日刊木材新聞 18年2月



建材版『わが社のトータルコーディネート』
高度に洗練された手法で、より豊かな生活構築へ
  トップ写真「トータルコーディネート」「総合化」「空間提案」―言葉は様々だが、これらはみな、消費者が住宅を新築、あるいはリフォームする場合に住宅の外装・内装のイメージを喚起しやすくすることを目的としたものだ。企業側にとっても、「パック購入」によって、採用される商品が増える可能性がある。今回の日刊木材新聞建材版では、最新のトータルコーディネートの手法についてレーポートした。掲載企業は、TDYアライアンス、ムジ・ネット、トステム、旭トステム外装、三協アルミ・立山アルミ、東京ブラインド工業。(詳細は日刊木材新聞18年2月22日付4〜6面で)


商品特集『シリーズ 新しい構造用面材(2)木質ボード』
構造用途への需要拡大図る
 

トップ写真 住宅の下地材(屋根下地用、壁下地用、床下地用)として使用されている構造用面材は現在、国産針葉樹合板がダントツのシェアを占めている。だが、その需要を狙って木質ボード(OSB、パーティクルボード、MDF)の構造用途を進める動きが年々高まってきている。今回は内外の木質ボードで構造用を生産している企業・団体や輸入・販売している企業を特集している。掲載企業は、ホクシン、日本ノボパン工業、ノダ、セイホク、日本繊維板工業会、エインズワース・ランバー社、フリッツ・エガー社、クロノプライ社、クロノポール社、ジャパン建材、サン建材、和以美。(詳細は18年2月25日付4〜7面で)



新潟合板振興、越後杉合板を販売
全層杉で厚さは5種
  写真 新潟合板振興(新潟市、大鹿三郎社長)は3月1日から新潟県産杉を使用した「越後杉合板」を販売する。新潟県の認定製品となる。全層杉で厚さは9、12、15、24、28ミリ(9、15ミリは受注生産)。(詳細は日刊木材新聞18年2月25日付1面で)


05年複合フロアは需給ともに増加
床暖房など機能床好調
   日本複合床板工業会が集計した05年の複合フロア需給は、住宅着工が好調だったこともあり生産、出荷ともに増加した。出荷量の前年比プラスはこれで3年連続。(詳細は日刊木材新聞18年2月25日付1面で)


丸紅建材、丸紅ランバーを子会社化
木材製品営業を強化
   丸紅建材(東京都、浅野弘紹社長)は22日、丸紅の全額出資子会社である丸紅ランバー(新潟県北蒲原郡、天野正昭社長)の全株式を買い取り、子会社化することを明らかにした。28日に株式譲渡契約を結ぶ。丸紅建材は丸紅ランバーの住宅資材加工能力や国産材製材品を中心とする木材製品販売の営業網を活かし、木材・建材販売力を強化する。(詳細は日刊木材新聞18年2月24日付1面で)


佐々木木材防腐、薬剤注入方法で特許
圧縮+インサイジング加工で
  写真 佐々木木材防腐(前橋市、佐々木国雄社長)は木材の薬剤注入方法及びその木材で特許を取得した。木材を圧縮整形したあと、インサイジング加工して薬液の浸潤度を高める方法。国産カラ松や米松など薬液が浸透しにくい樹種の活用が期待される。(詳細は日刊木材新聞18年2月24日付8面で)


外材丸太、需給しぼむ
製材品は北洋材増加、米材大幅減
   05年の主要外材需給は丸太、製材品とも多くの品目で一段と縮小。丸太入荷計は1000万立方メートル割れ寸前まで減少し、製材品も米材を中心に減少が目立つ。(詳細は日刊木材新聞18年2月23日付1面で)


需要増で物流拠点を拡張
月間取扱量2000立方メートルへ
   FLT三重(三重県伊賀市、川崎信哉社長)は、Wウッド集成平角の供給が限られてきたことで全国から大口注文が増加。近く月間2000立方メートルの扱いを目指し倉庫を拡大、在庫能力も強化する。(詳細は日刊木材新聞18年2月23日付1面で)


NZ材製材協、3月から2000円値上げ
チリ輸入製品含め全国的に高値へ
   日本ニュージーランド材製材協議会の会員は、各社とも存続の危機打破に向け3月を起点に製材品現行価格から2000円値上げを打ち出す。(詳細は日刊木材新聞18年2月23日付8面で)


