日刊木材新聞 18年6月




木質単層フローリング特集(1)、(2)、(3)
・巻き返しなるか、ムク床材
・樹種、機能、価格で豊富な選択肢
  トップ写真 木質系床材は生活様式や建築様式の多様化から、実に多くの製品が生産・流通している。数量的には合板などを基材にして表面単板を張り合わせた複合フロアが大勢を占めているが、居室空間の個性化や住み手の健康志向、住宅の長寿化などから単層(ムク)フローリングに着目する動きはある。
 単層フローリングの最大のアピールポイントは本物が持つ素材感で、自然な木目や色合い、適度な弾力、肌触りは他製品ではなかなか真似できない。
 日刊木材新聞では単層フローリングの歴史や種類、原料及び産地事情のほか、そこで生き抜くメーカー、流通、施工会社の特徴などを特集する。
 掲載企業は、ウッドワン、三井物産林業、池内ベニヤ、池見林産工業、江戸川木材工業、細田木材工業、AHEC、松原産業、クボデラ、ヨシタメ、小山商店、入江材木店、名古屋木材、平川木材工業、グリーンウッド、中部フローリング、和以美、王子木材緑化、北洋交易、エーディーワールド、ナイス、丸美産業、旭商事、東集、拓陽商事、ボード、伊藤忠建材、マルコー、ユアサ建材工業、マルホン、佐藤工業、マルコマ、日本床工事工業、フェリクス・ユアール、ミハマ通商、モデルハードウッド。(詳細は日刊木材新聞18年6月28〜30日付で)


BC州、内陸部で新スタンページに移行
市場変化に連動する形態
 

 カナダBC州政府は28日、内陸部に関しても7月1日から市場に連動するティンバープライシングシステムを導入することを発表。BC州は全域でこのシステムを採用することになる。(詳細は日刊木材新聞18年7月1日付1面で)



住宅着工、4ヶ月連続で増加
5月の新設住宅着工
   国交省が発表した5月の新設住宅着工数は前年比約6・7%増の4ヶ月連続増加。分譲は前年並みだが、貸家は4ヶ月連続で2桁増。(詳細は日刊木材新聞18年7月1日付8面で)


ルポ、加工設備と物流で家作り支援
ナイス木更津物流センター
  写真 ナイス(横浜市、平田恒一郎社長)は9月に関西地域初の金物専用プレカット工場を竣工するが、この機械設備の元になったのが同社の木更津プレカット工場。関東市場の需要動向を把握し、物流と躯体営業の中心的な役割を担う木更津物流センターをルポする。(詳細は日刊木材新聞18年7月1日付7面で)


建材商社6社決算、減収相次ぐも経営収支改善
伊藤忠建材は経常利益率1%台を達成
   建材商社6社の平成18年3月期決算がまとまった。前半に合板価格が大きく下落したことや建設資材、工事の選別化が進んだことなどを受け、6社集計の売上高は9638億円で前期比3・8%下落した。ただ、各社の収益基盤整備が進んだことや前期不振だった企業の業績回復も手伝って経常、当期利益とも増加。利益勘定では平成16年3月期に次ぐ高水準となった。(詳細は日刊木材新聞18年6月30日付1面で)


日本製紙木材、国産材原木の取り扱い強化
今期25万m3を計画
   日本製紙木材(東京都、棚田悟社長)は国産材原木の取り扱いを拡充する。今期は25万立方メートルの販売を計画。とくに合板向け国産材需要の拡大に対応し、同社の全国営業網を活用してきめ細かく集荷する。(詳細は日刊木材新聞18年6月30日付1面で)


日合商、北関東支部が発足
全国で466社に拡大
  写真 日本合板商業組合(吉田繁理事長)北関東支部(斎藤一男支部長)が27日、同組合全国9番目の支部として発足した。埼玉、群馬、栃木から問屋、2次問屋、販売店など正会員75社が加盟。同組合の会員総数は466社となった。(詳細は日刊木材新聞18年6月30日8面で)


ウエストフレーザーティンバーのクェネル新工場が今秋稼動
年産能力5億BM、コスト削減と歩留り追求
   カナダの総合林産大手ウエストフレーザーティンバー(BC州バンクーバー)が1億カナダドル強を投じて建設を進めていた大型製材工場が今秋生産を開始する。年産能力は5億BM強(実材積換算80万立方b)、同社のカナダ西部内陸製材工場群の中でも突出した生産規模の旗艦工場となる。(詳細は日刊木材新聞18年6月29日付1面で)


