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日刊木材新聞では今月から月1回のペースで長期連載「市場と流通」を開始する。今日、木材・建材、住設の流通は激動しており、特にこれらの商品の主要な需要先である住宅市場の変化は大きく影響している。シリーズを通して市場がどう変化し、それにつれて木材・建材、住設の流通はどのように変わっていくのかを検証していく。 第1回は製品市売り。さきごろ東京第一木材市場の東京本社市場が4月28日の最終市として、5月末で市売り事業を土浦市場に集約することを発表した。固定資産税の上昇、取扱高の落ち込み、近隣からの荷卸などへの苦情など都市部の市場が抱える問題を端的に示す結果になった。取り扱い高の減少は第1期は和室の減少により役物の売れ行きが低下したこと、第2期はプレカット流通の成長によるもの。今回は、ナイス、丸宇木材市売、横浜連合木材、東京木材相互市場、東京新宿木材市場、新東京木材商組など首都圏と名古屋、大阪の状況をレポートした。(詳しくは日刊木材新聞16年4月20日付2,3,4,5、6面で) |