アイダ設計、中国にCADセンター
分譲設計移し注文住宅を強化
   戸建て分譲住宅大手のアイダ設計(埼玉県さいたま市、會田貞光社長)は、中国にCADセンターを設立したと発表した。分譲住宅のCAD設計業務を移管する。(詳細は日刊木材新聞18年2月23日付8面で)


室内ドア、月6万本に上方修正
2割増でトップシェア狙う
   永大産業は20日、室内ドアの販売量を月間5万本とする初期の目標がほぼ達成可能な段階に入ったとして、来年度はさらに20%積み増し、月間6万本とする新たな中期経営計画の概要を明らかにした。(詳しくは日刊木材新聞18年2月22日付1面で)


3年連続で前年増
地域間格差の拡大目立つ
   平成17年(1〜12月)の石膏ボード需給は、生産量が前年比ほぼ横ばいの5億6548万5000平方メートル、出荷量は同比1%増の5億6634万5000平方メートルと、ともに微増ながら、3年連続の前年比増を達成した。(詳しくは日刊木材新聞18年2月22日付1面で)


産地価格過去最高値に
米松KD小角
   BC州産米松KD完製品の日本向け輸出価格が過去最高値水準に入った。(詳しくは日刊木材新聞18年2月22日付1面で)


大倉工業、化粧合板値上げ
台板、化成品コスト高吸収へ
   大倉工業は21日、各種化粧合板を3月1日出荷分から10〜13%値上げすることを発表した。(詳しくは日刊木材新聞18年2月22日付8面で)


住友林業、全社有林で森林認証取得へ
小面積皆伐に切り換え
   住友林業(東京都、矢野龍社長)は、同社が国内に保有する山林全山で日本独自の森林認証である「緑の循環」森林認証(SGEC)の取得に向け、(財)日本森林技術協会と業務委託契約を結んだ。(詳細は、日刊木材新聞平成18年2月21日付1面で)


SPF2x4製材、産地値続伸
J、輸入コスト4万円超え
   SPF2x4住宅用製材の日本向け輸出価格が続伸。3月積み2x4〜8(Jグレード)で470ドル(C&F、1000BM、ノミナル)まで上昇、輸入コストは4万円(オントラ、立方メートル、KD換算)を超えてくる。


カラ松丸太の先高観強まる
4月めどに立方2000円値上げ
   北海道カラ松製材協議会(秋元紀幸会長)加盟の製材メーカーは、丸太コストの先高観を背景に各社で顧客に対し製品2000円高を要請していく。(詳細は、日刊木材新聞平成18年2月21日付8面で)


門型フレーム加工機を導入
マノモク、狭小地向けなど照準
   マノモク(愛知県豊田市、真野穣司社長)は、門型フレームの加工機を導入し、「フレームシステム門型ラーメン構法」のフレーム供給を開始した。(詳細は、日刊木材新聞平成18年2月21日付8面で)


ケイモクのガーデニングファニチャー
デザイナー、設計士など関心
   ケイモク(広島県福山市、持井盛利社長)は高温乾燥木材のサーモウッドを使用したガーデニングファニチャー商品を東京のギフトショーに出品した。(詳細は、平成18年2月21日付7面で)


第15回ジャパン建材フェア、メーカー200社余りが参加、ダイナミックな展示会
売上高・集客数で目標上回る
  トップ写真 ジャパン建材(東京都、中本敏宏社長)は10、11日の両日、東京ビッグサイトで「第15回ジャパン建材フェア」を開催。同フェアには、全国の建材・住設・基礎資材(合板、LVL、木材等)メーカー200社余りが参加、所狭しと各製品を陳列し、国内最大級の住宅資材総合展示即売会の醍醐味を味わえるように工夫されていた。(詳細は日刊木材新聞社18年2月18日付6面で)


西垣林業、杉FJ、KD間柱の生産開始
外材へ対抗
 

 西垣林業桜井本社(奈良県、西垣泰幸社長)の国産並材工場が主要設備を導入し、杉FJ・KD間柱などの生産開始。地場材、近隣県産材などを活用し、欧州産WウッドKD間柱などに真っ向から対抗する。(詳細は日刊木材新聞18年2月18日付1面で)



