日刊木材新聞 18年4月




勃興ベトナム、世界の木材製品最終加工工場へ
ポスト中国で熱い注目集める ―ベトナム木製家具工場視察報告―
  トップ写真 中国に続く木材最終加工センターとして、世界中がベトナムに注目し始めている。日刊木材新聞社では、ケベック州木材製品輸出振興会(QWEB)とともに、ホーチミン市周辺に急増している木製家具工場を中心とした現地視察を行った。そこで、見たものはまさしく勃興ベトナムであった。引き続き中国が世界の木材最終製品工場という位置付けは変わらないが、ベトナムがそれを猛追し始めたという構図であろう。中国に対するいくつかのカントリーリスクがベトナムへの注目度を高めさせている。記事の掲載企業は、台湾系が信亞木業責任有限公司、木川股有限公司、東珠木業有限公司、源昌木業越南公司。ベトナム系では、ベトナム・ナショナル・フォレスト・プロダクツ、チュアン・アン・ウッド・プロセッシング、トロン・タン・ファニチャー、ティエン・トリエン・ベトナム・ファニチャー、ティエン・チャン・ファニチャー、ナヴィフィコ、ロン・ヴェト・ベニア・テクノロジー・ジョイント・ストック。欧米系はセオドア・アレキサンダー。マレーシア系(華僑)は、グリーン・リバー・ウッド(宏森木業)。日系は、ジャビウッドテック、セルボー、プロスパー・ジョイント・ストック。(詳細は日刊木材新聞18年4月18日付4〜6面で)


院庄林業、津山に新工場
構造用集成材を月産5000m3
 

 院庄林業(岡山県、豆原直行社長)は100%子会社のインノショウフォレストリー(同)で岡山県営久米産業団地内に新工場を建設中。今夏完成予定で、国内最大級の太陽光発電装置も整備する。(詳細は日刊木材新聞18年4月22日付1面で)



全素協が団体認定へ
山元の合法材証明を促進
   素材生産事業者の全国団体である全国素材生産業協同組合連合会(高橋勲会長)は、団体認定制度を導入し、国産材の素材生産において合法証明を実施する。来月18日の総会で決定する見通し。(詳細は日刊木材新聞18年4月22日付1面で)


ミサワホームの中国合弁会社、ハイブリッドLVLでJAS取得
強度向上で梁などに利用部位広がる
   ミサワホーム(東京都、佐藤春夫社長)は中国山東省の合弁会社、臨沂(りんい)三澤木業有限公司で、中国産ポプラとカバの複合原料による構造用LVLを開発、JAS認定を取得したと発表した。ポプラのみの構造用LVLに比べ強度が増し、同等の性能を持つ他の樹種に比べ1割程度のコスト削減が可能という。同社の住宅で梁などの曲げ部位に使用するほか、外販も予定している。ポプラとカバの複合LVLの開発は始めて。(詳細は日刊木材新聞18年4月21日付1面で)


ナイスと関連2社、無筋コンクリート基礎で耐震補強工法を開発
軽量で強度の高い炭素繊維板を活用
   ナイス(横浜市、平田恒一郎社長)は関係会社2社と共同で無筋コンクリート基礎の耐震補強工法を開発した。布基礎のコンクリート部の横方向に対し奥行き28ミリ程度のスリットを入れ、炭素繊維板(カーボン・ファイバー・プレート)を差し込んだうえでエポキシ樹脂を注入する工法。一定の研修を終えると簡単に施工でき、施主への信頼度向上につながりそう。(詳細は日刊木材新聞18年4月21日付1面で)


平成17年度の森林・林業白書が閣議決定
国民全体で森林を支える
   政府は18日、平成17年度の「森林・林業白書」を閣議決定した。国内の森林再生を目指し、森林、林業、木材関係者だけでなく、国民全体に国産材利用を呼びかけるものとなった。G8サミットを受けた違法伐採対策、合板用材への国産材の利用拡大、国民への国産材利用を促す「木づかい運動」などにも触れている。(詳細は日刊木材新聞18年4月21日付8面で)


