でアイデア
配送負担を減らす
   シー・エス・ランバー(千葉県、中井千代助社長)は金物工法プレカット材の輸送コスト軽減のためのシステムを開発。プレカット会社や2×4パネル製造会社に広く利用をよびかける。(詳細は日刊木材新聞18年12月2日付8面で)


カナイ、筋違プレートを開発
土台のビス止め不要
   建築金物のカナイ(埼玉県、金井亮太社長)は従来の筋違プレートより作業性を向上し、軽く、高強度、構造用厚物床合板対応品などの特徴を持つ新商品「N―フリーダム筋かいプレート」と専用ビスを来年1月から発売する。(詳細は日刊木材新聞18年12月2日付8面で)


ウエストフレーザー、IPの米国製材事業を買収
総生産能力1,000万m3規模に
   カナダ西部内陸を拠点とする総合林産大手ウエストフレーザーティンバー(BC州、ハンク・ケッチャム会長社長CEO)は11月29日、米国の林産大手インターナショナルペーパー(=IP、テネシー州、ジョン・ファラーチ会長CEO)から3億2,500万ドル(米国ドル)でIPが米国内に所有する製材13工場(合計年産能力18億BM)で買収することで基本合意した。ウエストフレーザーの製材総生産能力は62億BM(実材積換算推定1,000万立方メートル)となり、ウェアハウザーに次いで世界第2位の製材生産大手に躍進する。買収は07年3月31日までに完了する予定。(詳細は日刊木材新聞18年12月1日付1面で)


日合商、神奈川支部が発足
総会員534社の大規模団体に
   日本合板商業組合神奈川支部(高橋徹支部長)が11月28日、総会を開き、同組合の全国10番目の支部として発足した。問屋、2次問屋、販売店など41社が正会員に、卸売会社の支店、営業所の10社が準正会員、建材、住設メーカーや商社など18社が賛助会員として加盟。これにより、同組合の総会員数は534社となった。(詳細は日刊木材新聞18年12月1日付8面で)


ベニ問、針葉樹合板の安定供給要請
メーカー、商社へ異例の要請書
   東京都ベニヤ板問屋協同組合(古田繋理事長)は、合板メーカーや建材商社に対し、ひっ迫している針葉樹構造用合板を既存問屋ルートも過分なる供給配慮を求める要請書を送付する。大手住宅メーカー、直需ルートの商量拡大で供給問題拡大が必至なことを受け、市中流通業界が合板供給側に喚起を促したもの。(詳細は日刊木材新聞18年11月30日付1面で)


タツミとNCN、栃木に金物プレカット会社
2年目に1000棟の出荷計画
   建築金物大手のタツミ(新潟県三条市、山口龍二社長)とSE構法向け構造躯体の供給を手掛けるエヌ・シー・エヌ(東京都、田鎖郁男社長)は、栃木県日光市に金物工法に対応した構造プレカットの会社を設立。加工能力は月産60棟。(詳細は日刊木材新聞18年11月30日付1面で)


太平工業、10月PB生産量は過去最高の7386トン
グリーンベース30も販売開始
   太平工業(東京都、澤田靖士社長)パーティクルボード事業部の月間プレス生産量が過去最高を2カ月連続で更新。9月が6900トン、10月は7386トンとなり、本格的な需要期に入った置き床用途などに向けて順調な生産状況を維持している。(詳細は日刊木材新聞18年11月30日付8面で)


中西木材、オーダーメードの集成材開発
杉の濃淡をデザインに活用
   中西木材(福井県越前市、中西昭雄社長)は、杉の白太と赤身の濃淡を利用して自由に模様を組み合わせる造作用集成材「デザインウッド」(特許出願中)を開発した。側板の有効活用で開発したもので、インターネットで組み合わせが体験でき、そのままオーダーできるなど画期的な内容。(詳細は日刊木材新聞18年11月30日付8面で)


SPF製材の新シッパー登場
ブキャナン、テンベック中心に
   カナダ産針葉樹製材、加工材の輸出を行うパシフィックリンクス(BC州バンクーバー)が、本格的なSPF製材の日本向け出荷に乗り出した。(詳細は日刊木材新聞18年11月29日付1面で)


ナチュラルドライの生産拡大
設備を強化、月産3500〜3800m3
   米松製材大手の東亜林業は米松構造用乾燥材「ナチュラルドライ」の生産強化に向け、9月に第3乾燥土場に自動桟積み機を導入。(詳細は日刊木材新聞18年11月29日付1面で)


合板以外の市場を開放
日本・インドネシアEPA交渉
   日本とインドネシアは28日、日本で安倍首相とユドヨノ大統領による首脳会議を開催し、FTA(自由貿易協定)を含む経済連携協定(EPA)で大筋合意を締結した。(詳細は日刊木材新聞18年11月29日付1面で)


ウリンを在庫販売
エクステリア部門強化へ
   老舗木材加工の丸和産業はこのほど、外装用ウリンを本格的な在庫販売へ移す。(詳細は日刊木材新聞18年11月29日付8面で)


HSS採用第1号物件が上棟
荷嵩が半減トラック1台で搬送
   グランドワークスの新型金物「HSS金物」の採用第1号物件がこのほど東京都内で上棟した。(詳細は日刊木材新聞18年11月29日付8面で)


南洋材合板、産地価格弱含み
丸太は高止まりのまま
   南洋材合板の内外価格は昨年秋口から上昇の一途を辿ってきたが、今月、産地価格がようやく調整局面を迎え、全アイテムで10〜20ドルの値下げが出始めた。(詳細は日刊木材新聞18年11月28日付1面で)


間伐材で屋根改修
日本住興サービスの空木風サンドイッチ構法
   日本住興サービス(栃木県宇都宮市、高橋璋暹社長)は、杉間伐材を使った木造屋根の改修工法「空木風サンドイッチ構法」を開発。二重構造で保温や断熱性に優れる。(詳細は日刊木材新聞18年11月28日付1面で)


GVA工法、阪神淡路級も弾性範囲内に
制震ダンパーが振動エネルギーを吸収
   粘弾性ダンパーとGVA筋違で制震工法に取り組むGVA(ジーバ)友の会技術部会はこのほど実大の振動台実験を行った。(詳細は日刊木材新聞18年11月28日付8面で)


不燃木材専門工場が完成
イムノバックス・ジャパン、ARSと共同で
   イムノバックス・ジャパン(東京都、伊藤隼夫社長)は、不燃木材製造のARS(新井二三雄社長)と共同で東京都足立区に不燃木材専門工場を建設した。(詳細は日刊木材新聞18年11月28日付8面で)


全額融資もできる住宅ローン
日本モーゲージサービスが開発
   日本モーゲージサービス(=MSJ、東京都、鵜澤泰功社長)は、地域金融機関等に対する債権譲渡スキームを活用し、住宅購入価格の100%まで融資可能な変動・短期固定金利型住宅ローンの提供を開始した。(詳細は日刊木材新聞18年11月28日付8面で)