複合フロア、製造コスト高に苦しむ
普及品中心に値上げへ
   複合フロアの製造コスト高が再燃。基材などの原料高が響いているもので、フロアメーカーは製品価格の値上げや市況動向の注視、定価改定などに取り組んでいる。(詳細は日刊木材新聞18年2月18日付1面で)


丸美産業、マンション間仕切りでポプラLVLを提案
現場まで配送も好評
   丸美産業(名古屋市)は昨年、ISO14001を取得し、06年度の環境方針として人工林製品の拡販を掲げて、中国製のポプラLVLのマンション間仕切り材の販売を強化している。(詳細は日刊木材新聞18年2月18日付8面で)


西北プライウッド、大型国産材構造用LVLラインが完成
国内初、最長6mまで製造可能に
  写真 西北プライウッド(東京都、井上篤博社長)の構造用LVLラインが完成し、21日ごろから本格稼動する。生産能力は月間1000立方メートルで、原料は国産材杉や北洋材カラ松などが主体。大型の国産材構造用LVLラインは初めて。(詳細は日刊木材新聞18年2月17日付1面で)


ニチハ、不燃素材の耐力下地面材を開発
壁倍率3・0取得、完全無石綿製品
  写真 ニチハ(名古屋市、井上洋一郎社長)は窯業系サイディングと同じ不燃系の素材を使用した「モエン耐力下地面材」(壁倍率3・0倍=910ミリ幅)を開発、発売した。耐震性だけでなく、防火性や遮音性などに優れた完全無石綿の製品で、新築・リフォーム時の外壁下地材として関東以西を中心に販売していく。(詳細は日刊木材新聞18年2月17日付1面で)


TSドライ、新月期伐採など葉枯らし天乾材を出荷
原木と製材をネットワーク化
  トップ写真 天竜地域中心の原木販売と製材工場で構成するTSドライグループは「少しでも原木に良いことなら」と新月期伐採に取り組み、伐採時期の証明などのために原木のバーコード管理や出荷証明を行っている。(詳細は日刊木材新聞18年2月17日付8面 で)


吉貞、中国で合弁会社
CAD入力業務に本腰
   吉貞(高崎市、吉田貞隆社長)は中国で合弁会社を設立し、プレカットCAD入力業務を本格化する。国内で10日前後かかっていたプレカットの見積もり業務を4〜5日で対応。人件費などのコスト削減を図るとともに、他社プレカット工場からの外注にも対応する。(詳細は日刊木材新聞18年2月17日付8面で)


キーテック、足場板を2段階で値上げ
原料コスト高で採算悪化
   南洋材合板・LVLメーカーのキーテック(東京都、青木慶一郎代表取締役専務)は、高騰する原材料コストの転嫁を目的に、2月20日出荷分から足場板(南洋材合板製)を現状価格より10%値上げし、3月20日出荷分からはさらに13%値上げを図る。(詳細は日刊木材新聞18年2月16日付1面で)


窯業系サイディングの需給、生産・出荷とも前年比微増
新築住宅採用比率7割に
   平成17年の窯業系サイディングの需給は生産・出荷とも前年比微増、3年連続プラスに。ただし新築住宅における採用比率が7割に達していることから、成長はほぼ頭打ちとの見方も。(詳細は日刊木材新聞18年2月16日付1面で)


会社探訪、スカイ(静岡)
あらゆる注文に対応 今秋、新工場と展示館開設
   東海地区最大級のプレカット工場であるスカイ(静岡県、金澤康昭社長)は、業(なりわい)として成熟期に入ったプレカットについて、単体加工から総合システムへの「進化」促進に力を入れている。(詳細は日刊木材新聞18年2月16日付2面で)


サプライヤーズクラブ設立
戸建て賃貸・ユニキューブを普及
   安成工務店(山口県下関市、安成信次社長)とハイアスアンドカンパニー(東京都、濱村聖一社長)が開発・展開する戸建て賃貸・ユニキューブは、全国ブランド化計画の一環として、会員による「ユニキューブサプライヤーズクラブ」を設立した。(詳細は日刊木材新聞18年2月16日付8面で)