連載・米松値上げを追う(上)
実勢は連休前後から新単価
   模様眺めをしていた米松製材は4月入り最大手の中国木材がKD平角のドライビームほかの値上げを打ち出した。需要は3月より良くなっているようだが迫力のある荷動きではない。集成材、北洋材、合板など各樹種・銘柄でコスト高要因が続き、この第2・4半期も価格転嫁が焦点になる。米松構造材を中心に製品、丸太の実情を迫った。(詳細は日刊木材新聞18年4月20日付1面で)


林野庁、国有林材も合法証明へ
売買契約書に明記
   林野庁は今年度から、国有林が供給する木材に合法性・持続可能性を証明する取り組みを始めた。立木や素材の売買契約書に、合法証明材という明記を新たに行う。同時に治山や林道工事などの国有林野事業でも証明済み木材の調達を進め、国有林の供給と利用の両面で合法性を順守する。(詳細は日刊木材新聞18年4月20日付1面で)


太田木材、プレカット工場を新設
今夏めどに稼働へ
   今年で30周年を迎える太田木材(福井県坂井郡、太田博社長)はこのほど、同社近隣地に約1800坪の敷地を購入。この夏をめどに新たなプレカット工場をスタートし、月3500坪の生産体制をめざす。(詳細は日刊木材新聞18年4月20日付8面で)


丸字木材市売、年内に下館市場を移転
下館市の工場団地内に6000坪取得
   丸字木材市売(東京都江戸川区、津村進也社長)はこのほど、主力市場である下館市場(茨城県筑西市)を11km東の下妻市内へ移転すると発表した。現拠点が手狭になっていたため。(詳細は日刊木材新聞18年4月20日付8面で)


フルハシ工業、バイオエタノール事業開始
木材を原料に活用
   木質チップ製造最大手のフルハシ工業(名古屋市、山口直彦社長)は、4月新年度からの中期3カ年計画において、廃木材等を原料とするバイオエタノール事業に取り組むことを明らかにした。(詳細は日刊木材新聞18年4月19日付1面で)


輸入薄物合板、産地価格急騰
2・4ミリ厚F☆☆☆☆650ドルまで買い進む
   輸入南洋材合板の日本向け輸出価格が強含んでいる。(詳細は日刊木材新聞18年4月19日付1面で)


越井木材工業、木製デッキのFC展開本格化
全国対象に130社規模で
   越井木材工業は、今月から木製デッキのフランチャイズ(FC)展開に本腰を入れる。(詳細は日刊木材新聞18年4月19日付8面で)


名古屋地区プレカット受注が急増
5月まで仕事埋まる
   名古屋地区のプレカット工場の稼働率が今月、急に上向いてきた。(詳細は日刊木材新聞18年4月19日付8面で)


斉藤林業、本社工場を移転
前橋デザインセンターも開設
 

 注文住宅の斉藤林業はこのほど、本社工場の移転並びに前橋支店デザインセンターをオープンした。(詳細は日刊木材新聞18年4月19日付け8面で)



エス・エル・ワルード、梱包用LVL販売が好調
独自の品質管理で高い評価
  写真 エス・エル・ワルード(静岡市、杉山陽一社長)が扱う梱包用のLVL販売が増加しており、2月は過去最高の1285万立方メートルに達した。輸出梱包に関する規制強化されるなかで、熱処理が必要でない梱包材としてポプラなどのLVLへの関心が高まっているもの。(詳細は日刊木材新聞18年4月18日付1面で)


今日の断面「企業努力超える原料コスト高どう分散」
寺山木材工業が木材業界から撤退
   九州の外材製材メーカー2社が同事業からの撤退を決め、周辺関係者に衝撃が走った。企業努力を超えるスピードで進む原料コスト高をどう分散していくべきか。重い課題が残された。(詳細は日刊木材新聞18年4月18日付2面で)