エヌ・シー・エヌ、「SE−GOフレーム」投入
壁倍率・引っ張り耐力はSE構法の2倍以上
   エヌ・シー・エヌ(東京都、田鎖郁男社長)は7月からSE構法採用住宅向けに新しい構造部材の供給を始める。壁倍率、引っ張り耐力がSE構法の2倍以上(壁倍率は在来工法の耐力壁の3倍以上、引っ張り耐力は6・5倍以上)ある高強度部材で、間仕切りのないワンフロア・ワンルーム、ビルトインガレージなどの用途で年間100棟の採用を見込む。(詳細は日刊木材新聞18年6月29日付1面で)


アイカ工業、中国でメラミン化粧板販売へ
初年度目標は15万枚
   アイカ工業(愛知県清須市、渡辺修社長)は、7月から中国でメラミン化粧板の販売を開始する。中国国内でのメラミン化粧板の消費が増加していることなどに対応したもので、初年度15万枚の販売を目標としている。(詳細は日刊木材新聞18年6月29日付1面で)


富士環境システム、桧端材で新・木ずり土壁工法
内装下地市場に反転攻勢
   富士環境システム(東京都千代田区、前田智幸社長)は、間伐材や背板を活用した「新・木ずり土壁」を開発し、現在、実用化に向け試験を実施している。静岡産の桧材を板状にし竹ひごで連結した面材で、商品名は「ラフトンパネル」。石膏ボードと同様な手順で施工できる。(詳細は日刊木材新聞18年6月29日付8面で)


構造、設備の専門資格創設へ
既存の建築士資格も再構成
   国土交通省は26日、建築士制度の見直しなどを検討している社会資本整備審議会基本制度部会で制度の見直しの方向性について具体案(素案)を示した。(詳細は日刊木材新聞18年6月28日付1面で)


セイホク、型枠値上げ
少量、割振りで対応
   セイホクは21日、型枠用合板の値上げを決定、割り振り数量ですでに一部受注を行っている。(詳細は日刊木材新聞18年6月28日付1面で)


南スラウェシ州で豪雨
大きな被害
   インドネシアの南スラウェシ州では先週、各地で豪雨が続き土砂災害が多発、300人近い死者、行方不明者が出ている。(詳細は日刊木材新聞18年6月28日付1面で)


九州の豪雨、木材業界にも被害
熊本の木材加工所で1人死亡
  写真 九州北部に停滞する梅雨前線の影響で、とくに24〜26日にかけて熊本県、福岡県、長崎県、佐賀県及び大分県山間部などで豪雨が続き、各地で土砂崩れ、増水などによる建物、道路被害が多発している。(詳細は日刊木材新聞18年6月28日付8面で)


名古屋に移転し新体制
国内メーカーとの連携も強化
   アイ・エヌ・ワイは、26日に名古屋市内のホテルに取引先メーカーや関係者らを集めて本社移転及び新体制の発表を行った。(詳細は日刊木材新聞18年6月28日付8面で)


日本製紙木材中期計画、平成20年度で1000億円突破へ
製建材、国産材など強化
   日本製紙木材(東京都、棚田悟社長)は平成20年度を最終とする第2次3ヶ年中期経営計画を策定、最終年度で売上高1028億円と1000億円突破の目標値を定めた。(詳細は日刊木材新聞18年6月27日付1面で)


さんもく工業、羽柄・パネル加工機を増設
   プレカット・木材防腐加工のさんもく工業(岡山市、田中信行社長)は、4月に羽柄加工機(宮川工機)、6月にパネル加工機(同)を増設した。(詳細は日刊木材新聞18年6月27日付8面で)


商品特集「防カビ・防虫剤」
木材の弱点を薬剤でカバー
  写真 梅雨時期のテーマとして防カビ剤と防腐防虫剤など13社の商品をを取り上げる。最近ではその効果のほかに環境への配慮や人体への安全性が欠かせなくなってきた。(詳細は日刊木材新聞18年6月27日付3〜6面で)