インターフォー、米ツガ2×10を試験供給
第1便は手応え十分
   インターフォー(カナダBC州バンクーバー)は、カナダツガ2×10材(Jグレード)の試験的な日本向け供給を開始した。カナダツガ(HEM-FIR NORTH)としての強度の高さが特徴。(詳細は日刊木材新聞18年2月16日付8面で)


販売窓口を1本化
顧客の利便性追求
   セイホクグループの販社であるファミリーボードは今月21日付で、ホクヨープライウッド営業部、北日本プライウッド営業部、カリヤ営業部と業務統合することを明らかにした。(詳しくは日刊木材新聞18年2月15日付1面で)


05年米加産製材品入荷、製材品入荷は激減
産地の北米市場シフトが進む
   米加産製材・加工材の入荷が大幅に落ち込んだ。(詳しくは日刊木材新聞18年2月15日付1面で)


NZ林産合弁会社の売却を検討
ウェアーハウザー
   ウェアーハウザーのニュージーランド林産合弁事業会社であるネルソン・フォレスト・ジョイント・ベンチャーは12日、全資産の売却について検討を開始した。(詳しくは日刊木材新聞18年2月15日付1面で)


会社探訪、太田木材(福井)
工務店支援で国産材製品販売 展示場兼ねる倉庫建設
   プレカットメーカーの太田木材(福井県、太田博社長)は工務店との連携を強化し、工務店への営業サポート策として展示スペースを兼ねる倉庫を建設して国産材製品の販売をスタートさせる。(詳細は日刊木材新聞18年2月15日付2面で)


地域ビルダー戦略302、北信商建(長野)
技術を極めるFB工法 建主が一番の営業マン
   北信商建(長野県、相澤英晴社長)は、地域の気候風土にマッチした良質住宅で高い評価を得ている。省エネ志向が高まるなか、技術を極める「無暖房住宅」にも挑戦している。(詳細は日刊木材新聞18年2月15日付5面で)


小売店はいま613、小平木材(東京)
生き残りへ”違い”で差別化 ”顧客”ニーズに忠実に
   小平木材(東京都、小平亮治社長)は、「競争相手と少しでも違いを出す」(小平社長)を方針に掲げ、金額・数量がまとまる新築向けと利益率が期待できるリフォームをバランスよく手掛けることを目指している。(詳細は日刊木材新聞18年2月15日付7面で)


米松代替品にアカ松を
輸入原板再割しKD製品
   割物を主体に米ツガ、アカ松を製材する田丸木材工業はこのほどロシア産アカ松原板を再割した小割製品の販売に乗り出した。(詳しくは日刊木材新聞18年2月15日付8面で)


米松丸太、西日本に偏在
東は主力1港に集中
   米材は、産地の丸太輸出価格がウェアーハウザー社をはじめ2月積みも10ドル(FAS、1000BM、スクリブナースケール)値上がり。(詳しくは日刊木材新聞18年2月15日付8面で)


住生活基本法が閣議決定
戦後と一線画す方針転換
   新しい住宅政策の基本方針を定めた住生活基本法が6日閣議決定した。住宅ストックの量的充実から、既存ストックの質的向上と中古流通の円滑化を促す内容。(詳細は、日刊木材新聞平成18年2月14日付1面で)


チリ産製材品値上げ機運高まる
製品2000円(立方メートル)高めざす
   首都圏・関東地区でチリ産製材品の値上げ機運が高まってきた。首都圏の問屋では製品2000円高の値上げ要請を強めている。(詳細は、日刊木材新聞平成18年2月14日付8面で)


森庵允晴商店、3月から「集成材TOP便」開始
無塗装品、翌日お届けも
   森庵允晴商店(大阪府岸和田市、森庵隆允社長)が3月から「集成材TOP便」を開始する。正午までに受注した無塗装品は当日便に乗せ、翌日届けとなる。(詳細は、日刊木材新聞平成18年2月14日付8面で)


日興、無機複合化木材を開発
防腐・防蟻、難燃効果高い
   日興(東京都)は木材に珪素樹脂を注入し無機複合化させて難燃・防腐、紫外線吸収効果を付与させ、表面をガラス化させる技術を開発した。(詳細は、日刊木材新聞18年2月14日付4面で)