吉村製材、特注KD材の製造開始
今夏までに製材、本部工場へ集約
  写真 吉村製材(名古屋市、吉村福徳社長)は多樹種製材として操業を始めた名古屋西部港の製材工場について今月から米松ほかKD材の受注を開始することとした。(詳細は日刊木材新聞18年4月18日付8面で)


ロシア政府、丸太の最低輸出税引き上げ
税収増と丸太安値を抑止
   ロシア政府は3月31日から丸太の最低輸出税額を2・5ユーロ(立方メートル、3ドル)から4ユーロ(同4・8ドル)に引き上げた。(詳細は日刊木材新聞18年4月18日付1面で)


日本フローリング工業会生産部会、合法証明へ乗り出す
民間への証明波及念頭に
   日本フローリング工業会の生産部会(堀内愼一郎部会長)は14日、函館市内で定例会議を実施し、グリーン購入法の合法材証明に取り組むことを決めた。(詳細は日刊木材新聞18年4月18日付1面で)


ハウジング版「各種建築支援システム」
住宅性能重視で役割高まる
  トップ写真 日刊木材新聞ハウジング版では、建築法制度への適切な対応、繁雑な申請手続き、構造をはじめとした各種計算など、ビルダー、工務店では対応が難しい業務について、建築支援という形でアウトソースを提案する各社の取り組みについてみていく。掲載企業は、アルファフォーラム、エヌ・シー・エヌ、カナイ、システムハウス福知山、ナイス、ハウス・デポ・ジャパン、スガノ、OSMネットワーク、キャリアネット(詳細は日刊木材新聞18年4月13日付4〜6面で)


ルポ・京都大学生存圏研究所
新木造軸組工法の実験住宅上棟
 

トップ写真 京都大学生存圏研究所(京都府、川井秀一所長)の所内に、新たな木造軸組工法の完成を目指して実験住宅が上棟した。これは、杉の有効利用と低環境負荷・資源循環型木造エコ住宅の実現を目指して5年前に同研究所内で始まったエコ住宅21プロジェクトの研究成果だ。(詳細は日刊木材新聞18年4月14日付5面で)



永大産業、PBを2割増産
内装システム部門で10億円の設備投資
   永大産業(大阪市、吉川康長社長)は10日、子会社である小名浜合板(いわき市、大村博社長)のパーティクルボード生産量を現状から2割増やすとともに、将来的に同社生産量の40〜50%を2次加工品とする計画を発表した。(詳細は日刊木材新聞18年4月15日付1面で)


パナホーム、ゼロエミッション達成
新築施工現場の全国55拠点で
   パナホーム(大阪府、田尻勝彦社長)は3月、新築施工現場でのゼロエミッション化を全国55拠点(パナホーム協業会社18社含む)で達成した。(詳細は日刊木材新聞18年4月15日付1面で)


東新住建、カメヤグローバルを完全子会社化
近畿圏全域を営業エリア
   東新住建(愛知県、深川堅治社長)は12日、近畿圏の注文住宅ビルダーであるカメヤグローバル(大阪府、小山潤二社長)の全株式を取得し完全子会社とすることへ合意した。(詳細は日刊木材新聞18年4月15日付1面で)


ダリエクスポートレス、2010年までに全量合法材供給へ
日ロ木材会議で確認
  写真 日本木材輸入協会(谷山順一会長)とダリエクスポートレス(=極東木材輸出協会、シドレンコ・A・N会長)は11日、ハバロフスクで日ロ木材会議を開き、違法伐採と違法材の貿易に反対するとともに、ロシア極東から日本に輸出する木材の合法性を管理するため、ダリエクスポートレスは森林認証やCOC認証、輸入協会はCOC認証のそれぞれの取得に努めることを確認した。ダリエクスポートレスは2010年までに取り扱う全ての木材について合法性の証明を目指す。(詳細は日刊木材新聞18年4月14日付1面で)


ナイス、高級輸入窓を在来に提案
調整枠で導入しやすく
  写真 ナイス(神奈川県横浜市、平田恒一郎社長)は米国・マーヴィン社の高級木製窓を在来工法向けに提案する。関連会社でマーヴィン社の正規代理店であるウッドランドが独自に延長枠を開発し、輸入製品の取り扱いが慣れていない工務店でもスムーズに導入できるようにした。(詳細は日刊木材新聞18年4月14日付8面で)