ジャパン建材・銀得隆建材有限公司、中国で売る!常設展示開設で、巨大市場開拓へ
まずは大連を試金石に
  トップ写真 ジャパン建材(東京都、中本敏宏社長)と現地企業が合弁で立ち上げた銀得隆建材(大連)有限公司(中国・大連市、王暁強董事長)の常設展示場から5月29日、大連市内に正式にオープンした。中国には中国人の力を借りて販売する手法がなじみやすく、ジャパン建材はこの展示場ビジネスから巨大な中国住宅市場における木材・建材販売の先駆的事業に挑むことになる。大連から中国全土への足がかりとなるか、日本メーカー11社との新たな船出となった。(詳細は日刊木材新聞18年6月22日付4〜5面で)


積極さ増すキャンフォーの製材戦略
さらなる高みを目指す
 

トップ写真 キャンフォー(BC州バンクーバー、ジム・シェパード社長CEO)は世界を代表する針葉樹製材大手として着実に成長している。工場設備に対する活発な投資・精力的なM&Aには目を見張る。おそらく現時点において世界で最も拡大している製材会社のひとつであろう。単に世界的な製材大手というにとどまらず、日本市場にとっても非常に影響力のあるシッパーとなっている。(詳細は日刊木材新聞18年6月21日付4〜5面で)



ロシア産丸太高騰
端境期迎え強含み展開
   ロシア材は天候不順により造材の遅れや中国のおう盛な購買意欲から品薄感がでている。出材ピーク時にもアカ松、カラ松、エゾ松の全樹種で価格は右肩上がりだったが、出材端境期を迎えてさらに強含んでいる。(詳細は日刊木材新聞18年6月24日付1面で)


オーシカ、接着剤を値上げ
7月から10〜16%高へ
   オーシカ(東京都、水谷新社長)は7月1日出荷分から木質系接着剤の国内価格を値上げする。合板用で現行価格から10%以上。対象商品は尿素接着剤、メラミン接着剤、フェノール接着剤。(詳細は日刊木材新聞18年6月24日付1面で)


会社探訪、横内林業紋別工場(北海道)
小ロット多品種に対応 カールチップ生産で価格下落食い止める
   横内林業(標津郡、黒河幸夫社長)紋別工場は、原料となる丸太の集荷が比較的容易な北見地区に工場を構え、小ロット多品種需要に対応している。(詳細は日刊木材新聞18年6月24日付2面で)


キャンフォー、減産を発表
カナダドル高騰で採算圧迫
   カナダ最大の製材メーカーであるキャンフォー(BC州バンクーバー)は22日、合計で約5000万BM(約8万立方メートル)の減産を行うことを発表。北米製材市況の下落、米国ドルに対するカナダドル高騰に伴う採算悪化を原因とする。(詳細は日刊木材新聞18年6月24日付8面で)


型枠合板、産地価格が最高値更新
玉手配は手探り
   産地価格、国内販価とも産地主導の上げ相場が続いてきた輸入合板は5月連休明け以降、ウッドショックを思わせる高騰ぶり。型枠用合板の産地価格は6月下旬に高値記録を更新。国内販価も前月比100円高が完全に固まった。入荷量は8月末まで増加の見通しが立たず、いまのところない物高が一段落する気配はない。(詳細は日刊木材新聞18年6月23日付1面で)


カナダ産SPF2×4製材、高値横ばい決着
   2×4住宅用SPF製材の7〜9月期日本向け価格交渉は前期比据え置きで決着した。ここにきて米国製材市況が反落したことから、日本側には産地価格の高値修正を期待する声もあったが、産地に据え置きで押し切られた。(詳細は日刊木材新聞18年6月23日付1面で)


銘建工業、構造用集成材値上げ
7月受注から
   構造用集成材メーカーの銘建工業は7月受注分から中断面集成材・集成管柱を値上げする。(1)原材料ラミナ価格の高騰(2)北欧産ラミナの大幅供給減(3)集成材製品受注の好転(4)旧割安ラミナ在庫の減少(5)為替ユーロ高――などが要因。(詳細は日刊木材新聞18年6月23日付8面で)


ベリィクヴィストインション、新鋭製材工場が竣工
年産33万m3、日本向け主力に
   スウェーデンの製材大手、ベリィクヴィストインションの新しい製材工場がこのほど竣工。年産能力は33万立方メートル、将来的には50万〜55万立方メートルまで生産を高める。引き続き総生産の50%を日本市場へ安定供給していく。(詳細は日刊木材新聞18年6月22日付1面で)


