日刊木材新聞 15年7月




商品特集・シリーズ・シックハウス対策建材H
低ホル接着剤の技術開発進む
接着剤

   改正建築基準法が施行され1ヶ月が過ぎようとしている。合板・木質ボードなど素材メーカーは既に対応を終えており、用途によっては規制対象となるF☆☆☆☆や非ホルムアルデヒド系接着剤使用製品を求める動きが日々高まっている。だが、これら素材を使用する建材メーカー、住設機器、住宅会社などの方針や用途によりどのレベルのホルムアルデヒド発散建築材料を使用するのか、違いが生じている。日本接着剤工業会を始め、オーシカ、コニシ、ホーネンコーポレーション、東洋プライウッド、光洋産業、大日本インキ化学工業、アイカ工業、サンベーク、ジャパン建材の取り組みを紹介した。(詳細は日刊木材新聞15年7月29日付け4,5,6面で)


商品特集・シリーズ・シックハウス対策建材I
常時換気設備義務化で市場拡大へ期待
1種と3種で対応分かれる・換気設備

  写真:地元奥多摩の木材を使った住宅、藤田譲設計室 改正建築基準法の対応で最も困難だと言われてきた「常時換気設備」の設置義務化だろう。「気密住宅」に機械換気設備が設置されているとして、住宅金融公庫の14年度調査では在来木造の26.5%が気密住宅で設置率は約4分の1。気密工事や換気計画、圧損係数、流量計算など高気密高断熱住宅に積極的に取り組んできた工務店以外には技術的蓄積に乏しい。また、家づくりのポリシーとして、機械換気や高気密化を好まない建築家、工務店層もいる。換気設備メーカーの対応を中心に松下エコシステム、三菱電機、ジューテック、オカトミ、アルデエンジニアリング、司コーポレーション、ガデリウス、大建工業、TOTO,松下電工、ナイス、マックス、ジャパン建材、フクビ化学工業、宇部気密ハウジング、東芝キャリア、デンソーエース、山武の取り組みを紹介した。(詳しくは日刊木材新聞15年7月30日4,5,6面と31日6面で)


中国の上半期外材輸入量で丸太輸入増緩やかに
製材・合板は増える

  表:中国の外材輸入量 中国の今年上半期の外材輸入量は、丸太、製材品ともに前年同期を上回っているが、昨年までのような驚異的な伸びとはならず入荷上昇スピードも緩やかなものとなっている。注目されるのは、熱帯産丸太が減少した半面、合板輸入量が増加し、合板輸出量が半年で100万立方メートルに達するなど、木材産業の構造変化も見られる。(詳細は日刊木材新聞15年7月31日付け1面で)


ジャパン建材、JKOSをオープン化
建材メーカー、問屋へ提供

   ジャパン建材(東京都、中本敏宏社長)は、昨年4月から建材メーカー5社と全国の営業拠点間で運用を開始している建材メーカー統合端末システム「JKOS」を建材メーカーや問屋など建材業界へオープン化してい方針を明かにした。今後、第三者的機関を設けシステムを商流にかかわりないオープンな体制で提供していくことで、業界の業務向上を図っていく考えだ。(詳細は日刊木材新聞15年7月31日付け8面で)


愛川森林ハウス、地松タイコ梁を人工乾燥
カビ・割れなく20%に仕上る

   愛川森林ハウス(神奈川県、伊従實社長)が、地松タイコ梁の人工乾燥に初挑戦、カビや割れの発生もなく成功した。同社は、昨年末に伊豆巴産業の遠赤外線高温除湿乾燥装置「パーフェクトドライ」を導入、同社で使用する杉、桧材を中心に乾燥してきた。(詳細は日刊木材新聞15年7月31日付け8面で)


OSB北米市場値が暴騰
年初比で2倍以上に

   北米市場のOSB価格が急騰している。北米市場向けと日本向けで比較して、同じ品質・サイズ・厚みの製品で、北米市場向けが日本向けに対して50%幅で高値についており、産地側は、日本向けに出荷することが重大な機会損失を発生させるとして、日本向け引き合いを低下させると共に輸出価格引き上げを提示している。特に薄物は工場が生産を敬遠しており、対日輸出価格が急上昇。(詳しくは日刊木材新聞15年7月30日付け1面)


熱処理価格値上げ
輸入コスト高に採算水面下

   ラジアタ松、フリッチ製材業者で組織する日本ニュージーランド材製材協議会は25日、総会を開催。夏場の端境期に入り、5月以降の製材品荷動きは急速に落ち込んでいる。一方、NZ産ラジアタ松丸太の産地価格は高原状態、加えて船運賃が大幅に上昇し、輸入コスト高が厳しさを増しており、「8月に製材の採算は確実に水面下に陥る」という。製材品価格が底をはうなかで、各社とも安値感のある熱処理価格の値上げを図る方針。(詳しくは日刊木材新聞15年7月30日付け1面)


マルコマ、プレカットラインを増設
月4000坪出荷を目指す

   マルコマ(大阪市、田伏敏浩社長)は、拡大するプレカット部門をさらに営業強化するため、プレカット材の倉庫を含め敷地面積をおよそ1000坪から2000坪に拡大させる。また、それに合わせて4000万円を投入してプレカットのミニラインを新設した。現状、月間2000〜2500坪を出荷するが、今回の取り組みで4000坪の出荷を目指す。この生産目標を達成するため新ラインともに2シフト化を進める。(詳しくは日刊木材新聞15年7月30日付け8面)


産地原木価格が上昇
原木手当てに慎重な対応を

   日本北洋材製材協議会は平成15年度第2回協議会を開催。各地区の報告では、季節的要因で製品の荷動きがやや落ちているが、相場的には弱含みながらも保合。原木は、産地は夏山造材に切り替わったが、出材玉が少なく強含み、アカ松は80ドル台に突入。良材は82〜83ドルになっており、製材採算を再び水面下に落とす要因であることから、原木手当てには慎重な姿勢が必要とした。(詳しくは日刊木材新聞15年7月30日付け8面)


日本2x4建築協会、年度中に耐火構造認定見込む
16年度には中層建築物実現も

  写真:耐火構造の性能試験で使用した試験体 日本ツーバイフォー建築協会(高橋邦男会長)は、カナダ林産業審議会(COFI)と共同で2x4工法による耐火構造認定取得を進めており、今年度中に認定作業を終える見通し。また、16年度には耐火建築物として2x4工法による木造4階建て中層建築物の建設を実現したい考え。(詳細は、日刊木材新聞平成15年7月29日付け1面で)


