日刊木材新聞 18年1月



商品特集 「シリーズ 新しい構造用面材(1) 合板―上―」
長尺需要の拡大図る
強度性能などで、支持高まる針構造用合板
  トップ写真 住宅や建物の耐震性能を向上させる目的で、構造上重要な部位に使用される構造用面材。
 阪神淡路大震災を経て、従来の2×4工法住宅の枠組壁工法に用いるように在来軸組工法にも屋根下地用、壁下地用、床下地用として幅広く普及している。今回は、構造用面材シリーズ第1弾として合板を紹介する。掲載企業は、住友林業クレスト、日新グループ、伊藤忠建材、石巻合板工業、林ベニヤ産業、松江エヌエル工業、丸玉産業、ジャパン建材、サン建材、三井住商建材、丸紅建材、CANPLY、ウエスト・フレーザー、トルコ・インダストリーズ。(詳細は日刊木材新聞18年1月28日付4〜7面で)


建材版『防犯建材』
4月1日から、性能表示に「防犯」追加
 

トップ写真 4月1日から、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の住宅性能表示制度における評価項目に「防犯に関すること」が新たに追加されることになった。
このことを契機に、各メーカーでは顧客に対する啓蒙活動を強化していく方針だ。掲載企業は、YKK AP、トステム、三協・立山ホールディングス、三和シヤッター工業、文化シヤッター(詳細は日刊木材新聞18年1月27日付4〜5面で)



INAX、環境時代の新トイレ開発
節水で工夫
   INAX(愛知県、杉野正博社長)は26日、業界ではじめて超節水型6リットル洗浄トイレ「eco6(エコシックス)」を開発したと発表。住宅機器業界の節水化に拍車がかかるはず。(詳細は日刊木材新聞平成18年1月28日付1面で)


傘下に4子会社体制
6月に三協立山アルミ設立
   三協・立山ホールディングス(富山県、要明英雄社長)は三協アルミ、立山アルミの経営統合を進めていたが、このほどホールディングス下に4つの子会社を収める新体制の構想を含む中期経営計画を発表した。(詳細は日刊木材新聞平成18年1月28日付1面で)


会社探訪、シモン・ルシエ社(ケベック州)
良質な広葉樹製品を提供 アスペンで日本市場開拓目指す
   シモン・ルシエ社(ケベック州、マリオ・ルシエ社長)は、日本最大手の単板メーカーである空知単板工業への原料供給にとどまらず、得意とするアスペン製材での日本市場開拓を模索している。(詳細は日刊木材新聞18年1月28日付2面で)


Rパイン集成平角、原料コスト大幅高に
ラミナ産地価格一段高
   欧州産針葉樹製材の日本向け輸出価格が全面高になっている。とくに北欧産レッドパインラミナは数量確保の面でもめどが立っていない。為替も再び日本円に対しユーロが強含んでおり、先物輸入コストは軒並み大幅上昇してくる。すでに欧州産Rパインラミナを原料とした集成平角は国内の量産各社が相次いで値上げを打ち出しているが、原料コスト高突き上げが一層厳しくなってくることから、製品販価の引き上げを速める必要が出てくる。(詳細は日刊木材新聞18年1月27日付1面で)


小売店は今612、三又建設製材部(秋田)
集成管柱がシェア拡大 製材から小売まで一貫体制
   三又建設製材部(下夕村基作社長)は、総合建設業及び製材所、一般製品販売業を行い住宅資材の供給基点としての役割を果たしている。(詳細は日刊木材新聞18年1月27日付7面で)


富岡プレカット、ライン新設
手加工減らし、効率化
  写真 富岡製材協同組合(富岡プレカット、群馬県甘楽町、永井光八理事長)は宮川工機の全自動プレカットライン(MPS―VX)を新設、稼動を始めた。複雑な加工物件へ対応するとともに、「ぐんま優良木材センター」と一体的な取り組みを推進し、県産材の需要拡大を図っていく。(詳細は日刊木材新聞18年1月27日付8面で)