ナイスパートナー会、経営トップ8氏がパネルディスカッション
持ち家回復、リフォーム需要に期待
  写真 ナイスパートナー会連合会とナイスはさきほど、約1200人強を招き「新春経済講演会」を開催した。平田恒一郎ナイス社長の講演と住宅資材業界の経営トップ8人(杉野正博INAX社長、織田昌之助サンウエーブ工業社長、井上篤博セイホク社長、井邉博行大建工業社長、吉田哲郎ニチハ社長、社本孝夫松下電工専務、柴田道人三井住商建材社長、須藤永一郎吉野石膏社長)によるパネルディスカッションを行った。詳細は日刊木材新聞18年2月10日付4〜5面で)


ハウジング版『木質門型ラーメン工法最新情勢―上、下―』
狭小地住宅で威力を発揮
 

トップ写真 木質門型ラーメンフレーム工法が新しい木構造として注目されている。ラーメンとはドイツ語で”剛接合”を指す。従来、鉄骨の専売特許であったが、構造強度を明示できる構造用集成材の登場、さらに構造用集成材同士を剛接合する金物の開発により、木材を鉄骨と置き換えようという取組みが全国各地の意欲的な事業者の手によって始まった。今回、日刊木材新聞のハウジング版では木質門型ラーメン工法の最新情勢について、上、下に分けて紹介している。掲載企業は、グランドワークス、三ツワ、ニューホームシステム、住友林業、日東木材産業、松下電工、ジューテック、キール・ウエストジャパン、伊藤忠建材、丸紅建材、カスタムハウジング、光洋、三浦製材、木構造技研、タツミ。(詳細は上が日刊木材新聞18年2月9日付4〜5面、下は11日付4〜5面で)



高千穂、外壁材で特許取得
防水・通気のスーパーそとん壁
  写真 高千穂(横浜市、新留昌泰社長)は8日、改良し、特許を取得した外装用多機能左官壁「スーパーそとん壁」の説明会を横浜市内で開催した。従来品である白洲そとん壁を粒度調整によってさらに防水性を高める改良を施した。外壁面雨水侵入防止工法と壁面水平通気工法で特許取得済み。(詳細は日刊木材新聞18年2月11日付8面で)


南洋材丸太・製品はともに減少
05年入荷は過去最低
   昨年の南洋材丸太及び製品はともに減少。丸太は15%、製品は7%の縮小。73年にピーク(丸太)をつけたが、その後は減少傾向。昨年は他国と産地国内需要に買い負けて、輸入量を落とした。(詳細は日刊木材新聞18年2月11日付8面で)


1月末で延べ249棟へ
2×4工法耐火構造建築物
   日本ツーバイフォー建築協会が集計した2×4工法耐火構造認定建築物棟数は06年1月末で250棟弱。大都市部防火地域という木造が不可能だった地域に建造が進んでいる。(詳細は日刊木材新聞18年2月11日付1面で)


集成土台防腐処理で新技術
価格競争力が大幅に向上
   ザイエンス(東京都、田中隆行社長)は深浸潤処理方式による新しい木材防腐・防蟻技術を開発、さきごろ住木センターのAQ認証(防腐・防蟻処理構造用集成材)を取得した。今春から本格的な全国販売を始める。従来の水溶性薬剤による加圧注入方式と異なり、水を使用しないため木材の寸法や含水率が防腐・防蟻処理によって変化せず、製造コストが軽減される。同社では今後とも需要の拡大が見込まれる集成土台を軸に、高性能で価格競争力に優れた戦略商品と位置づけていく。(詳細は日刊木材新聞18年2月10日付1面で)


会社探訪、岡崎木材工業(山口)
木工事へ進出して飛躍 量産工場とは一線画す
  写真 建具製造で創業した岡崎木材工業(山口市、岡崎文男社長)は、昭和40年代に建築の造作加工や家具分野にシフトし、この分野のウエートを高めながら現在に至っている。(詳細は日刊木材新聞18年2月10日付2面で)


富山県北製協、3月末までに製品4000円値上げ
出材遅れ、丸太在庫に逼迫感
   富山県北洋材製材協議会(江守淳一会長)は4日、県内で定期総会を開き、市況動向について情報交換した。北洋材丸太の居所高が続いていることから製品価格の底上げが急務とし、3月末までに製品価格の4000円(立方メートル)高を目指す方針を固めた。2、3月の2ヶ月にわたり、2000円の段階値上げを打ち出し、アカ、エゾ松タルキグリン材で4万8000円水準の価格帯に持ち込む構え。(詳細は日刊木材新聞18年2月10日付8面で)