セイホク、針葉樹合板一斉値上げ
厚物を増産、12ミリ減産へ
   セイホク(東京都、井上篤博社長)は21日受注分から針葉樹構造用合板の9、12、24、28ミリ厚を一斉に値上げする。また、プレカット工場など直需向けが堅調な厚物(24、28ミリ)を従来比30%増産する一方、12ミリを4月15%、5月20%減産し、需給調整を図る。(詳細は日刊木材新聞18年4月14日付8面で)


林野庁、新生産システムのモデル全国11地域を指定
国産材、反転攻勢へ
   林野庁は、新生産システムのモデル地域について全国11地域を選定・公表した。川上〜川下の合意形成に基づいてハウスメーカー等のニーズに応じた製材品等を安定的に供給することで林業の再生および森林整備を図る。(詳細は日刊木材新聞18年4月13日付1面で)


日本製紙グループ、道内木材2子会社を合併
「ニチモク林産北海道」を設立
   日本製紙グループは1日付で北海道の木材関連子会社である国木林業とサングリーンを合併、ニチモク林産北海道を設立した。同社は日本製紙グループ子会社の日本製紙木材(東京都、棚田悟社長)の100%子会社となる。(詳細は日刊木材新聞18年4月13日付1面で)


住友林業向けに杉FJ間柱出荷始まる
サンケイ・玉名荒尾木材事協
  写真 サンケイ(宮崎県日向市、川添恵一郎社長)、玉名荒尾木材事業協同組合(熊本県玉名郡、大石駿四郎理事長)の両社からこのほど、住友林業(東京都)向けの杉FJ間柱第1便が出荷された。住友林業は国産材利用の拡大に向けた取り組みを進めており、そのなかで新年度から着工される九州内の物件に杉FJ間柱を採用することを決めていた。(詳細は日刊木材新聞18年4月13日付8面で)


江間忠合板、PEFCのCOC認証を取得
欧州産ビーチ単板で認証連鎖
   江間忠合板(東京都、江間哲夫社長)は、3月30日付でPEFC森林認証プログラムのCOC認証を取得した。登録範囲は木材・建材の輸入および販売、事業所は本社および大阪支店。取引先で単板加工の湯の里木材工業所(北海道)も取得している。(詳細は日刊木材新聞18年4月13日付8面で)


バイオマス発電開始
北米から木質ペレット輸入
   関西電力は、このほど08年度から同社舞鶴発電所で木質バイオマス発電を関始すると発表した。(詳細は日刊木材新聞18年4月12日付1面で)


有田川町で新工場稼動
製材から2次加工まで
   和歌山県有田川町が事業主体となり、清水町森林組合が管理運営する清水地域木材利用加工施設が今月から同地で稼働を始めた。(詳細は日刊木材新聞18年4月12日付1面で)


会社探訪 セブン工業(岐阜)
特注、小量多品種生産に強味 構造用から階段、造作までカバー
   セブン工業(岐阜県美濃加茂市、佐藤正博社長)は、構造用集成材・造作用集成材・和室造作等ツキ板貼りの集成材などを製造する総合集成材メーカーで、多品種少量生産への対応を得意としている。(詳細は日刊木材新聞18年4月12日付2面で)


小売店はいま 宮本商店(千葉)
材木屋がつくる木の家アピール 10年ほど前から建築業に進出
   宮本商店(千葉県船橋市、宮本武夫社長)の創業は25年ほど前。船橋市、千葉市、柏市、鎌ケ谷市などを商圏に堅い商売を続け、地元でも信頼厚い小売店の一つとなるに至った。10年ほど前からは建築業にも進出している。(詳細は日刊木材新聞18年4月12日付7面で)


4月受注は91・4%に
関東地区停滞が響く
   日刊木材新聞社が全国16工場を対象に実施したプレカット工場の稼働状況調査によると、4月受注は前年比2・3%減の91・4%だった。(詳細は日刊木材新聞18年4月12日付8面で)