17年度上半期、プレハブ住宅販売5・5%減
木質、鉄鋼、コンクリート系全てで
   プレハブ建築協会(樋口武男会長)がまとまた17年度上半期のプレハブ住宅販売戸数は8万9315戸で前年比5・5%減少した。減少は2半期連続で、上半期としては昭和59年以来の9万戸割れ。木質系、鉄鋼系、コンクリート系いずれも減少し、木質系は2桁減となった。(詳細は日刊木材新聞18年1月27日付1面で)


木造住宅約50%が補強必要
耐震改築期待値どこまで実現か
   わが国にある木造住宅の43〜53%が耐震補強を必要とする―。防災分野を担当するNPO法人が取りまとめたもので、地震国日本の上に立つ木造住宅の躯体構造の脆弱さを改めて知ることになったが、これらの耐震補強需要をいかにして取り込むかも業界の課題となっている。(詳しくは日刊木材新聞18年1月26日付1面で)


TMバイカル、年間12万m3の供給を計画
マーケティング兼ねKD販売に本腰
   三井物産と田島木材、ロシアの合弁会社であるTMバイカルは、今年度からアカ松タルキを主力とするKD製品の販売に本腰を入れていく。TMバイカルは年間12万立方メートルの製品供給を計画、このうち3割にあたる3万6000立方メートルをKD製品として供給。(詳しくは日刊木材新聞18年1月26日付1面で)


専門資格の創設など建築士法の改正提言
開業要件の強化も
   構造計算書偽装問題を受けて(社)日本建築家協会(小倉善明会長)は24日、建築士法の抜本改正を求める提言を国土交通大臣宛てに提出した。(詳しくは日刊木材新聞18年1月26日付1面で)


TOTO、R&Dセンター設立
2月にUD研究所も始動
   TOTO(福岡県、木瀬照雄社長)は、茅ヶ崎工場内にR&Dセンターを設立した。センター内にあるUD研究所はユニバーサルデザインの研究所としては国内最大規模となる。(詳しくは日刊木材新聞18年1月26日付8面で)


門型ラーメンフレーム単体の販売開始
単体でのニーズ高まる
   日東木材産業は、木造ラーメン構法の「K―3」構法の門型ラーメンフレームを単体で販売していく方針を明らかにした。(詳しくは日刊木材新聞18年1月25日付1面で)


初の共同ショールーム
岐阜市に開設、拠点集約化
   住生活グループ傘下のINAXとトステムは、グループ初の共同ショールームとなる「INAXトステムショールーム岐阜」を岐阜市に立ち上げた。(詳しくは日刊木材新聞18年1月25日付1面で)


戸建分譲住宅前年比13%増
日住協の11月実績
   日本住宅建設産業協会の会員32社が首都圏で供給した平成17年11月の戸建て分譲住宅は、前年比13・2%増の713戸だった。(詳しくは日刊木材新聞18年1月25日付1面で)


古材でリフォーム
古材をコンセプト資材に採用
   古材流通フランチャイズシステムの古材ぐるめを運営するヴィンテージアイモクは、団塊世代をターゲットとしたリフォームブランド「ヴィンテージリフォーム」を立ち上げる。(詳しくは日刊木材新聞18年1月25日付8面で)


住友林業クレスト、杉合板供給を本格化
下期は月7000m3の丸太投入めざす
   住友林業クレスト(東京都、高田幸治社長)の小松島事業所(徳島県小松島市)が国産杉を原料にした「杉合板」の供給を本格化した。(詳細は、日刊木材新聞平成18年1月24日付1面で)


インターフォー・クイーンズボロ工場操業を再開
プレーナ設備は31日から
   インターフォー(BC州バンクーバー、ダンカン・デイビス社長CEO)は19日、クイーンズボロ製材工場の操業を17日から再開したと発表した。(詳細は、日刊木材新聞平成18年1月24日付1面で)