北洋材輸入、製材100万m3に迫る
丸太は120万m3の大幅減
   05年の北洋材輸入量は、製材が96万立方メートル/前年比10%強の伸びを示し過去最高に。丸太は120万立方メートル強の大幅減となったが、他の外材丸太を引き離し輸入量トップを維持した。(詳細は日刊木材新聞18年2月9日付1面で)


セイホク、岐阜県産杉で合板
980枚を保育園建設に使用
   セイホク(東京都、井上篤博社長)合板事業部石巻工場ではこのほど、間伐材製品開発協同組合(岐阜県)から供給された岐阜県産杉を使った針葉樹構造用合板9ミリ厚(表・裏面北洋材カラ松、中芯岐阜県産杉)と同合板28ミリ厚(全層同杉、本実加工付)を生産した。(詳細は日刊木材新聞18年2月9日付1面で)


会社探訪、ニチハ富士テック(静岡県)
高性能な構造用面材を開発 一般ルートでの販売も計画
   ニチハ富士テック(静岡県、平尾政裕社長)は、昨年4月にニチハの出資を受け住友林業クレストから分離独立した。ニチハの出資を得て新たな体制で商品開発などに取り組んでいる。(詳細は日刊木材新聞18年2月9日付2面で)


中央住宅、2×4耐火構造の分譲開始
重量増やコスト高など改善進める
   ポラスグループの中央住宅マインドスクェア事業部は、グループ初の2×4工法による耐火構造の分譲住宅事業を開始した。都内の防火・準防火地域の建て替え需要獲得に取り組む。(詳細は日刊木材新聞18年2月9日付8面で)


久我木材工業、金物工法の供給始める
プレカットライン更新、月産能力7000坪へ
   久我木材工業(兵庫県西宮市、久我五郎社長)は、山崎プレカット工場(兵庫県宍粟郡)に金物工法専用ラインを導入。地場ビルダー向けに本格的な供給を開始した。(詳細は日刊木材新聞18年2月9日付8面で)


輸入拡大頭打ちに
ルーマニア主産地に躍り出る
   05年の欧州産針葉樹製材、加工材輸入(日本木材輸入協会集計)は289万立方メートル、過去最高となった04年(297万立方メートル)を2・5%下回った。(詳しくは日刊木材新聞18年2月8日付1面で)


IAU型住宅用免震システムで
LVL製架台を実用化
   免震装置開発・販売元のIAUと合板・LVLメーカーであるキーテックはこのほど、IAU型住宅用免震装置と構造用LVL「キーラムセッコンK―3」防腐・防蟻剤を接着剤に混入したK―3タイプ)の木製架台を使用した免震システムを実用化した。(詳しくは日刊木材新聞18年2月8日付1面で)


合板・羽柄材プレカット工場新設
総合展示館も商品の情報発信を強化
   東海地区大手プレカットのスカイは、今年9月までに合板・羽柄材加工ラインを集約した新工場と資材等の総合展示館の新設、金物工法専用ラインの増設を行うことを明らかにした。(詳しくは日刊木材新聞18年2月8日付8面で)


05年構造用集成材入荷、6年連続で過去最高更新
オーストリア、中国のシェア上昇
   05年の構造用集成材入荷は04年の過去最高を9・8%上回る67万立方メートルとなった。供給上位国のオーストリア、中国がともに大幅に数量を伸ばした。(詳細は、日刊木材新聞平成18年2月7日1面で)


東京国際木工機械展、国際家具見本市と共催に
11月に変更集客力拡大期待
   日本木工機械協同組合(下平紘一会長)が記者会見し、「東京国際木工機械展」を東京国際家具見本市及びJAPANTEX2006と同時開催し、11月22〜25日に変更すると発表した。(詳細は、日刊木材新聞平成18年2月7日付8面で)


05年NZ産丸太入荷、90万m3割れ
松永、須崎、豊橋に集中入荷
   NZ産丸太の05年入荷量が86万9000立方メートル(04年比22・8%減)と90万立方メートルを下回った。(詳細は、日刊木材新聞平成18年2月7日付1面で)