宮城県北地震で製材工場操業に支障
民家損壊など多数の被害

   7月26日に相次いで発生した宮城県北部を震源とする地震で家屋の倒壊やライフラインの停止、けが人が多数発生した。震度6以上を記録した矢元町や鳴瀬町の製材工場では、工場棟の直接の被害はなかったものの、置き場の木材が散乱するなどの被害は相次いだ。また、製材精度に誤差がないかどうかの確認作業など、数日程度の支障が出ている。(詳細は、日刊木材新聞平成15年7月29日付け8面で)


4大保証・金融で工務店をバックアップ
住宅あんしん保証、リフォーム保証構築も

   住宅あんしん保証(東京都、西垣洋一社長)は、4大保証(完成・瑕疵・地盤・総合工事保険)と4大金融(提携銀行型・ハウシス型・住宅資金マネジメント型・クリックエンタープライズ型)を取り揃え、工務店層に合わせた商品の選択が可能になったことを明らかにした。リフォーム保証と資金システムの構築をめざす。(詳細は、日刊木材新聞平成15年7月29日付け8面で)


特集・改正建築基準法をきっかけに木材利用を伸ばそう
追い風を掴め! PRや販売にも工夫を
関東北木材市場連絡協議会・栃木大会

   関東北木材市場連絡協議会は、さきごろ「第45回定期総会栃木大会」を栃木県藤原町のホテルで開催、福島・茨城・千葉・栃木の各木材市場関係者約50名が参加し、木材市場の経営改善や木材利用促進などをテーマに提言や意見交換を行った。改正建築基準法の施行に対しての対応を探る狙いもあり、「建材メーカーのF☆☆☆☆製品の開発のニュースが連日報道されているが、建材メーカーがいかに敏感に、そして危機感をもって問題に取り組んでいるかがわかる。われわれが扱うムク材はホルムアルデヒドの発散とは無縁で、このことを設計者や施工者、消費者にPRして、国産材をはじめとしたムクの木材の需要促進の追い風にしよう」と熊倉大会長が挨拶した。(詳細は日刊木材新聞15年7月26日付け7面で)


建材版・住宅市場に台頭する30代
新ターゲット狙い、建材にも変化

   このところ住宅市場に見られる最も大きな特徴のひとつが30代が主要な購買層として台頭してきたことだ。住宅展示場協議会が展示場来場者にアンケートしたところ、20代と30代で半数以上を占めていることがわかった。平均世帯年収は700万円以上、しかも社宅に住んでいる人も多く、貯蓄しやすい世代でもある。三協アルミは30代に好評な「モダン」イメージの商品を拡充。4月にオープンしたトステムの横浜ショールームでは、家一棟の内装をまるごと見せる工夫をし、自分の生活の変化を分かりやすく提案できる。「今の30代にアピールするには、ありきたりではないものを提案する演出も必要ではないか」(トステム)。(詳細は日刊木材新聞15年7月26日付4面で)


大陸貿易、SEL大陸を設立
欧州材市場を狙う

   大陸貿易(東京都、吉富正幸社長)は25日、ロシアのシブエクスポートレス(イルクーツク州、テスリョーノク社長)と折半出資で合弁会社を設立することを表明。同社にとって、木材のロシア関連投資企業は日露合弁会社のイギルマ大陸、全額出資のワニノ大陸についで3社目。新会社は、製品を全量KD・S4S仕立てとし、主として集成材ラミナを中心とした生産ラインとしたのが特徴。(詳細は、日刊木材新聞15年7月26日付け1面で)


伊藤忠建材、ハウジング保証設立
資材流通店通じて工務店を募集

   伊藤忠建材(東京都、谷山順一社長)は伊藤忠商事が実施する工務店の工事請負代金債権の証券化手法を活用した建築資金の出来高払い制度を実施するため有限責任中間法人ハウジング保証(東京都、基金9900万円、有馬進代表理事)を8月中旬に設立する。ハウジング保証では、全国の住資材流通店を通じて工務店登録を進めていく考え。(詳細は、日刊木材新聞15年7月26日付け8面で)


江間忠ウッドベース姫路を設立
木造軸組プレカット4工場で、中期計画3万3000坪に

   江間忠木材(東京都、江間亮三社長)は23日、取引先の大野製材所(兵庫県、大野正人社長)、ウッドプラザなかた(同、中田静一社長)と共同出資で、木造軸組プレカットの江間忠ウッドベース姫路を設立した。同社は地域有力取引先とのタイアップ方式で各地に木造軸組プレカット会社を設立しており、今回で4社目。既設プレカット会社のライン増設や更新も予定し、2005年度中期計画で、木造軸組プレカット4社の合計加工能力2万3000坪(月次)を目指す。(詳細は日刊木材新聞15年7月25日付け1面で)


越智産業、高倉産業の営業権引受け
子会社を設立、事業継続

   越智産業(福岡県、越智通広社長)は23日、高松市内の老舗建材問屋の高倉産業(武田敏雄社長)の営業権と従業員を引き継ぐことを明らかにした。8月初旬をめどに新会社を設立し10月から高倉産業の名称を引き継いで事業を継続する。(詳細は日刊木材新聞15年7月25日付け1面で)


住宅リフォームフェア2003in東京、健康建材も多数出展
リフォーム支援ソフト増える

   「住宅リフォームフェア2003in東京」が18、19日の2間、国際展示場(東京ビックサイト)で開催された。出展社数250社、両日で2万7700人が来場した。水回りや内装材、外装材などの設備・資材メーカーから、パソコンソフトを利用した営業支援システム、リフォーム施工業者まで幅広く出展された。また、健康に配慮した自然素材の製品も紹介された。(詳細は日刊木材新聞15年7月25日付け8面で)


ラジアタ松、高値に張りつく
シッパー値下げに応じず

   ニュージーランド産ラジアタ松丸太は、地元林産企業が強気姿勢を崩さず高値に張りついたままである。現地入港間近の大型船の積み玉値も決まらず、産地側に押し切られる格好だ。NZドル高を背景に企業収益は悪化し、大手企業は伐採制限に入っているなど、日本側の立方b2ドルがたの値下げ要望も今のところ聞き入れられていない。ラジアタ松丸太の日本向け価格は平均58ドル(Aソート、立方b、FOB)で強保合。日本側はここ数カ月据え置かれている丸太価格を引き下げるべく商社も強硬に主張しているが、シッバーの値下げ同意もない。(詳しくは日刊木材新聞15年7月24日付け1面)