後藤木材、金物プレカットライン導入
地域密着も強化
   後藤木材(岐阜市、後藤直剛社長)は、金物工法の増加に対応するため各務原プレカット工場に金物工法兼用の横架材ラインを更新・導入することを決めた。(詳細は、日刊木材新聞平成18年1月24日付8面で)


グリーン購入法見直し
(1)合法性とは何か、ほか
   来年度(4月)から見直されるグリーン購入法の基本方針で、国等が調達する木材には合法性と持続可能性の証明が求められるようになる。法律の概要と背景を4回連載で紹介する。(詳細は、日刊木材新聞平成18年1月24〜27日付各8面で)


シベリア貨車13%前後の値上げ要請
ロシア材丸太・製品値上げの懸念も
   シベリア方面からの貨車料金に12〜14%幅での値上げ要請が年初から強まっている。(詳細は、日刊木材新聞平成18年1月24日付1面で)


地方版特集『旭川地区、大雪山系に育まれた木材業』
広葉樹主産地の栄光を継承
  トップ写真 道内での広葉樹資源の減少から、原料の多くをロシアやカナダに頼らざるを得ず、国際的な価格競争の波にさらされるなど課題を抱えつつも広葉樹の集散地としての歴史を背負い、新たな道を模索し続ける旭川地区の企業を訪ねた。(詳細は日刊木材新聞18年1月17日付6〜7面で)


ハウジング版『改めて問う 木造住宅各社の構造安全対応』
性能表示制度だけで大丈夫か
 

トップ写真 今回の日刊木材新聞ハウジング版では、大手住宅会社、地域ビルダーなどの木造住宅構造安全性確保に向けた最新の取り組みをまとめた。掲載企業は、ポラスグループ、ハセベ、エヌ・シー・エヌ、原工務店、ナカジマホーム、夢ハウス、原田木材、大昇、ウンノハウス、積水ハウス、住友林業、小林住宅工業。(詳細は日刊木材新聞18年1月19日付3〜6面で)



ジューテック、一括発注システムを開発
WOS(ウォズ)、1画面で処理
   ジューテック(東京都、足立建一郎社長)は、メーカー、卸、建材店をつなぐサプライ・チェーン・マネジメントシステムを開発した。3年間の開発期間を経て汎用性を高め、1画面で処理する利便性が特徴。(詳細は日刊木材新聞18年1月21日付1面で)


05年米国住宅着工、史上2番目の高水準
総戸数206万戸強
   05年の米国民間新設住宅着工数は206万4700戸(前年比5・6%増)、78年以来の200万戸突破となった。とくに一戸建て戸数が堅調。(詳細は日刊木材新聞18年1月21日付1面で)


山佐木材、ヒノキ集成土台を本格販売
ホウ酸塩防腐・防蟻処理で機能向上
   山佐木材(鹿児島県、佐々木幸久社長)が年明けから関東地区のビルダー向けにヒノキ集成土台の出荷を開始した。特徴は、生物へ無害、揮発しづらく効果が長い、金物や釘に反応しないなど。(詳細は日刊木材新聞18年1月21日付8面で)


ナイス、2×4注文住宅から撤退
ナイスハーティホームとナイスコミュニティー合併
   ナイス(横浜市、平田恒一郎社長)は、子会社で2×4工法注文住宅会社を4月に、住宅管理会社のナイスコミュニティーと合併し、2×4住宅事業から撤退することを発表した。(詳細は日刊木材新聞18年1月21日付8面で)


ロシアで初のKD単板合弁
セイホクが技術指導
   双日はロシア極東でKD単板会社を設立することを明らかにした。来年8月に稼動する計画で目下、最終調整段階にある。技術指導はセイホクが担当し、製品も引き取る。日露間の単板プロジェクトは初めて。(詳細は日刊木材新聞18年1月20日付1面で)