南洋材丸太・製材品また減少
06年南協需要予測見直し
   日本南洋材協議会(倉光二朗会長)は、06年需要予測見直しを実施。丸太・製材品ともに産地木代金の恒常高と供給減少を予想し、今年の丸太需要量は134万立方メートル(前年実績比6・2%減)、製材品で52万立方メートル(同5・1%減)とした。(詳細は日刊木材新聞18年6月22日付1面で)


会社探訪、佐藤木材工業(北海道)
下駄生産の乾燥技術生かし集成事業 地域材ブランド化で新規開拓
   佐藤木材工業(紋別市、佐藤教誘社長)は、道産シナを原料にした下駄生産が創業の契機。下駄生産で培った乾燥技術を生かし、集成材事業を展開している。(詳細は日刊木材新聞18年6月22日付2面で)


地域ビルダー戦略、タウンハウス(岡山)
地域材と珪藻土が標準 施主との出会い大切に
   タウンハウス(岡山市、阿部豊晴社長)は、今年4月に体験型住宅展示場「快適工房」を市内にオープンした。ロハスを求める施主向けに「国産材と珪藻土で創る家」を提案する。(詳細は日刊木材新聞18年6月22日付6面で)


木質構造物の振動試験研究会、成果取りまとめへ
今夏にも公開実験
   過去2年間で10棟の実大振動実験を行っている木質構造物の振動試験研究会は、今年度さらに8棟で実験し、研究報告をまとめる。(詳細は日刊木材新聞18年6月22日付8面で)


中国政府、ミャンマー材の輸入凍結
現地企業は代替材シフト
   中国政府が今春からミャンマー産木材の一部輸入を止めている。ミャンマー国境の検査所を1月から完全閉鎖し、ミャンマー北部産の木材供給を絶った。中国南部の木材企業は同国産木材を主原料に据えているが、供給減少と価格高騰で代替材の取り込みに躍起だという。(詳細は日刊木材新聞18年6月22日付8面で)


耐火構造の湿式外壁施工現場を公開
湿式で一段の普及見込む
   三井ホームは都内で建築中の木造3階建て専用住宅で、湿式外壁の耐火構造「ファイヤーブロックウォール工法」の施工現場を公開した。(詳細は日刊木材新聞18年6月21日付1面で)


特殊加工専用機を導入
曲がり梁加工など差別化進める
   東海プレカットは、13日に本社工場に「曲がり梁加工機」を導入した。(詳細は日刊木材新聞18年6月21日付1面で)


「LIN―Cシステム」が試験稼動
販売店・工務店の要望に迅速対応
   ヤマエ久野は、2年ほど前から開発を進めてきたCADトータルシステム「リンクシステム」の試験稼働を開始した。(詳細は日刊木材新聞18年6月21日付8面で)


リバーシブル羽目板を開発
板材の実加工と反り生かす
   グリーンウッドは、「リバーシブル羽目板」(特許出願中)を開発。(詳細は日刊木材新聞18年6月21日付8面で)


杉3層合板で不燃化
実用化に向け模索
   合成樹脂加工の東邦樹着工業は、国産の杉材を使った不燃3層(あるいは5層)合板の生産に乗り出す。(詳細は日刊木材新聞18年6月21日付8面で)


東海地区のプレカット、受注好調も利益を圧縮
資材高騰で再度値上げ要請へ
   春先から好調を続ける東海地区プレカット工場。パワービルダー向け等に対しては値上げが通らず、5月に続いて材料込みの値上げを求める動きがある(詳細は日刊木材新聞18年6月20日付1面で)


会社探訪、佐藤工業(静岡)
ソリッドフローリング40年以上の経験 床暖対応で高いシェア確保
   佐藤工業(静岡県、佐藤潔社長)は、今日ではユニタイプとして一般化している「ジョイント定尺ソリッドフローリング」を昭和57年から製造を始めた。最近では大手ハウスメーカーの差別化商品としてムク(ソリッド)フローリングが採用されるケースが高くなっている。(詳細は日刊木材新聞18年6月20日付2面で)


丸紅ランバー紅陽事業所、特殊材プレカットが軌道に
羽柄ラインの導入も視野に
  写真 丸紅ランバー紅陽事業所(三重県松坂市、高野章所長)はドイツ・フンデガー社のプレカットマシンK−3等を使った特殊加工が軌道に乗ってきた。(詳細は日刊木材新聞18年6月20日付8面で)


断熱パネルの製造開始
ティエッチピーセンター、金物工法向けに
   ティエッチピーセンター(静岡県富士市、及川君夫社長)ではこのほど、新たに断熱パネルの製造を開始した。プレカット+金物の供給促進を図る。(詳細は日刊木材新聞18年6月20日付8面で)