ジューテック、販売店の消費者接近を支援
木材の品質も明示

   ジューテック(東京都、足立建一郎社長)は取引先の木材販売店とともに産地を明確化した木材流通に取り組む。販売店が積極的に消費者と接し、確かな木材を紹介することで需要拡大を図ろうというもので、同社は販売店の復権事業としてこれを推進していく。「J-BOSCO SYSTEM」と名付けたこの仕組みは産地、品質、耐久性、価格を消費者に明らかにし、高品質の原材料供給をめざす。趣旨に賛同した販売店は、同システムの会員組織である「フレンドリーショップ」に参加する。会費などは徴収しない。現在、東京、埼玉、神奈川を中心に38店が加入。販売店は工務店とともに、施主に対して良質材を使用したこだわり住宅の提案などの活動を行う。(詳しくは日刊木材新聞15年7月24日付け1面)


プレカット流通と連携強化
材料持ち込みで差別化図る

  写真:茨城東部プレカットの工場 茨城木材相互市場(茨城県水戸市、益子壮一社長)は月間100棟のプレカット流通へ関わっていこうと「PC100」の目標を設定。なかでも茨城東部プレカット協同組合(ひたちなか市、川崎升夫理事長)とは、材料持ち込み可能なことから県産材を中心に市場で材を選んで加工を行う連携体制を強化している。同市場では事業計画のなかでプレカットとの連携強化を打ち出し、月間50〜60棟の取り扱いを100棟へ拡大する取り組みを推進。前期比では10%以上実績が上向き、月間70棟体制に拡大している。(詳しくは日刊木材新聞15年7月24日付け8面)


乾燥改質処理の常磐工場竣工
杉柱・平角など320立方メートル生産

  写真:DSI LUMBERの乾燥材 DSI LUMBER(茨城県、正木則久社長)が北茨木市で建設を進めていた常磐工場の処理炉が完成。17日に関係者を集めて竣工式を開いた。常磐工場でDSI(ハイスピード・ドライ・システム・ウィズ・インプルービング・ア・グリーン・ウッド)改質乾燥処理を丸太で行い、養生後、製材して出荷することで、今秋にも製品供給を始めていく方針。(詳しくは日刊木材新聞15年7月23日付け1面)


米国新設住宅絶好調で折返し
上半期86万2300戸を記録

   米国商務省集計による米国の民間新設住宅着工戸数(速報)は今年1〜6月で86万2300戸(前年同期比2・2%増)。1986年以来の高水準となった02年を上回る着工ペースで上半期を折り返した。6月の季節調整済み年率は180万3000戸、今年1月以来の180万戸乗せ。カナダの新設住宅着工戸数も好調が続いており、6月の年率(速報)は21万400戸(前月比6・3%増)を記録している。(詳しくは日刊木材新聞15年7月23日付け1面)


北州、顧客工務店につなぎ融資
岩手銀行と提携で

   北州(仙台市、馬峰豊美社長)は岩手銀行と提携し、建材事業部の販売先の工務店に対してもつなぎ融資のできるシステムを開発した。工務店の経営審査などは必要なく、出来高に応じた融資実行でリスクを軽減、代理受領による建材代金の回収や工務店の資金繰りの改善などにもつながるものとしている。同社ではハウジング事業部の顧客だけではなく、建材事業部の取引先工務店など約700社でも利用できるつなぎ融資を岩手銀行との提携で開発するもの。(詳しくは日刊木材新聞15年7月23日付け1面)


伊藤忠商事、証券化スキームで工務店向け事業融資開始
初年度500棟、100億円の流動化を目指す

   伊藤忠商事は工務店の資金繰りを改善するため、工務店が注文住宅を建設する際に施主に対して持つ工事代金請求権を買い取り、証券化スキームを活用して流動化する住宅資金マネジメントを設立する。証券化による工務店の資金支援サービスは国内では初めて。伊藤忠建材、住宅あんしん保証、輸入住宅産業協議会(IHIO)などと提携し、初年度500棟、工事代金請求権100億円の流動化を目指す。(詳しくは日刊木材新聞15年7月23日付け8面)


公共建築物の木造化の可能性示す
岩手町立川口小学校が竣工

  写真:岩手町立川口小学校 岩手県の岩手町立川口小学校がシェルター(山形市、木村一義社長)のKES構法で建設され、7月15日に東北地区の自治体関係者など約160名を集めて見学会を開催した。同社では岩手県浄法寺町町舎を昨年、KES構法による木造3階建てで建設し、RC造に比べて1/4の建設コストに削減できることを実証。浄法寺町舎の建設時にも370名以上の見学者があり、各地で公共建築物の木造化が実現できるような状況になってきた。シャルターでは、地元の杉やカラ松を集成材として使用することで、大型木造の躯体に使用し、地場産業の活性化にもつなげていきたい考え。http://www.kesfc.co.jp/ (詳細は日刊木材新聞15年7月19日付6面で)


フリー板で大臣認定相次ぐ
輸入造作用集成材のJAS取得は遅れがちに

   南方系の造作用集成材で、ホルムアルデヒド発散建築材料の大臣認定を取得する動きが活発化してきた。インドネシアや中国の集成材工場のJAS認定が遅れ、大方はJAS認定まで流通業者が大臣認定でつなぐ動きだが、小規模工場でJAS対応が可能なのか、戸惑いの声もある。改正建築基準法では、窓台や幅木など造作材は基本的に規制対象外だが、いわゆる「フリー板」は汎用性が高く、用途によっては規制対象となることから、施工業者が用途を気にせず使用できるJASのF☆☆☆☆の認定取得または大臣認定が求められている。流通業者による大臣認定は斉藤木材(東京都)、東南木材(同)、野田修護商店(同)などが既に認定を受けている。(詳細は日刊木材新聞15年7月17日付け1面で)


キーイングホーム、空調システム独占販売権取得
イスラエルのベスエル社から

   住宅メーカーのキーイングホーム(大阪市、小林幸夫社長)がイスラエルの会社から汚染空気を遮断する特殊空調システムなどの独占販売権を取得。同社のすすめる「無添加住宅」事業の一環。イスラエルのベスエル社は、軍需用シェルターや関連機器、特殊フィルターを製造する会社で、様々なノウハウを活かした空調システムを取り揃える。(詳細は、日刊木材新聞15年7月19日付1面で)