EUの化学物質規制、梱包用資材に波及
MSDSや証明書求める声強まる
   EUが03年2月に公布した「電気・電子機器に対する化学物質規制指令「電気電子部特定有害物質の使用制限(RoHS)」の今年7月の発効を前に、梱包用資材でも規制対象となる化学物質が基準値以下であることの証明を求める声がエンドユーザーから強まっている。すでに一部の輸入業者や問屋では「化学物質安全データシート(MSDS)」の交付や自社証明書を発行するなど、対策を講じる動きが出ている。(詳細は日刊木材新聞18年1月20日付1面で)


日新グループ、値上げ
合板全商品で価格転嫁
   西日本の有力合板メーカーの日新グループ(日新、湖北ベニア、西日本海合板、島根県合板協同組合浜田針葉樹工場)は21日から針葉樹構造用合板、針葉樹長尺、南洋材長尺特寸、2次加工用台板合板など合板全商品を値上げする。原料丸太、接着剤の高騰や為替などによるコスト高が要因。(詳細は日刊木材新聞18年1月20日付8面で)


双日、ロシア・中国からアカ松KD完製品の輸入拡大
シブミックス復活、満洲里拡張
   双日はロシア産及び中国挽きアカ松KD製材品の輸入を拡張する。年間22万立方メートル余を見込み、大陸貿易に次ぐ大手のアカ松輸入会社となる。(詳しくは日刊木材新聞18年1月19日付1面で)


志田材木店、全自動プレカット加工機を導入
複雑・大規模加工に対応
   志田材木店(新潟県長岡市、志田修一社長)は、ドイツ・フンデガー社の全自動プレカット加工機を新設、稼働を開始した。(詳しくは日刊木材新聞18年1月19日付1面で)


住宅保証機構、住宅性能保証制度を拡充
10年延長保証や地盤保証など
   財団法人住宅保証機構では、平成18年度から従来の住宅保証制度を拡充し、地盤保証会社との連携での住宅性能保証制度(瑕疵保証)の制度構築や10年延長保証制度の創設、免責期間の廃止など、登録業者等のニーズに基づいた制度拡充を図っていく方針を決めた。(詳しくは日刊木材新聞18年1月19日付8面で)


丸七ヒダ川ウッド、桧背割なし乾燥材を供給
高気密、金物工法にも対応
   丸七ヒダ川ウッド(岐阜県七宗町、杉山計弘社長)は、桧並材背割なし乾燥材「プレミアムドライウッド」(PDW)の生産を始め、外断熱2重通気工法のソーラーサーキット(SC)工法を採用する工務店・ビルダーに向けて、施工後の狂いが生じにくい構造材として供給を行っていく。(詳しくは日刊木材新聞18年1月19日付8面で)


金物プレカットライン増設
専用の柱加工機導入
  写真 イーグルプレカットの大森木材はこのほど、集約拠点である新城工場(新城市)に金物工法用の柱材加工機を新たに導入、稼働を開始した。(詳しくは日刊木材新聞18年1月18日付1面で)


設計責任の明確化など議論
賠償保険加入義務化には慎重論も
   構造計算書偽装問題で再発防止策を検討している国土交通大臣の諮問機関、社会資本整備審議会基本制度部会(部会長=村上周三慶大教授)の第2回会合がこのほど開かれ、現行法制度の問題点や見直し案などについて意見交換した。(詳しくは日刊木材新聞18年1月18日付1面で)


3千円値上げへ
九州の外材製材各社
   九州の外材国内挽きメーカー各社は昨年暮れから製品の3000円(立方メートル)値上げを販売先に要請している。(詳しくは日刊木材新聞18年1月18日付1面で)


D15・無背割桧を開発
秋には国産材ホール建設へ
   東京大学の安藤直人農学生命科学研究科教授とエンゼルハウスは昨年12月末、“国産材利用促進のための木材乾燥技術の確立”に向けた共同研究を中間発表。(詳しくは日刊木材新聞18年1月18日付8面で)