ターゲットは一般消費者
家庭用除湿材を市場に
   大建工業は、生活用品市場への新規参入を目的に、一般消費者を対象にした家庭用除湿材「除湿工房」を21日から発売する。(詳細は日刊木材新聞18年4月12日付8面で)


最新の乾燥プラント導入
清水地域木材利用加工施設
   清水地域木材利用加工施設が導入した圧力乾燥機スーパーハイドライヤー(ヒルデブランド)は、関西地区初の設備となる最新タイプ。(詳細は日刊木材新聞18年4月12日付8面で)


越井木材工業、木造住宅供給システムの認証取得
KTシステムで工務店支援
   越井木材工業(大阪市、越井潤社長)は1日付で木造住宅供給システム「KTシステム」の認証を取得。これを機に本格的な工務店支援に乗り出す。(詳細は日刊木材新聞18年4月11日付1面で)


ナイス、木質ラーメン工法を開発
パワーストラクチャーで最大6メートルの間口を実現
   ナイス(横浜市、平田恒一郎社長)は、オリジナル木質ラーメン工法「パワーストラクチャー」を開発した。米松中断面集成材と金物で最大6メートルの間口を実現する。(詳細は日刊木材新聞18年4月11日付1面で)


16年度の乾燥材出荷が10%増
蒸気式出荷が約9割
   林野庁は、平成16年度の人工乾燥材出荷実態をまとめ、公表した。全製材工場数が減少する中、乾燥施設所有工場数は横ばいで、その出荷量は256万9000立方メートルと前年度比9・8%増加した。(詳細は日刊木材新聞18年4月11日付1面で)


木造耐火建築の特養施設、大分で完成間近
木造建築の可能性広がる
   1、2階の延床面積は3800平方メートルという木造耐火建築物の施工が大分市内で着々と進められている。これは特別養護老人ホームで日本ツーバイフォー建築協会等が平成16年4月に耐火構造認定を取得した枠組壁工法(2x4)によるもの。(詳細は日刊木材新聞18年4月11日付8面で)


地域ビルダー戦略 北洲(宮城)
100年以上持つ住宅目指す サステナブルハウスプログラム研究会設立
   岩手、宮城を中心にニーズにあった住宅建設を行っている北洲(仙台市、村上ひろみ社長)は、新富谷町に1200坪の大型木造による本社社屋を建設しているが、その隣にサステナブルハウスを建設、吉野博東北大学工学博士に実験棟の実測調査を依頼し、100年以上持つ長寿命木造住宅の提供を目指している。(詳細は日刊木材新聞18年4月11日付5面で)


日本森林技術協会、ヤマの「起業」を支援
森林資源を利活用
  トップ写真 森林資源の利活用を通じた山村振興が地域社会の大きなテーマになっているが、こうした中で森林資源や森林というフィールドを活用して新たな産業を興すことを支援する「森業・山業(もりぎょう・やまぎょう)創出支援総合対策事業」が17年度に創設され今年で2年目を迎えた。森林資源等を活用した優良な事業プラン、例えば体験交流や環境教育、観光、木工品及び、木材加工など17年度については30件が選定されて現在、動き出している。(詳細は日刊木材新聞18年4月7日付5面で)


シェルター、大断面集成材活用の木造総合支所庁舎完成
KES構法採用「東北版」
 

 シェルター(山形県、木村一義社長)は、宮城県石巻市北上町に大断面集成材を活用した木造の総合支所庁舎を建設していたが、このほど完成し、見学会を開催した。同建物はRC造との併用で、高い木造技術を有するKES構法を採用、耐震性にも十分に配慮している。(詳細は日刊木材新聞18年4月8日付4面で)



トーセン、原木消費14万m3体制構築
5月に鹿沼工場が稼働
  写真 トーセン(栃木県矢板市、東泉清寿社長)は5月連休明け、新たに鹿沼工場を稼働する。これにより10工場、年間原木消費量14万立方メートル体制となる。外材との競争に打ち勝ちながら国産材の需要拡大を図る。(詳細は日刊木材新聞18年4月8日付1面で)