アカ松丸太が強含みへ
丸太出材低下と港頭在庫少なく

   ロシアのアカ松丸太が強含んでいる。夏山造材で出材の絶対量が少ないが、防カビ処理したものでないと顧客も安心して購入できない。手持ち玉の少ない製材会社などは秋口にむけた補完用として契約を行うことを前提にして対応を進めている。(詳細は、日刊木材新聞15年7月19日付1面で)


ウェアーハウザー、ドライデン工場を閉鎖
SPFスタッドの日本向け拠点

   ウェアーハウザー社(米国・ワシントン州フェデラルウェー)はカナダ・オンタリオ州のドライデン製材工場を10月11日で永久閉鎖すると発表。同工場は、ウェアーハウザー社の日本向け2×4住宅用SPFスタッドのカナダ東部拠点工場であった。(詳細は、日刊木材新聞15年7月19日付1面で)


ニチハ、本社ショールームを改装
現場を意識した展示に

  写真 ニチハ(名古屋市、吉田哲郎社長)の本社ショールームを15日、改装オープンした。従来のサンプル展示から大貼り品目を増やし、より現場に近いかたちで展示する。「工務コーナー」や「リフォームコーナー」などを設けたほか、相談機能を充実した。(詳細は、日刊木材新聞15年7月19日付8面で)


構造用厚物合板、引き合い好調
大工・工務店ルートでも採用

   国内産の針葉樹構造用厚物合板(24、28ミリ厚)の荷動きが好調で、価格も前月より100円ほど上昇している。住宅の床部分に同合板を採用する動きが、直需系住宅メーカー以外にも一般の大工・工務店の間で広がっているためだ。同合板は、6月中・下旬頃から引き合いが増え始め、メーカーからの出荷状況は引き合いが活発で早くて1週間、遅いと2週間も納期がかかっている。こうした状況を受け、メーカーからの値上げ提示が市場でも受け入れられ、価格が上向き始めた。(詳細は日刊木材新聞15年7月18日付け1面で)


ナホトカの再割工場本格操業(江守)
KDアカ松完成品を供給開始

   江守(富山県新湊市、江守淳一社長)が建設を進めていたロシア・ナホトカ港内での再割工場がこのほど完成し、1シフトでの生産を本格的に開始した。この工場は江守とロシア側の取引先との共同事業によって成り立っているもの。ナホトカを拠点とする木材輸出業者サンレイが造船跡地の工場上屋をリースする一方、地方労働者を派遣し、製品輸出の手続きを行う。工場はプレナーギャング、自動結束機各1台でカットソーも併設。製品の生産能力は月間800立方メートル(1シフト)だが、将来は1万5000立方メートルに拡張する。(詳細は日刊木材新聞15年7月18日付け1面で)


ミヨシ産業、夢ハウスの乾燥機を導入
無垢材の需要拡大に着目

  写真:ミヨシ産業 山陰地方で住宅資材を販売するミヨシ産業(鳥取県、谷野豊社長)は、このほど同社木材プレカット事業部の敷地内に夢ハウスの木材乾燥機「ドライランバー」2基を設置した。ミヨシ産業は米松の梁・ケタや杉の柱、米ヒバの土台、アカ松の内装の床・壁材、パネル枠材など乾燥し、「ドライキューピット」と称して販売する。詳細は日刊木材新聞15年7月18日付け8面で)


第2工場の設備更新(イギルマ)
原板生産能力50%増

   イギルマ大陸(イルクーツク州ノーバヤイギルマ、I・F・ポダショフ社長)は小径木専門の第2工場の生産ラインを一新する。11月には再稼働の予定で、生産量は50%増える。同工場はアカ松丸太(径級24cm以下)小径木専門の原板工場で、稼働10年余となったことで設備を更新する。投入量は現在の年間24万立方メートルから37万5000立方メートルと50%余の増量で、原板生産量は15万立方メートル強へ。主用途はタルキ、間柱および集成材用ラミナほか。欧州材製品市場への拡販をめざす。(詳しくは日刊木材新聞15年7月17日付け1面)


家具業界でもホルムアルデヒド規制の動き
自主表示を開始、合板や接着剤はF☆☆☆

   (社)全国家貝工業連合会九州ブロック支部(福岡県、田中陸久支部長)が主催する「ベストインテリアショー・イン・横浜」が10、11の両日に横浜市のパシフィコ横浜で開催。建築業界のホルムアルデヒド規制を意識した出品が多く見られた。同連合会では改正建基法のホルムアルデヒド規制に伴い自主表示制度を開始。建築業界のシックハウス規制の流れを受けて家具に使用する合板、繊維板、Pボードおよび接看剤ではF☆☆☆品を、塗料ではホルムアルデヒド非含有品使用の家具を示す自主表示を設けている。(詳しくは日刊木材新聞15年7月17日付け8面)


レールのないサッシ開発(三協アルミ)
室内とバルコニー一体化も

   三協アルミニウム工業(富山県高岡市、川村人志社長)は、サッシからレールを取り除いたバリアフリー窓サッシ「サンウォーク」を10月1日から発売する。バルコニーとの段差がなく、バリアフリー設計が可能となるなど、サッシではヒット商品の1つになる可能性も。初年度販売目標は3億5000万円。(詳しくは日刊木材新聞15年7月17日付け8面)


人工木材の原料発売(UMG ABS)
木粉比率55%まで可能

   UMG ABS(東京都、宮本利雄社長)は木目柄を再現した木粉入りの樹脂製人工木材の原料「UMG WOOD」を発売した。木目柄を鮮やかに出すことができ、木粉を混入するため質感や触感も優れている。デッキやラチスといったエクステリアや、内装部材への加工を想定している。今年度は1500トン、04年度で2000トンの販売を目指す。(詳しくは日刊木材新聞15年7月17日付け8面)


今期売上高770億円目指す
3社統合で販売網を全国に拡充

   日本製紙木材の平成15年3月期業績は売上高554億600万円となった。当期下期から日本製紙外材事業本部、十條木材、新陽木材事業部門の3社が統合。十條木材を存続会社に日本製紙木材が発足して最初の決算。統合により直貿比重が大幅に増えたほか、営業所網が一段と拡充。全国各地にきめ細かく張り巡らされ、直輸入から卸売りまでの事業態勢が大幅に強化された。(詳しくは日刊木材新聞15年7月16日付け1面)