会社探訪、熊本製材小径木協業組合(熊本県)
桧の総合メーカーへ 「加工集約拠点オーバンセ工場開設」
   熊本製材小径木協業組合(熊本県、児玉利禎代表理事)は、桧原木を年間2万6000〜7000立方メートル消費する九州の桧製材大手。これまで桧小径木を専門にしていたが、総合メーカーとして新たなステップを踏み出そうとしている。(詳細は日刊木材新聞18年2月7日付2面で)


地域ビルダー戦略301、大嶋建設(愛知)
構造にこだわり 構造計算偽装事件で情報発信
   大嶋建設(名古屋市、大嶋浩社長)は、「構造のことを理解したい方へのお手紙」というタイトルで社長ブログを書き、構造へのこだわりを伝えようとしている。(詳細は日刊木材新聞18年2月7日付5面で)


地域ビルダー戦略300、ひょうご木のすまい協議会(兵庫)
県産木造住宅を本格普及 高品質の住宅を供給へ
   兵庫県では「ひょうごの木造・木質化作戦」を展開し、県産木造住宅「ひょうご木の家」の年間1500戸供給を目標数値に掲げている。この目標達成の一翼を担うのが、ひょうご木のすまい協議会(三渡啓介会長)だ。(詳細は日刊木材新聞18年2月4日付5面で)


商品特集 『シリーズ 新しい構造用面材(1) 合板―下―」
ニーズに沿った品揃え
針葉樹合板主体に多種生産
  トップ写真 合板メーカーと商社、問屋などの構造用合板への取り組み状況の詳細を紹介している。掲載企業は、セイホク、北日本プライウッド、新秋木工業、秋田プライウッド、ホクヨープライウッド、西北プライウッド、カリヤ、新栄合板工業、住友林業、ジューテック。(詳細は日刊木材新聞18年1月31日付4〜6面で)


関東地域版『ルポ!遠野興産にみる廃木材事情』
急拡大する燃料用チップ需要
 

トップ写真 パーティクルボード原料、製紙チップ、バイオマス発電施設向け原料と手広く取り組んでいる東日本地区の木材チップ供給大手である遠野興産(福島県、中野光夫社長)に、廃木材等を取り巻く最近の需給変化について聞いた。(詳細は日刊木材新聞18年2月2日付5面で)



05年、合板供給が出揃う
国産合板は針葉樹比率7割、輸入はマレーシア産トップ
   05年の合板供給量は781万6000立方メートルで、前年比3・4%減と04年の808万立方メートルから減少へ転じた。合板輸入量が7・5%減の457万立方メートルへ減少したことが響いたもの。(詳細は日刊木材新聞18年2月4日付1面で)


住木センター、梁受け金物を規格化
Zマーク表示金物として
   日本住宅・木材技術センターは1月27日、Zマーク表示金物として新たに「梁受け金物」を規格化した。同センターが独自開発し特許を取得していたものをZマーク表示金物としてオープンにし、同センターが認定を実施していくもの。(詳細は日刊木材新聞18年2月4日付8面で)


中国、丸太輸入3000万m3に迫る
合板輸出も飛躍的な伸び示す
   05年に中国が輸入した丸太は2900万立方メートルを超え、前年比310万立方メートル増加した。製材品輸入は横ばいだったが、合板輸出量が560万立方メートルに達し、猛スピードで中国国内での合板生産が拡大していることがうかがえる。(詳細は日刊木材新聞18年2月3日付1面で)


システムハウス福知山、サイディングプレカット事業を開始
図面作成及び加工受託
   建築関連CAD大手のシステムハウス福知山(京都府、岡田正人社長)はサイディングプレカットの図面作成受託、及び加工受託事業を始めた。サイディングを工場で実寸加工することにより、建築現場で大量に発生する端材を大幅に削減する。現場加工の際に出る騒音や粉塵の問題を解消できる利点もある。(詳細は日刊木材新聞18年2月3日付1面で)