買取り担保に銀行融資
資産価値高めて森林整備を促進
   原木伐採からの受注生産を手がけるベネフィット森林資源協同組合は、来年度から購入予定の原木に買い取り保証を付与することで、金融機関が山林所有者に対し予定価格の70%まで融資できるようにする新しい金融システムの実証実験を始める。(詳しくは日刊木材新聞18年1月18日付8面で)


セイホクグループ、針葉樹構造用合板再値上げ
21日出荷分から12ミリ厚780円に
   セイホク(井上篤博社長)グループの各合板メーカーは、主力の針葉樹構造用合板12ミリ厚や24ミリ、28ミリの厚物価格を21日出荷分からもう一段の値上げを図る。(詳細は、日刊木材新聞平成18年1月17日付1面で)


21世紀住宅研究所、ベトナムでCAD入力
   21世紀住宅研究所(東京都)は、CAD入力作業の一部を提携会社を通じてベトナムで開始した。海外でのCAD入力によりコストダウンを推進していく。(詳細は、日刊木材新聞平成18年1月17日付1面で)


サイプレス・スナダヤ、桧構造材事業に参入
小断面構造用集成材軸に
   米材製材大手のサイプレス・スナダヤ(愛媛県西条市、砂田和之社長)は業容多角化の一環で桧製材、集成材事業に乗り出す。(詳細は、日刊木材新聞平成18年1月17日付1面で)


丸和新工場、2月に稼動
機械製造・修理の一貫体制
  写真 製材・木工機械商社の丸和(富山市、林克己社長)が新工場を建設する。4箇所に分散していた工場・倉庫を集約し、製造・修理・販売までの一貫体制を整える。。(詳細は、日刊木材新聞平成18年1月17日付8面で)


国産材時代支える素材生産−中国地方の有力素材生産者−
機械化で競争力アップ
  トップ写真 国産材は昨年、原木市場の平均価格が一時的に1万円を割るという歴史的な安値を記録した。一方で集成材や合板といった原料を大量に消費する大型工場が新たな需要先として台頭したのも昨年。皮肉にも値下がりしたことでむしろ魅力が高まったとも言える国産材だが、安定供給という点では課題もある。機械化によって素材生産コストを削減し安定供給に励む中国地方の有力な素材生産者の姿を追った。掲載企業は、大林産業、伸和産業、竹光産業、向井林業、山崎木材。(詳細は日刊木材新聞18年1月12日付4〜5面で)


ポラテック、滋賀工場9月生産開始
35億円投資で最大月産能力3万坪
 

 ポラテック(埼玉県、中内晃次郎社長)は今年9月の生産開始予定で、滋賀県甲賀市に木造軸組プレカットの新工場を建設する。第1期、第2期合計した総投資額は35億円。(詳細は日刊木材新聞18年1月14日付1面で)



J建材、持ち株会社へ
戦略的グループ経営を強化
   ジャパン建材(東京都、中本敏宏社長)は12日、10月1日をめどに持ち株会社へ移行することを決めた。同社の営業を継承する分割準備子会社としてJKC(株)を2月1日に設立することを決めた。持ち株会社の下に各事業会社がぶら下がることになる。(詳細は日刊木材新聞18年1月14日付1面で)


グリーン購入法、基本方針に合法要件盛る
団体証明は自主性を重視
   環境省は10日、グリーン購入法の調達品目とその判断基準の見直し案を公表。付随して林野庁が作成する合法性証明のガイドラインも公表した。ガイドラインでは合法性の定義、証明方法、証明書の保管などのほか、今後設置する協議会でガイドラインを見直すことも明記している。(詳細は日刊木材新聞18年1月13日付1面で)