新しい丸太組工法を提案
都市近郊の需要狙う

  写真:このほど完成したログホーム展示場 越井木材工業(大阪市、越井健社長)は本社内に新しいログホーム展示場が完成したのを機に、今までにない新しい丸太組工法の本格的な普及に乗り出す。自然派志向や自然回帰といった住宅へのニーズに対し、全くの郊外ではなく都市部近郊での需要掘り起こしが狙い。ログホーム単体だけでなく、デッキやフェンスといったエクステリア製品や植栽も含めたトータル提案で他社との差別化も図る考え。(詳しくは日刊木材新聞15年7月16日付け1面)


かねちょうハウジング、オープン販売の壁用パネルを開発
低コスト、簡単に断熱施工

   かねちょうハウジング(福岡市、長修社長)はネットイーグルと共同で、低コストで簡単に断熱施工できる耐力壁を開発した。根太レス工法との組み合わせによる新型のパネル工法として普及させたい考えで、パネル加工を手掛けるプレカット工場向けにオープン販売する。高性能住宅生産をサポートすると同時に、構造部の精度を高めることで石膏ボードやサイディングのプレカットに誘導する狙い。(詳しくは日刊木材新聞15年7月16日付け8面)


ホームページで情報公開
改正建築基準法にあわせ

   日本防音床材工業会は、シックハウス対策の改正建築基準法スタートに併せ、同工業会のホームページ上で法規制の概要、及び関係する床材の情報を公開した。特に、日本フローリング工業会、日本複合床板工業会と同工業会の3者合同で運用する自主表示制度についても広く情報を提供。概要情報は5月6日に公開、その後順次、自主表示登録企業及び、自主表示登録商品リストを追加掲載する。(詳しくは日刊木材新聞15年7月16日付け8面)


ジューテック、ヤマキと来年1月合併
首都圏営業強化に弾み

   ジューテック(東京都、足立建一郎社長)は、建材問屋のヤマキ(同、栗山勝浩社長)と来年1月をめどに合併することを明らかにした。合併効果を早期に発揮するよう、ジューテックは8月中旬からヤマキの営業所と社員を借り受けて各種建材営業を展開していく。ジューテックは首都圏営業の強化と勝ち抜きを第一の課題に挙げており、ヤマキを合併することによってシナジー効果を得たい考えだ。(詳細は、日刊木材新聞15年7月15日付1面で)


フルハシ工業、パレット物流で新サービス
海外発を買い取りリユース

   木材チップ製造の最大手であるフルハシ工業(名古屋市、山口直彦社長)は、木質パレット等の物流資材事業で@東南アジアの海外生産拠点での販売A輸入後の買い取り回収B修理・再販・リサイクル、の3点をセットにした新サービス「フルハシ・サスティナブル・システム」を開始した。現状の海外物流資材の取扱量は木製パレットで年間1万台規模だが、1年後には30万台以上への規模拡大を見込んでイいる。(詳細は、日刊木材新聞15年7月15日付1面で)


今期5割増の年商10億円を計画
ウッドピア21

   三重県松阪市の大型コンビナート・ウッドピア松阪(ウッドピア松阪協同組合、田中善彦理事長)の販売部門、潟Eッドピア21(山下茂治社長)が営業を本格化する。コンビナート内の各製造・加工拠点の整備が一段落し、販売面でもリピート需要等がまとまってきたためで、地域業界とも連携して拡販を図る。今期は杉、桧製材品の取扱高30%増、内装材は60%増を見込み、売上げは前期比53%増の約10億円を計画している。(詳細は、日刊木材新聞15年7月15日付8面で)


特集・広がる杉柱一棟分プレゼント
地域木造住宅の普及拡大へ期待

  写真:杉柱角プレゼント第1号 宮崎県や秋田県などで始まった「杉柱1棟分プレゼント」が、各地へ広がり始めた。これまでも地域木造住宅の普及策として、都道府県レベルでの利子補給とか割り増し融資制度などはあったが、人気はあまりなく予算枠に達しないという自治体も少なくはなかった。「柱1棟分プレゼント」は、消費者が杉の柱という高価に思われがちな木材をただでもらえるとあって、各地で人気を博している。秋田県、宮崎県から、群馬県、熊本県、山形、静岡、茨城など自治体だけでなく民間団体やネットワークでも実施するとろが増えている。特集では各地の取り組みとその成果、国産材の需要拡大につながるのか、フォロー体制などを取材した。(詳細は日刊木材新聞15年7月10日、4,5,6面で)


米材丸太、上半期は184万立方メートルの入荷量
呉、松永、松山で入荷シェア52%

  表:米材丸太 今年1〜6月の米材丸太の入荷(検数機関集計)は184万立方メートル。前年比で8・7%増となった。今年1月に大量入荷があり、前年比では増加だが、東日本港を中心に月によっては入荷ゼロというケースもある。また、西日本の大型製材工場向けは増加しており、大手港湾製材向け比率が一段と上昇している。(詳細は日刊木材新聞15年7月12日付1面で)


日合連マークを制定
国産JAS格付け合板を消費者にアピール

  写真:日本合板工業組合連合会マーク 日本合板工業組合連合会(又賀航一会長)は10日、理事会で日合連マークの制定を承認し、8月下旬生産分から同マークの使用を本格的に開始することを明らかにした。このマークで、組合員が生産する合板は、国産のJAS格付品であり、信頼性や信用性を消費者に広くアピールし、輸入合板との差別化を図る狙いがある。(詳細は日刊木材新聞15年7月12日付1面で)


国民支援の輪を拡大する施策を展開
石原林野庁長官、就任会見にて

  写真:林野庁長官 林野庁の石原葵長官は9日の就任会見で、森林整備の重要性を国民各層に訴え、支援者の輪を広げるための施策を積極的に展開する姿勢を示した。また、木材需要の拡大については「基本は住宅建設。決め手はないが、できるところから手を付け(農林水産省の需要拡大アクションプログラムなど)、景気回復を待ちたい」と景気回復に伴う住宅増までさまざまな拡大策を講じていきたい、と述べた。(詳細は日刊木材新聞15年7月11日付け1面で)


タムロ、集成材の新基準対応を完了
全木連ホルム表示を登録

   集成材メーカーのタムロ(広島県、田室誠社長)は、今回の建築基準法法改正に伴って全木連のホルムアルデヒド放散等級表示登録を申請、6月30日付けで正式に登録を完了した。今年3月29日付けで同社湯来工場が化粧ばり造作材(低ホルムアルデヒド)製造の新JAS認定を取得している。同社製品のうち階段材やカウンターなど一部の商品がホルムアルデヒド放散量の規制を受けるため、その無塗装品についてはJASのF☆☆☆☆によって対応している。今回の残る塗装品について全国木材組合連合会(久我一郎会長)の放散等級表示の登録制度に登録し、塗装造作用集成材についてF☆☆☆☆印の表示が可能になった。(詳細は日刊木材新聞15年7月11日付け8面で)


