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シリーズ・市場と流通22 リサイクル流通
環境世紀いよいよ本格化
注目集まるバイオマス資源 |
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シリーズ市場と流通の最終回。05年の愛知万博のテーマにみるように21世紀は環境世紀として、リサイクルは世界的な課題になっている。その中でも木材は再生可能なマテリアルとして各産業から注目を集めている。その評価はエネルギー資源という面からも国土面積の7割を占める森林、そして廃棄物として排出される木屑などバイオマス資源に対する視線は熱い。特集では、「5年後、木質チップ100万トン体制に」フルハシ工業、「地域の廃木材静脈ルートに」太平工業、「ゼネコンとリサイクル推進協定」東京ボード工業、「廃木材対策で豊富なメニュー」昭和企画、「使い切る資源活用で環境配慮」セイホク環境テクノセンター、「プレカット端材を集成間柱に再生」中部ダイジン産業、「廃石膏ボードの回収システム構築」石膏ボード業界、「竹、杉単一素材の新商品開発」竹原工業、「産業廃棄物を人工土壌に」秋田エコサイクルテクノロジー、「廃棄処分木材を木炭に」東北カーボン、「古材倉庫でFC展開」アイモクなどの取り組みを紹介した。(詳細は日刊木材新聞17年7月20日付3,4,5,6,7面で) |
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吉野石膏、現場目地処理の新製品
学校、ビルなどに需要拡大 |
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吉野石膏(東京都、須藤永一郎社長)は昨年12月に発売した不燃石膏吸音ボード「タイガースクエアトーン」に現場で目地処理し、ボードの継ぎ目を見えなくした無塗装品を新発売した。(詳細は日刊木材新聞17年7月23日付け1面で) |
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会社探訪、ムラモト(石川)
設計事務所へ織込み提案 独自商品で市場を開拓 |
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ムラモト(石川県、村本喜義社長)は、従来の木材小売業から、設計事務所をターゲットにしたオリジナル商品(OEM)の開発を進めている。(詳細は日刊木材新聞17年7月23日付2面で) |
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今日は協同組合、錦川流域木材協同組合(山口)
大型物件へ共同納入 既存インフラを有効活用 |
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錦川流域木材協同組合(今井昭夫理事長)は、名勝「錦帯橋」の架け替え工事への材料納入を機に、錦川流域で官民の大型木造建築物件などをコンスタントに受注している。(詳細は日刊木材新聞社17年7月23日付7面で) |
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秋田県、中国へ秋田杉を
丸石銘木などに助成 |
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秋田県産材海外需要開拓推進協議会(栗生沢節会長)は秋田杉の中国への販売促進を目指す企業に費用の一部を助成する。今年度は丸石銘木(能代市)、伊藤建友(由利本庄市)、松美造園建設工業(秋田市)の3社を選出。(詳細は日刊木材新聞17年7月23日付け8面で) |
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アスベスト障害発生はゼロ
大建工業の公表資料 |
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大建工業(大阪市、井邊博行社長)は、過去の製品の一部に石綿を使用していた時期があったことを公表して、使用・製造建材のリストを公開した。(詳細は日刊木材新聞17年7月23日付け2面で) |
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イマベレ集成材工場が本格稼動
ストゥーラエンソティンバーのエストニア大型工場 |
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ストゥーラエンソティンバー社(フィンランド)がエストニアのイマベレに建設していた構造用集成材大型工場が完成し、このほどJAS認定を取得し、本格的な日本向け出荷を開始した。(詳細は日刊木材新聞17年7月22日付1面で) |
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5年後の売上高2,000億円へ
ポラスグループの中長期計画 |
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ポラスグループ(大久保浩成代表)は5年後をメドにグループの売上高単純合計で2000億円を目指すことを明らかにし、分譲2100棟、注文住宅1300棟などを達成する方針を発表した。(詳細は日刊木材新聞17年7月22日付1面で) |
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「木づかい応援団」にプロ野球マスターリーグ
国産材利用の推進にイメージ戦略 |
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今年10月を「木づかい推進月間」とし、農林水産省はそのイメージキャラクターをプロ野球マスターリーグ(大沢啓二議長)に決定し、20日に島村農林大臣が委嘱状を交付した。(詳細は日刊木材新聞17年7月22日付8面で) |
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オービス、熱処理用の乾燥機導入
短納期注文にも対応 |