一建設、戸建分譲681棟に強度不足見つかる
偽装事件受け再検査
   一建設(東京都、小泉公善社長)は平成12年6月以降に販売した戸建分譲住宅のうち681棟で強度不足が認められたと発表した。(詳細は日刊木材新聞18年6月20日付8面で)


トヨタホーム、4年後戸建販売7000戸が目標
存在感ある住宅会社めざす
   立花貞司トヨタホーム社長兼トヨタ自動車専務は2010年ビジョンとして戸建住宅販売目標7000戸、集合住宅などを合わせて1万戸をめざす方針を発表した。(詳細は日刊木材新聞18年6月20日付8面で)


ハウジング版『国産材で差別化図る住宅各社』
資源の有効活用PR、戦略練る
  トップ写真 木造軸組住宅各社で、国産材を構造材や内装仕上げ材に採用していこうとの動きが活発化している。かつては国産材を使用することなど当たり前で、それ自体が話題になることなどなかったが、最近の動きは国産材を使うことで、競争相手に対し差別化していこうとの考え方が感じられる。日刊木材新聞では国産材を積極的に採用し、差別化している住宅各社について見ていく。掲載企業は、住友林業、三木建設、古河林業、紀州ひのきの会、夢ハウス、千年の杜、曽我住宅産業、東日本ハウス、河井林産・カワイハウス、明城、エンゼルハウス、渡邊工務店。(詳細は日刊木材新聞18年6月15日付4〜6面で)


北海道・足寄町、国内最大級木構造庁舎建設へ
地元産カラ松で構造用集成材
 

トップ写真 北海道足寄町に、わが国では最大級の木構造庁舎が10月末完成をめざして建設されている。このほど、足寄町のカラ松を使った大断面構造用集成材による庁舎躯体が完成し、関係者らを招いて内覧会を開いた。躯体工事は、三井住商建材(東京都、柴田道人社長)木構造建築部が担当。同社は構造用集成材や構造用LVLなどのエンジニアードウッドを柱や梁に利用し、鉄筋を使い接合、2方向ラーメン構造を実現する「サミットHR工法」で数多くの大型木構造建築物を生み出してきた。(詳細は日刊木材新聞18年6月17日付6面で)



緊急連載・コスト高尽き上げ2次加工建材
   型枠など輸入合板の値上がりは7年振りの高値を呼んでいる。フロア製品などの2次加工建材メーカーを襲ったコスト高の現状を5回に渡って連載する。(詳細は日刊木材新聞平成18年6月13、14、15、16、17日付で)


05年パレット総生産、過去最高
98年以来の最高を記録
   05年のパレット総生産量が7000万枚の大台に乗った。日本パレット協会が発表したパレット生産統計によれば、前年比9.2%増。レンタルパレット保有台数は右肩上がりだったが、05年度は頭打ちになった。(詳細は日刊木材新聞18年6月17日付1面で)


ミサワホールディングス、フィンランドの子会社でCOC認証
月内出荷分から認証マーク
  写真 ミサワホールディングス(東京都、水谷和生社長)はミサワホームの住宅に使用する木質パネルの芯材を生産するフィンランドの子会社でPEFC森林認証プログラムのCOC認証を取得した。(詳細は日刊木材新聞18年6月17日付1面で)


キーテック、納入LVLに弱接着
全品差し替えへ
   キーテック(東京都、青木慶一郎代表取締役専務)は16日、同社が納入した大断面構造用LVLで部分的に強度不足の可能性があることがわかり、安全面を配慮して建造物を解体し、別品を再度納入すると発表。(詳細は日刊木材新聞18年6月17日付8面で)


三菱商事、住資材業務を子会社に移管
三菱商事建材が事業母体に
   三菱商事は14日、木材・建材ほかの住資材関連取引を9月1日付で子会社の三菱商事建材に移管することを明らかにした。これらの事業を行ってきた住宅資材ユニットは戦略部門として事業会社の管理などを行う。計画では国内の建材取引を会社分割方式で、木材、建材の輸入、セメント他の輸出業務などを事業譲渡方式で移管する。販売子会社のグリーンハウザーの貿易事業部も移管する。(詳細は日刊木材新聞18年6月16日付1面で)