国産ホワイトウッド集成管柱値上げ
出荷好調、受注残も増

   国内産ホワイトウッド集成管柱が強含んできた。主力の105ミリ角(5層、JAS)既製品は大手製造元各社が、6月20日以降の出荷分を最低値1800円(販売店着、1本)、建値1850円水準へ引き上げ、今月に入り1800円割れの引き合いが消えた。120ミリ集成管柱も供給比率が高かった欧州産の入荷が大幅に減少し100円幅で反発している。国内大手製造元各社には20日間前後の受注残が出始めており、今月下旬にも一段高を打ち出す見通しだ。(詳細は日刊木材新聞15年7月11日付け8面で)


中国へ国産材を年間10万立方メートル輸出――宮崎の民間企業
杉.桧小径材が中心

   造林・緑化事業の相互造林(宮崎県日向市、中島寛人社長)と「みどりのコンビナート研究所」(主宰.村尾行一元愛媛大教授)は、今月中旬に福建省の木材加工業者である尤溪百営木業有限公司(製材・集成材等生産)と長期契約を締結し、9月に第一弾の杉約3000立方メートルを輸出する。1年後には月間約1万立方メートル規模への拡大を予定。メーンは杉・桧6〜14cm丸太。中国の内需による木材需要増大を背景にしたもの。(詳しくは日刊木材新聞15年7月10日付け1面)


自動木拾い装置を開発(ゴーリキ)
PC工場の前工程自動化

   ゴーリキ(三重県伊勢市、強力修社長)は7日、プレカット工場の前工程を合理化する自動木拾いシステム「バイキング」及びバーコード処理により材料の保管・出荷・在庫状況をひと目で把握する製品管理システム「ロケマネくん」を開発したと発表。指示された情報に基づき、リフティングアームが平角の両木口を自動でピッキングし、ラックから邸別で1棟分の材料を拾い出し、工場内物流の無人化を果たした。新機構は国内初で特許申請中。(詳しくは日刊木材新聞15年7月10日付け1面)


国産材利用率41%に
住友林業03年環境報告書

   住友林業(東京都、矢野龍社長)は「環境報告書2003」を発表し、同社の供給する主要な住宅における国産材の利用率が7%から41%に向上したことなどを明らかにした。国産杉を利用した耐力パネル「きづれパネル」ほか、桧の集成材を土台や柱に使用したことによるもの。(詳しくは日刊木材新聞15年7月10日付け8面)


杉ムク内装材の生産強化(マルナカ)
シックハウス対策需要に焦点

   国産杉板製材のマルナカ(三重県一志郡嬉野町、山本勝社長)は、今月から自社開発の杉ムク内装パネル「杉若丸」と横貼り腰板「杉木立レンガ調」の2種の生産販売を本格化する。年産目標は各3300平方メートル。建築基準法改正によるシックハウス対策需要に焦点をあわせたもので、前者は施工性、後者は意匠性を軸にムク材ニーズの確保を図る。(詳しくは日刊木材新聞15年7月10日付け8面)


北米向け木製梱包材規制強化へ
無処理・非加工木材を禁止

   カナダ政府は04年1月2日から、無処理の非加工木製梱包材、即ち未乾燥状態の木製梱包材輸入を認めず、木製梱包材の国際基準であるISPM#15「国際貿易における木製梱包材規制のための指針」に基づく木材処理を輸入条件とする。米国政府も同様の方針で立法化を進め、カナダと同様に04年1月2日から規制強化に踏み切る見通し。(詳しくは日刊木材新聞15年7月9日付け1面)。


新型換気扇を建材ルートで販売
東洋プライと東芝キャリアが共同で

   東洋プライウッドは東芝キャリア空調システムズと組んで今月から改正建築基準法対応換気扇の本格販売に乗り出した。中部地区ほかで強い地盤を持つ東洋プライウッドの建材ルートを使って、マーケット拡大が確実な換気扇を共同で拡販するのが狙い。今回発売あるいは発売を予定するのが@ダクトレス換気システムA全熱交換換気システムBダクト換気システム――の3タイプとその組み合わせによる11パターン。(詳しくは日刊木材新聞15年7月9日付け1面)。


次世代型発砲剤に切り替え
HCFC141bは10月で廃止

   アイジー工業は「アイジー断熱ヴァンドG型」と「耐火ヴァンド」の芯材のポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォームの発泡剤である代替フロン、HCFC141bの使用を廃止することを表明。同剤はオゾン層破壊や地球温暖化、といった環境問題を理由に今年度末から発泡剤としての使用が禁止される。これを受け同社は10月末から順次、ペンタンなどの炭化水素系発泡剤に切り替える計画。(詳しくは日刊木材新聞15年7月9日付け1面)。


プレカットライン増設
構造材加工月産4000坪体制に

   プレカットのマツモトは構造材加工ラインを増設、今月中旬から本格稼働に入る。これによって2ラインとなり、生産量は現在の月間平均3000坪から4000坪を目指す。新ラインは平安コーポレーションとトーアが昨年12月に設立した「ヒット」の商品。投資額は機械、建物などを含めて約2億5000万円。(詳しくは日刊木材新聞15年7月9日付け8面)。


新会社ロイヤル・スター設立へ
スウェーデン最大の木材製品会社へ

   スウェーデンの木材製品大手アッシィド・メーン・ティンバー(アンダーシュ・ニールソンCEO)とメランスコグ・インダストリAB(=ミンダブ、ペル・フレデリクソンCEO)が統合され、新会社ロイヤル・スター社を設立する。4日、両社それぞれの親会社が設立に合意したことを発表した。株主の承認、独占禁止法に関する司法審査を経て、今年8〜9月にも統合が完了する。新会社、ロイヤル・スターはスウェーデン最大の木材製品会社、全欧州でも第4位の規模。欧州とともに日本市場を最重要市場と位置づけ、これまで以上に精力的な展開を進める方針。(詳細は、15年7月8日付け日刊木材新聞1面で)


第三者資金管理による出来高払いの普及へ
国土交通省が年内に指針策定 

   国土交通省は15、16年度事業として第3者の資金管理による出来高払い方式の検討を開始した。施主の過払いリスクや工務店の資金調達の問題など、現在の請負工事の支払い方式の普及について、民間で実施されている仕組みなどを検討し、普及のための指針づくりや、アクションプログラムの策定を行っていこうというもの。そのための検討委員会とワーキンググループを設けて仕組みを検討していく。(詳細は、15年7月8日付け日刊木材新聞1面で)