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ラジアタ松梱包製材の国内最大手オービス(広島県福山市、御輿岩男社長)は、急ぎ注文の熱処理梱包対応、熱処理外注や横持ち費用の軽減から本社工場内に熱処理用の全自動木材乾燥設備(新柴設備)を設置。今月8日に全植検協から熱処理認定(47−09番)を受け、熱処理梱包材の出荷を開始した。(詳しくは日刊木材新聞17年7月21日付1面で) |
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米国の新設住宅着工、上半期で100万戸突破
戸建ては過去最高ペース |
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05年1〜6月の米国民間新設住宅着工戸数(米国商務省集計、速報)は101万3600戸(前年比5・1%増)、早々と100万戸を突破した。78年以来の200万戸台乗せの可能性も強まっている。米国新設住宅需要は過去最長で歴史的な高水準を持続しており、とくに一戸建ては04年の最高記録を上回るペース。(詳しくは日刊木材新聞17年7月21日付1面で) |
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小売店はいま、イワサカ(鳥取)
材工販売に力を注ぐ “木に本気”を社是にまい進 |
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イワサカ(鳥取県、岩坂将社長)は、物販だけでなく製材、加工設備の活用や資格者の社員教育を重視し、材工込みの施工販売に注力する。(詳細は日刊木材新聞17年7月21日付7面で) |
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斉藤林業、燻煙炭化炉乾燥機を建設
国内最大級の600立方メートル入 |
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斉藤林業(群馬県沼田市、斉藤英之社長)は製材廃材、オガ粉などの木質バイオマス燃料による燻煙炭化炉乾燥プラントを建設した。容量は炉2基で合計600立方メートルと国内最大級。丸太からの乾燥が可能で、乾燥コストを下げることによって国産材活用を図り、山の再生につなげていきたい方針。(詳しくは日刊木材新聞17年7月21日付8面で) |
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固定金利10年未満が88%
16年度民間住宅ローン実態調査 |
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国土交通省は、平成16年度の民間住宅ローンの実態に関する調査(住宅関連事業者向け)の結果を発表。提携ローンとして固定金利期間選択型(10年未満)が87.8%と前年比1.0ポイント減少したものの高水準であることが分かった。(詳しくは日刊木材新聞17年7月21日付8面で) |
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南洋材丸太、上半期は小幅プラス
入荷減少に歯止めか |
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今年上半期(1〜6月)の南洋材丸太の輸入量(検数機関速報)は、前年同期比2.1%増の75万7465立方メートルとやや増加した。(詳しくは日刊木材新聞17年7月20日付1面で) |
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製品の2,000円(立方メートル)値上げ目指す
日本北洋材協議会、丸太全面高で生産コスト高必至 |
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日本北洋材協議会(通善一洋会長)は15日、都内で定例会を開催し、産地情勢や市況動向について意見を交換した。(詳しくは日刊木材新聞17年7月20日付1面で) |
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マシサ社、MDF工場を新設
生産量300万立方メートルへ拡大 |
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南米の最大手木質ボードメーカーであるマシサ社(チリ・サンチャゴ市、ゴンサロ・ゼゲレスCEO)は、年内にチリ国内でMDF工場(年産70万〜80万立方メートル)を1工場新設し、グループ全体で年間300万立方メートル体制にする。(詳しくは日刊木材新聞17年7月20日付1面で) |
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会社探訪、門脇木材(秋田)
植林から製材まで一貫経営 林業経営の変革目指す |
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門脇木材(秋田県、門脇桂孝社長)は、「植林から製材品まで一貫経営」を展開している。「森林との共生」を経営コンセプトに、林業経営の変革を目指す。(詳細は日刊木材新聞17年7月20日付2面で) |
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島根県、杉の塗装型枠を採用
杉間伐材合板は浜田針葉樹工場で |
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島根県は、県産材や木質資源を生かした経済発展と環境保全の両立を図るため、平成16年度から「島根県木質資源活用維新計画」を策定。(詳しくは日刊木材新聞17年7月20日付8面で) |
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「オーマイティー」を全面改良
表面硬度向上とサネ形状見直し |
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松下電工は、高級複合フロア「オーマイティー」を全面改良し、受注を開始した。(詳しくは日刊木材新聞17年7月20日付8面で) |
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