北製協、脱デフレを宣言
製品価格の見直しが急務
   日本北洋材製材協議会の通善一洋会長は10日、都内で開かれた定例会で「会を挙げて製品の脱デフレを宣言していく」意向を明らかにした。ロシア材の大量購入を続ける中国の動きを例に、「現状の製品価格では(丸太が買えず)中国ほか他国にやられる。製品価格を上げないことには世界と競争できない」と価格の見直しを訴えた。(詳細は日刊木材新聞18年1月13日付8面で)


滋賀木造住宅協会が耐震測定サービス
   地場ビルダーの滋賀木造住宅協会(近江八幡市)は物件の引渡し前に住宅の耐震強度の測定を行うサービスを始めた。家に力を加えて揺らす方式ではなく、家の重心を算出し、その重心に固有の振動を発生させる装置を設置して振動が伝わる速さなどをコンピュータで解析する。(詳細は日刊木材新聞18年1月13日付8面で)


双日、ソロモン初のFSC認証材の独占輸入権を確保
原木輸入でCOC認証も
  写真 双日はこのほど、ソロモン諸島の植林会社コロンバンガラ・フォレスト・プロダクツ(KFPL)から伐採されるFSC認証原木の日本、韓国などのアジア諸国への独占販売権を確保した。今月から輸入を開始する。(詳しくは日刊木材新聞18年1月12日付1面で)


アスベスト総合対策まとまる
救済新法を国会提出、関連法改正も
   政府の「アスベスト問題に係る総合対策」が12月27日、まとまった。既存の法律で救済されない被害者の隙間ない救済、今後の被害を未然に防止するための対応、国民の不安解消――の3点が柱。(詳しくは日刊木材新聞18年1月12日付1面で)


泉林業、認定事業体に
SGEC認証林20万ヘクタール突破
   「緑の循環」認証会議(SGEC)は12月26日、2件の森林認証と1件の認定事業体を新たに認証した。これで認証林は計20万4872ヘクタールとなる。(詳しくは日刊木材新聞18年1月12日付1面で)


斎藤木材工業、信州カラ松集成材で大型木製水槽を開発
ビルや工場向け供給に乗り出す
  写真 斎藤木材工業(長野県、斎藤廣社長)は、自社製の信州カラ松集成材を用いた大型木製水槽の商品化に成功した。大型ビル・共同住宅や工場向けなどの需要に対応する。(詳しくは日刊木材新聞18年1月12日付8面で)


ホームセンター経営統合
DJホールディングス設立ヘ
   ホームセンターのカーマ(愛知県刈谷市、久田宗弘社長)、ダイキ(愛媛県松山市、山下雄輔社長)、ホーマック(札幌市、柴田憲次社長)の3社が検討を進めていた共同持ち株会社が9月に発足する。(詳しくは日刊木材新聞18年1月12日付8面で)


長物専用設備を導入
合理化と品質向上に
   米松製材のマルホは、4メートルを超える長尺角物専用のラインをこのほど設備し、年明けから試験稼働に入った。(詳しくは日刊木材新聞18年1月11日付1面で)


南洋材合板再値上げ
原料コスト高で採算悪化
   大船渡プライウッドは、5日出荷分から南洋材合板(9〜30ミリ厚など)を5〜10%幅での値上げを実施した。(詳しくは日刊木材新聞18年1月11日付1面で)


CADサービス開始
OSMネットワーク
   OSMネットワークが昨年11月1日付で設立され、年明けから本格営業を始めた。(詳しくは日刊木材新聞18年1月11日付1面で)


『激動の10年』-2006年新春特集号-
古い習慣一掃、着実に生まれ変わろうとしている
  トップ写真 この10年間、木材建材業界また住宅産業界はかつてない激動に直面した。日刊木材新聞では今年を10年間の変革の仕上げの年と位置づけ、この激動の10年を総括するとともに、次に向けての展望を製材、構造用集成材、合板、建材、木質建材、住設機器、メガ問屋登場、プレカット、商社、市売、大型小売、住宅金融、商品決済、生産、産業の空洞化、パワービルダー、賃貸大手、住宅再編淘汰、労働の各分野でまとめた。(詳細は日刊木材新聞18年1月1日付2〜18面で)