アイジー工業、リフォーム市場に参入
首都圏以西で売上げの半分めざす 

   アイジー工業(山形県東根市、金田直治社長)は、今後リフォーム市場に参入する考えを明らかにした。提携先のニチハとの連携を深め、リフォーム市場参入のための組織を発足させる予定。その先駆けとして9月中旬には、ガルバ段張りルーフを発売する。アルミや鉄のサイディング等簡単施工の商品でリフォーム市場を狙う。現時点で売上げの6割を占める北海道・東北圏から、関東、名古屋、大阪といった首都圏市場への参入し、3年をめどに市場比率を北海道、東北圏と同比率にしていく構えだ。(詳細は、平成15年7月8日付け日刊木材新聞8面で)


九州地区の新JAS認定、熊本が最多27工場
県毎に温度差 

   九州地区8県で6月10日 の切り替えまでに新JAS認定を取得したのは73工場だった。最多は熊本の27工場で、最も少ないのは長崎県のゼロ。取得を見送った工場には言い分があり、取得した工場との間にはJAS制度の評価に違いがあるが、制度を推進する側の県木連にも産地県と消費県で温度差がある。最多の熊本県は公共事業での仕様書の義務付けが取得を促した面があるが、共同の出荷センターの製品規格がJAS1級同等を求めていることも挙げられる。一方、量産工場の多い宮崎県は、各社の独立心が強いため個別に取得に動き、10社程度が手続き中。(詳細は、平成15年7月8日付け日刊木材新聞2面で)

特集・杉・桧のKD材供給体制を確立
動き始めたトーセンの国産材市場拡大戦略
間柱、柱から平角へ

  写真:杉乾燥平角の生産も軌道に トーセン(栃木県矢板市、東泉清寿社長)の乾燥材供給体制がほぼ整ってきた。乾燥機も当初は杉、桧、サワラの羽目板製造に伴う小規模のものからスタートしたが、現在では杉、桧の構造材として、土台、柱、平角から間柱ほか羽柄材まですべての品目にわたり乾燥材として供給できるまでになった。乾燥機の設置数は共同利用する栃木県北木材乾燥協同組合所有のものも加えると高温2基、中温5基、を備える。それでも需要に追いつかないと7月中に高温乾燥機1基を追加する。トーセンの現況を特集した。http://greengrass.pos.to/ (詳細は日刊木材新聞15年7月4日付け4面で)


カメラルポ・ドイツ・ハノーバーの国際木工林業機械見本市
世界の木工・林業機械のリーディング見本市

  写真:ドイツ・ハノーバーの展示会 5月26日から30日の5日間、ドイツ・ハノーバーで開催された国際木工林業機械見本市の一部を紹介。世界各国から10万人が集まった展示会を写真で紹介、合板、ボード、製材関係などの機械が展示された。(詳細は日刊木材新聞15年7月4日付け5面で)


プレカット調査、7月受注は今年最高
ローン控除やシックハウス規制影響か

  写真:プレカット向上の稼働状況
 本紙が集計した7月の全国プレカット工場の稼動状況は、7月受注が104・2%と6月実績から3ポイントアップ。7月1日着工から基準法のシックハウス規制の適用となり、分譲系で6月に着工が集中したとの見方もある。各地の工場は概して忙しく、7月は今年最高の受注状況になっている。(詳細は日刊木材新聞15年7月5日付1面で)


5月の輸入合板量35万立方メートル台と低水準
港頭在庫減がすすむ

   5月の輸入合板(ブロックボード含む)入荷量の速報値によると、前年同月比17・3%マイナスの35万2000立方メートル。前月比でも2・1%減で2ヶ月連続の35万立方メートル台の低水準となった。改正建築基準法の影響で、非JAS品の下地用合板などの成約量が大幅に減ったことが背景。(詳細は日刊木材新聞15年7月5日付1面で)


岡山県、バイオマス資源の新用途開発に助成
コンペ形式で対象事業を公募

   “木質バイオマス先進県おかやま”の確立を目指す岡山県は、15年度の新規事業として「おかやま木質バイオマス利用開発推進事業」を策定。「新用途利用促進事業」から各種研究や開発を助成し、コンペ方式で県内企業から公募を行う。 (詳細は日刊木材新聞15年7月5日付8面で)


使用済みエンジンオイル再利用で木材乾燥
三井物産林業、特許専用実施権取得し全国展開へ

   三井物産林業(東京都、野島新人社長)は2日、内燃機関の使用済みエンジンオイルを再利用する木材処理技術の特許専用実施権を取得したことを明らかにした。現在、実用第一号プラントの試運転中で、処理木材の性能確認が終了次第、全国的に処理技術、プラント及び処理木材の販売を開始する予定だ。(詳細は日刊木材新聞15年7月4日付1面で)


三菱電機、改正建築基準法対応換気扇を投入
低コスト、幅広い商品構成

   三菱電機(東京都、野間口有社長)は、改正建築基準法に対応した低コストの常時換気用・同時給排気形換気扇「J−ファン」(第1種換気、個別換気式)を9月1日から発売する。これにより、従来からのパイプ用ファン、ダクトファン、熱交換機能を搭載したセントラル換気システムと合わせ、あらゆる換気システムのニーズに対応できる商品ラインナップを形成、換気扇トップシェア堅持を目指す。(詳細は日刊木材新聞15年7月4日付8面で)


住宅用グラスウール、8月出荷分から値上げ――旭ファイバーグラス
マグ、パラマウントガラスも追随へ

   旭ファイバーグラス(東京都、白石徹社長)は、8月出荷分から住宅用グラスウールを15〜20%の幅で値上げする。住宅用50ミリの商品で430〜440円(坪単価・小売店着値)まで上げたい考え。グラスウールは平成12年時の値上げ以降、弱含みで推移しているが、「需要の縮小に加え、改正建築基準法の対応で大幅なコストアップにつき、収益環境が非常に悪化している。厳しい環境下だが顧客の理解を求めていきたい」(同社)としている。(詳しくは日刊木材新聞15年7月3日付け1面)


名古屋木材、2×4パネル・トラス製造から撤退
今後はフローリング製造に特化

   名古屋木材(名古屋市、丹羽耕太郎社長)は名古屋西部港工場における製造事業のうち、2×4パネル及びトラスの生産を6月末で中止。住宅資材デフレの影響で採算性が低下、供給過多で工場間の価格競争が加速したため。今後、2×4部材の加工販売は継続するが、主力はムク床材の製造を軸としてゆく方針。(詳しくは日刊木材新聞15年7月3日付け1面)