IP、207万ヘクタールの私有林地売却
次は木材製品事業の再評価か
   米国の林産大手インターナショナル・ペーパー(コネチカット州スタンフォード)はこのほど、同社の米国内の私有林地511万エーカー(約207万ヘクタール)を総額61億ドルで売却するとの基本合意を発表した。今後は製材、合板などの木材製品事業及びブラジル事業がどうなるか注目される。(詳細は日刊木材新聞18年4月8日付1面で)


会社探訪 タマホーム東北(宮城)
仙台にタマホーム進出 東北ナンバーワン目指す
   昨年の6月21日にタマホーム東北(宮城県名取市、増田文彦社長)が設立されたが、その2ヶ月後の8月12日に名取店がオープン。その後、泉インター支店、利府支店がオープンし、宮城県では古川支店、石巻支店、仙台西支店のオープンが予定されている。(詳細は日刊木材新聞18年4月8日付2面で)


東京の木の認証制度スタート
丸太には刻印、製品には認証シール
   東京・多摩産材の認証制度が今月からスタートした。多摩の森林を健全に育成するための利用促進とともに、東京都が取り組む花粉の少ない森づくり事業の一環でもある。(詳細は日刊木材新聞18年4月8日付8面で)


東新住建稲沢工場、2×4プレカット・パネルをフル生産
3000棟供給体制確立を目指す
  写真 東新住建(愛知県、深川堅治社長)はこのほど、年間3000棟供給体制確立に向けて自社の稲沢工場における2×4プレカット及びパネル製造業務を拡大。サイディング等を取り付けた高加工パネルを主体に、フル生産となる月間70棟体制に入った。(詳細は日刊木材新聞18年4月7日付1面で)


面川建機製作所、丸太のまま燻煙乾燥
最大8メートル長材まで対応
  写真 面川建機製作所(東京都、面川栄四郎社長)は、原木燻煙乾燥処理装置を開発した。1週間の工程で含水率を15%前後に下げることができ、燻煙乾燥の特徴を生かして狂いが少なく油分も残る乾燥材に仕上がる。現しの太鼓梁に最適な8メートル材の長材を乾燥することができ、製材すれば乾燥材として出荷することが可能となる。(詳細は日刊木材新聞18年4月7日付1面で)


大日本木材防腐、Rウッド集成土台が好評
加圧注入釜の増設も
  写真 大日本木材防腐(名古屋市、鈴木龍一郎社長)のレッドウッド集成土台「レッドど〜だい」の販売が好調で、月間200立方メートル近くの販売に増加しており、同社の土台製品の中でも注入土台に次ぐ販売量になってきた。同社では、加圧注入釜15立方メートルタイプの増設工事も行っている。(詳細は日刊木材新聞18年4月7日付8面で)


チリCMPC社、ユーカリ・ナイテンスで新規事業構想
複合合板で構造材需要狙う
   チリ林産企業大手のCMPC社(サンチアゴ市、エルナン・ロドリゲス社長)は、早成樹ユーカリ・ナイテンスを利用した新規事業構想を明らかにした。世界第2位の所有面積を誇る5万5000ヘクタールのユーカリ・ナイテンス林区の活用が狙い。(詳細は日刊木材新聞18年4月6日付1面で)


三協立山アルミが誕生
売り上げ3000億円企業へ
   三協アルミニウム工業(富山県高岡市、川村人志社長)と立山アルミニウム工業(同、要明英雄社長)は6月1日に合併し「三協立山アルミ」となる。新資本金は283億9900万円で三協・立山ホールディングスの完全子会社。従業員は3400人、平成19年5月の売上高は約3000億円を見込む。(詳細は日刊木材新聞18年4月6日付1面で)