『地球温暖化対策に取り組む(上、下)』―2006年新春特別号―
環境適合性が重要な経営方向性に
 

写真 木材・建材業界、住宅業界の環境経営への意識は着実に高まっており、CO2排出削減についても具体的な数値目標を示して取組むところも出ている。日刊木材新聞では”地球温暖化防止に取り組む”として、先進的な環境経営経営を実践する企業を紹介する。掲載企業・団体は、山の加工場ネットワーク、日本製紙グループ、フルハシ環境総研、ウッドワン、銘建工業、中国木材、積水化学工業、宮本工業、王子木材緑化、東京ボード工業、テンベック、緑の循環認証会議、日本のFSC認証など。(詳細は日刊木材新聞社18年1月1日付20〜22面、6日付12〜13面で)



銘建工業、杉集成管柱生産へ
杉ラミナにメド
  写真 構造用集成材の大手、銘建工業(岡山県、中島浩一郎社長)が杉ラミナの集成管柱を今年から生産する。欧州1本の原料依存への不安感と国産材ラミナ供給の協力企業にメドがついたため。(詳細は日刊木材新聞18年1月7日付1面で)


建築研究所、完全自立の住宅用エネルギーシステム
実用化に向け検証実験
   建築研究所(茨城県、山内泰之理事長)は電気2重層キャパシタを使った蓄電システムの開発、製造などを手掛けるパワーシステム(横浜市、寺尾一郎社長)と共同で、蓄電装置を組み込んだ住宅用エネルギーシステムの検証実験をはじめた。(詳細は日刊木材新聞18年1月7日付1面で)


丸紅、インドネシアで植林・パルプ事業
木質ボード、建材加工も視野に
  写真 丸紅はインドネシアで植林・パルプ事業を展開する。このほど、2つの事業会社の株式過半を買収し経営権を取得した。植林面積は19万ヘクタールと世界最大級だが、余剰植林木を活用して、木質ボード・建材事業への展開も検討していく。(詳細は日刊木材新聞18年1月6日付1面で)


FLT、製材工場(フィンランド)を買収
ラミナ調達の強化図る
  写真 フィンランド・ラミネーテッド・ティンバー社(FLT)の代表であるアンティ・バユリネン氏と森川正文氏は、このほど個人名義でフィンランドのイイサルミ製材(株)の株式をそれぞれ3分の1ずつ取得、新社長には同じく株式の3分の1を取得したペルッティ・ハマラネン氏が就任する。今回の買収により、ラミナ調達のための基盤を確立したと言える。(詳細は日刊木材新聞18年1月6日付1面で)


主要外材需要1800万m3台へ
05、06年外材需要予測、総量減少傾向に拍車
   外材総合需給連絡会(事務局=日本木材輸入協会)はこのほど06年の主要外材需給見通しをまとめた。丸太・製材合算の需要総量は1890万立方メートル台に突入、新局面に。(詳しくは日刊木材新聞17年12月29日付1面で)


インドネシアで改正JAS法説明会
ムトゥアグン・ルスタリ社
  写真 インドネシアの登録外国認定機関(RFCO)のムトゥアグン・ルスタリ社(ジャカルタ)は15日、ジャカルタ市内のホテルで、06年3月から施行される改正JAS法の説明会を開催した。(詳しくは日刊木材新聞17年12月29日付1面で)


緊急調査委員会「耐震偽装、見抜くのは困難」
制度の不備を主張
   構造計算書偽装問題に関する緊急調査委員会(座長=巽和夫京大名誉教授)の第2回会合が26日開かれた。検査機関側は現行制度の限界を指摘した上で、何らかの制度上の対策を設けない限り偽装を見抜くことは困難と主張した。(詳しくは日刊木材新聞17年12月29日付8面で)