PSI、ホルムアルデヒド承認性能評価機関へ
海外資材の大臣認定、利便性向上目指す

   プロフェッショナル・サービス・インダストリーズ(PSI、米国シカゴ)は、建築基準法のホルムアルデヒド発散建築材料と建築木材(37条)の大臣認定に必要な性能評価業務を行う承認性能評価機関への申請準備を行っていることを明らかにした。同社は世界最大級の試験会社で、米国オレゴン州ユージンとスイスに拠点を持ち、海外資材の性能評価業務を世界規模で行っていく考え。近く正式申請し、7月末頃には承認を受けたいとしている。(詳しくは日刊木材新聞15年7月3日付け1面)


住環境医学研究会を設立
医学・建築・化学の新領域でシックハウス対策を研究

   シックハウス対策に取り組む医学界、住宅・建材・建築業界など専門家による住環境医学研究会が6月30日に設立された。同研究会はシックハウス対策について医学、化学、建材メーカー、住宅メーカー、工務店、建築士、建材流通業界及び教育、行政など様々な分野での連携を図り、新たな民間レベルでのシンクタンクとして広く情報発信と研究業務を行うことを目指す。建築基準法を順守するだけでは完全にシックハウス症侯群は防げないという認識のもと、安全対策データベースの構築や「シックハウス調査資格者」「シックハウスコンサルタント」の養成等を主要事業としていく。並行して新領域の学問分野の創造を進める。(詳しくは日刊木材新聞15年7月3日付け10面)


初の杉トラス工法で町営施設
宮城県津山町で建設中

  写真:杉のトラス材 宮城県津山町は、国・県の補助を受け津山町産直センター(略称)を建設しているが、最大スパン10.8メートルを飛ばす杉トラスを採用した。地元津山杉など地場産材を使用している。トラスはテクノトラス(東京都、竹村義弘社長)が担当、同社東北工場でトラス製作・納入している。(詳細は日刊木材新聞15年7月3日付け10面で)


間伐材の安定供給へ協定
四国森林管理局、住友林業フォレストサービスほか

   四国森林管理局は、住友林業フォレストサービス、高知県素材生産業協同組合連合会、中成木材工業を代表とする地域の製材工場の4者間で、5年間にわたり約1万6000立方メートルの国有林間伐材を、集成材原料として安定供給する旨の協定を締結した。川上と川下を結んだ間伐材利用促進の動きはこれまでにもいくつか見られたが、大手住宅メーカーが受け皿となった取り組みは初めて。(詳しくは日刊木材新聞15年7月2日付け1面)


岡本銘木店、夢ハウスの乾燥機導入で
高品質ムク材を製造販売

  写真:三田工場・プレカット加工 関西有数の住宅資材販売として知られる岡本銘木店は、同社三田工場の乾燥機を夢ハウスの高温乾式木材乾燥機「ドライ・ランバー」とし、このほど本格的に高品質の乾燥ムク構造プレカット部材の販売に乗り出した。同社は最近の本物・ムク志向の高まりから夢ハウスと連携、4月に従来の乾燥機1基をドライ・ランバー仕様に改良した。(詳しくは日刊木材新聞15年7月2日付け1面)


エクステリア向けウリン材を本格販売
弘平物産、各種サイズを常時在庫販売

  写真:夢の島マリーナ(東京・弘平物産) パレット材、南洋材製品販売の弘平物産(大阪府堺市)はこのほど、エクステリア、建築資材向けに耐久性の優れたウリン材(ボルネオアイアンウッド)の輸入販売を本格的に開始した。同社はサバ、インドネシア現地工場6社と提携しており、様々なサイズを常時在庫。豊富な品揃えで対応する。販売についても大口はもとより全国に向け小口配送を行う。(詳しくは日刊木材新聞15年7月2日付け8面)


建築資材のパッケージ商品開発
阿部商事、工務店の性能評価対応促す

   建材販売の阿部商事(福岡県甘柿、阿部達彦社長)は、性能評価に対応する建築資材のパッケージ商品を開発した。設計部門のスマイルCADセンターが手がける性能評価支援事業に自社の商材を組み込むことで、双方の受注拡大につなげるのが狙い。材料が標準化されるため、工務店にとっては性能評価に取り組みやすくなる利点がある。(詳しくは日刊木材新聞15年7月2日付け8面)


7月1日着工分から基準法ホルム規制スタート
告示対象建材は早急に認定申請を

   改正建築基準法のシックハウス規制が7月1日分から適用となる。国内の大手建材メーカーを中心にJIS、JASまたは大臣認定がほぼ出揃い、建材流通面からの大きな混乱はなくスタートを切れそうだ。国土交通省建築指導かでは、建材販売、輸入業者に対して、告示対象建材でJIS、JAS、大臣認定を取得していない場合は、早急な申請手続きや指定性能評価機関への相談を勧めている。(詳細は、日刊木材新聞15年7月1日付け1面で)


管柱の集成材シェア45%、防腐・防蟻処理土台は減少
住金公庫14年度調査データ

   住宅金融公庫が14年度マイホーム新築融資の申し込み分のうち1万件を対象に行なったアンケート調査(回答3146件)の結果が発表された。管柱の樹種別シェアは集成材45.0.%、杉27.3%、桧21.2%、通し柱では集成材38.7%、桧34.3%、杉17.6%と杉、桧が逆転している。土台は防腐・防蟻処理土台40.9%(11年度比17.9ポイント減)、桧29.0%(同7.6ポイント増)、米ヒバ13.9%(同6.6ポイント増)となり、防腐防蟻処理剤のシェアが低下した(詳細は、日刊木材新聞15年7月1日付け1面で)


大和銘木、化粧合板などの画期的塗装技術を開発
家具に近い塗装仕上がり

   大和銘木(熊本市、吉村健一社長)は、和室床の間部材の基材となる化粧台板等の平面材塗装で、家具に近い塗装仕上がりを実現する新技術を開発した。新塗装は特殊フィルム貼りとUV塗装工程を2度繰り返すことで、塗装面が平滑に仕上がり、表面銘木ツキ板の導管から水分が浸入するのを防ぎ塗装の経年劣化を抑える。シックハウス規制にも対応したF☆☆☆☆も取得済み。同社は新技術の特許も申請中。(詳細は、日刊木材新聞15年7月1日付け8面で)