05年米国針葉樹製材需要、過去最高に
急拡大する北西部製材産業
   史上空前の住資材活況を背景に、2005年の米国針葉樹製材需要は04年の過去最高を3%幅で上回る636億BM(実材積換算推定1億200万立方メートル)となった。米国西部木材製品協会(WWPA)のまとめによるもので、米国内の針葉樹製材生産だけでなく、カナダなどからの輸入も大幅に拡大した。06年は小幅減予測ながら、05年水準に匹敵する高水準の針葉樹製材需要を持続するとの見通しを示している。(詳細は日刊木材新聞18年2月3日付8面で)


ニチハ富士テック、「タフパネル」の生産を本格化
4月から住友林業に出荷
  写真 ニチハ富士テック(静岡県富士市、平尾政裕社長)は住友林業と共同開発した繊維強化セメント板「タフパネル」の生産を本格化、月間3万枚の生産を行い、4月から住友林業向けに出荷を始める。(詳細は日刊木材新聞18年2月2日付1面で)


外材素材入荷1000万m3割れ
国産材製材用素材シェア57%へ上昇
   05年の製材品需給(農林水産省集計/速報)は生産1324万立方メートル(前年比2・9%減)、出荷1326万立方メートル(同2・5%減)に。生産・出荷とも漸減が続いており、とくに昨年は米材、北洋材などの外材製材が大幅に落ち込んだ。一方、製材用素材に占める国産材シェアは年々上昇している。(詳細は日刊木材新聞18年2月2日付1面で)


構造計算支援に脚光、アルファフォーラムのAFSC
加入希望者も急増
  写真 木造住宅の構造計算や性能表示を支援するアルファフォーラム(東京都、小林靖尚社長)のネットワーク組織「AFSC(アフサック)」が注目されている。耐震強度偽装問題を受けて工務店からの引き合いが増えており、対応を急ぐプレカット工場などの加入希望者も急増している。(詳細は日刊木材新聞18年2月2日付8面で)


タクトホーム、4年後売上高1000億円めざす
中間不振もブレーキ踏まず
   タクトホーム(東京都)の山本重穂社長は決算発表で、4年後の09年5月期に売上高1000億円の達成を目指す中期経営計画について、改めて方針に変わりがないことを表明した。中間期は販売不振を受けて大幅な減収減益となったものの、「市場は今後も安定した需要が見込める」と指摘。(詳細は日刊木材新聞18年2月2日付8面で)


秋田グルーラムを買収
大型木構造事業を拡張
  写真 ジャパン建材は1月31日、大断面構造用集成材メーカーの秋田グルーラムを買収することを明らかにした。(詳細は日刊木材新聞18年2月1日付1面で)


山陰ダイケンも買収
ジャパン建材
   ジャパン建材は1月31日、大建工業の建材販売子会社山陰ダイケンを買収することを明らかにした。(詳細は日刊木材新聞18年2月1日付1面で)


新設着工123万6000戸
持家は過去最低水準に
   平成17年の新設住宅着工戸数は前年比4・0%増の123万6122戸となり、3年連続で増加した。(詳細は日刊木材新聞18年2月1日付1面で)


チリ産製材品、2月積み玉横ばい
メキシコ市場強く、値下げ引き出せず
   チリ産製材品の産地2月中旬積み玉は、割板230ドル(C&F、立方メートル)、割角210ドル(同)と昨年11〜12月積み比横ばい提示となった。(詳細は日刊木材新聞平成18年1月31日付1面で)


セイホクグループ、2月から型枠用合板値上げ
針葉樹構造用、21日分から12ミリ厚800円へ
   セイホク(東京都、井上篤博社長)グループの合板メーカーでは、2月1日出荷分から型枠用合板や塗装型枠用合板のもう一段の値上げを図る。(詳細は日刊木材新聞平成18年1月31日付1面で)


北濃林産、モルダー加工場今夏開設
堅木製品に自社加工
   南洋材の製材業者である北濃林産(岐阜市、小出弘彦社長)は、隣接地に堅木の加工度を高める加工場を建設することを明らかにした。(詳細は日刊木材新聞平成18年1月31日付8面で)


岐阜市内にプレカットCAD入力拠点
長良川ウッド協組、ショールームに活用も
   長良杉製材・プレカット加工の長良川ウッド協同組合(岐阜県郡上市、辻下一三理事長)はこのほど、岐阜市内にプレカットCADの外部入力室と長良杉等の情報発信拠点をオープンした。(詳細は日刊木材新聞平成18年1月31日付8面で)