渋谷工業、SBIパートナーズと業務提携
製材・建材の新会社設立
   渋谷工業(奈良県、渋谷守社長)は、不動産コンサルティング事業など不動産関連事業を展開するSBIパートナーズ(東京都、相原志保社長)と業務提携し、新会社「SBIマテリアルバンク」を設立した。資本金は1億円。(詳しくは日刊木材新聞17年12月29日付8面で)


募集人員の2・6倍に
住生活グループ早期希望退職
   住生活グループ(東京都、水谷千加古社長)は、かねてより募集していた早期退職希望者が、予想人員の2・6倍となる1573人に上ったと発表した。(詳しくは日刊木材新聞17年12月29日付8面で)


国交省、総額で5%減
重点事業に地震防災対策など
   06年度の政府予算案が24日、決定した。(詳しくは日刊木材新聞17年12月28日付1面で)


来年4月、安宅を合併
建材営業で3000億円企業に
   住友林業は26日、安宅建材を来年4月1日で合併することを決定した。(詳しくは日刊木材新聞17年12月28日付1面で)


ゼファー、創建ホームズに
エヴァソン社の株式譲渡で合意
   創建ホームズとゼファーはゼファーの子会社で輸入住宅会社のエヴァソンマッコイホームズの株式を譲渡し、創建ホームズの子会社化することで合意した。(詳しくは日刊木材新聞17年12月28日付1面で)


大型乾燥機を増設
近く杉KD平角を本格生産
  写真 二宮木材は、新たにエノ産業製の木材乾燥機=EH―100型(高温・50立方メートル)を導入した。(詳しくは日刊木材新聞17年12月28日付8面で)


製品・丸太とも値上げ
輸入コスト高が直撃
   米協京浜支部(榎戸正人支部長)は26日に例会を開催、米材製品・丸太の需給、価格動向について意見交換を行った。(詳しくは日刊木材新聞17年12月28日付8面で)


金融問題検討会、林業公社等の支援要請
森林整備に重要な役割
   多額の負債を抱える林業公社の経営改善に向け、森林県連合と農林漁業金融公庫らが設立した「林業公社等にかかる金融問題検討会」が、「公益的機能を重視した施業のために金融支援が必要」との共同アピールを発表した。(詳細は、日刊木材新聞平成17年12月27日付1面で)


MPB被害森林850万ヘクタールに大幅拡大
カナダBC州林業省発表
   カナダ・BC州政府林業省は05年度BC州森林の虫害状況を発表、マウンテンパインビートル(MPB)の被害にさらされているロジポールパインを中心とした被害が850万ヘクタールへと大幅に拡大したと報告した。(詳細は、日刊木材新聞平成17年12月27日付1面で)


良質ポプラLVL、中国のISPM規制対象外を確認
森口商店ほか供給の製品
   来年1月から中国での木製梱包材のISPM No.15規制適用にあたり、粗悪品が増えているポプラLVL製品に対して規制対象外扱いに疑問が出ている件で、森口商店(兵庫県)などの取り扱い業者が、中国産ポプラLVL良質材の安全確認を中国側から取り付けた。(詳細は、日刊木材新聞平成17年12月27日付8面で)


アーキビジョン21、木造ユニット住宅で大臣認定
建築確認で手続き簡略化
   住宅会社のアーキビジョン21(北海道千歳市、丹野正則社長)は木造ユニット住宅「ACT−2工法」で国土交通大臣の認定を取得、建築確認申請時に構造関係の図書提出が省けるという。(詳細は、日刊木材新聞平成17年12月27日付8面で)


カメラルポ・盛況のエコプロダクツ2005
関心集まるエコライフ
  写真 12月15〜17日の3日間東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2005」には過去最高の502企業・団体が出展し、約14万人が入場。その模様をカメラでルポした。(詳細は、日刊木材新聞平成17年12月27日付4面で)