会社探訪 木工芸タバタ(群馬)
匠の技で木を生かす 建具から家具、指物まで
   木工芸タバタ(高崎市、田端三郎代表)は、建具を主体に家具、指し物、漆塗、修理まで幅広い木工芸品を扱う。自社敷地内にショールームを開設しており、テーブル、長火鉢、和茶棚などを展示販売している。(詳細は日刊木材新聞18年4月6日付2面で)


中国木材、全品目値上げ
ドライビームは平均3000円アップ
   中国木材(広島県呉市、堀川保幸社長)は3日付で、同社販売全品目の値上げを打ち出した。主力の米松平角は現行価格に対し、ドライビーム、グリン材とも平均3000円アップ。(詳細は日刊木材新聞18年4月6日付1面で)


桑原木材・大連の米材製材工場、日本向け出荷を本格化
内装材全般の製造拠点に
   桑原木材(愛知県犬山市、桑原教行社長)は、中国大連の米材製材工場(大連桑原木業有限公司)の製造・出荷体制が整ったことから、4月中旬より日本向け輸出を本格化する。また第2期工事にも着手し、今夏には内装材全般の製造拠点が完成する。(詳細は日刊木材新聞18年4月6日付8面で)


60万m3台割れの低水準
輸入が急速に減少
   平成18年2月の合板供給量は59万立方メートルで前月比14・3%減(前年同月比11・1%減)、昨年12月同様の60万立方メートル台割れの低水準となった。(詳細は日刊木材新聞18年4月5日付1面で)


ナイスアドバンの取り扱い倍増
18年度は250億円を見込む
   ナイスが平成12年からスタートしたインターネットで取引先メーカーとナイス、販売店を結ぶ建材・住設機器のオンライン受・発注システム「ナイスアドバン」の利用が、17年度は取扱高180億円を突破。(詳細は日刊木材新聞18年4月5日付1面で)


改正グリーン購入法に対応
団体認定制度を実施
   日本プリント・カラー合板工業組合は、改正グリーン購入法に対応して団体認定制度を実施することになり、「合法性の証明に係る事業者認定実施要綱」を定め、1日から施行した。(詳細は日刊木材新聞18年4月5日付8面で)


トイレ、樹脂製品など値上げ
7月受注分から
   TOTOは7月1日受注分から、トイレ、水栓金具、樹脂製品、システムキッチンなどを値上げする。(詳細は日刊木材新聞18年4月5日付8面で)


コンポーネント工場で採用増
木拾いシステム販売本格化
   2×4工法用ソフトウェア開発のキャリアネットは、構造計画から伏図・積算・見積もり作成まで一貫対応する「2×4構造材木拾いシステム」の販売を本格化する。(詳細は日刊木材新聞18年4月5日付8面で)


全木連のグリーン購入法対策、県レベルで団体認定へ
対象企業は約2万社に
   全国木材組合連合会(庄司橙太郎会長)は、改正グリーン購入法の合法材証明で、都道府県木材組合連合会など県レベルで会員企業を団体認定する方針を固めた。(詳細は日刊木材新聞18年4月4日付1面で)


会社探訪、ジャパン建材秋田営業所
杉合板の安定供給望む 雪の影響で仕事出しに遅れ
   ジャパン建材東北営業部秋田営業所(畑野昌俊所長)は、秋田県内一体で建材問屋及び販売店、金物店などを対象に販売している。(詳細は日刊木材新聞18年4月4日付2面で)


伊藤忠とオリコ、リフォーム支援会社を設立
地場ビルダー対象に
   伊藤忠商事とオリエントコーポレーションは地場の優良ビルダーを対象にリフォーム事業の支援ビジネスを行う新会社、「アスクラスLSA」を設立した。(詳細は日刊木材新聞18年4月4日付8面で)


CMPC社、ムルチェン工場が本格稼動
年産43万立方メートル、1シフト4人の超省力工場
   チリ林産企業大手のCMPC社(サンチアゴ市、エルナン・ロドリゲス社長)のムルチェン工場製材部門が、2シフト体制での稼動を軌道に乗せた。最終的には3シフト週6日稼動で年間43万立方メートルの製品生産を計画している。(詳細は日刊木材新聞18年4月4日付1面で)