セイホク、主要品目を値上げ
塗装型枠、厚物増産へ
   セイホク(東京都、井上篤博社長)は型枠用合板及び針葉樹構造用合板の主要品目について16日受注分から値上げした。また、型枠用合板の輸入量が依然として落ち込んでいることから、今月中にも塗装型枠用合板をグループ全体で25%増産する。納期遅れ、欠品が出ている厚物合板も今月以降、25%増産する。(詳細は日刊木材新聞18年6月16日付1面で)


日本木材輸入協会、合法材輸入を促進
   日本木材輸入協会(谷山順一会長)は14日に開いた定時総会で、合法性、持続性のある木材輸入に努め、民間ベースで産地国との対話を進めることを再確認した。林野庁のガイドラインに基づく団体認定では会員内ですでに10社の認定事業者を選定、20日には第2次選定者13社を決める予定。(詳細は日刊木材新聞18年6月16日付1面で)


カナディアンバーチをブランド化
ケベック州レイモン・バシャン大臣が初来日
  写真 ケベック州政府在日事務所(ジャン・クラヴエ代表)が、13日に帝国ホテルで在日カナダ商工会議所主催のゲストスピーカーとして、レイモン・バシャン大臣を招いた。「日本はアジアのなかでナンバー1のパートナーであり、より発展的で強固なビジネス関係を今後も築きたい」と日本市場の重要さを強調した。(詳細は日刊木材新聞18年6月15日付1面で)


国製協、合法材扱いの方向性確認
欧米産集成材に対抗も可能
   国産材製材協会(豆原義重会長)は18年度第1回の理事会・例会を開催、グリーン購入法への対応方針や原木調達など4委員会討議、木住協が実施する木造軸組住宅における国産材利用実態調査への参加・協力などについて意見交換を行った。(詳細は日刊木材新聞18年6月15日付1面で)


佐々木木材防腐、杉間伐材で木製塀を開発
景観と耐震性実現
  写真 佐々木木材防腐(前橋市、佐々木国雄社長)は、群馬県産杉間伐材を活用した木製塀「ウッド・ガーデン・ウォール」を開発した。景観や耐震性に優れ、地震時の危険性が高いブロック塀に替わる安心・安全なエコ商品として売り出している。(詳細は日刊木材新聞18年6月15日付8面で)


伊藤忠建材、東フレをノエルに株式譲渡
業務分担見直しの一環
   伊藤忠建材(東京都、柴田敏晶社長)は14日、子会社の東京フレーミング(同、林達喜與社長)の株式90%を不動産開発・マンション分譲のノエル(川崎市、金古政利社長)に売却した。(詳細は日刊木材新聞18年6月15日付8面で)


アジア3国合板合同会議を開催
インドネシア06年輸出は半減の150万m3予測
   日本木材輸入協会と日本合板工業組合連合会は5月26日、インドネシア合板協会、マレーシア木質パネル生産者協会、サラワク木材協会と、シンガポールで「アジア3国合板合同会議」を開催した。(詳細は日刊木材新聞18年6月14日付1面で)


米加産米松製材、極度の品不足
安定供給ソースはごく一部
   米加西岸産の米松製材の日本向け供給が激減し、各地で品不足が起きている。(詳細は日刊木材新聞18年6月14日付1面で)


輸入建材事業者連絡会が発足
省エネ等級表示でも協力
   輸入建材に係わる関係団体や個別事業者など30数社が「輸入建材事業者連絡会」(IBMF)を設立した。(詳細は日刊木材新聞18年6月14日付8面で)


発熱性試験機を導入
防火処理製品の品質管理
  写真 越井木材工業はさきごろ、本社内に木材の発熱性試験機「コーンカロリーメーター」を導入。(詳細は日刊木材新聞18年6月14日付8面で)


会社探訪、矢島木材乾燥(秋田)
複合が国内、単層は中国、原材料は全量を自社調達
   矢島木材乾燥(秋田県、平野井景一社長)は昭和24年創業の老舗フローリングメーカー。現在は北米から欧州、国内など原料の調達範囲を広げ、100%を自社調達している。(詳細は日刊木材新聞18年6月13日付2面で)


小売店はいま、川西木材(長野)
材工ともの資材販売 設計を織り込み受注へ
   川西木材(長野県、宮澤マサ代社長)は、地域に根ざし伝統と信頼を重んじる一方、ニーズにマッチした新しい事業にも意欲的に取り組んでいる。(詳細は日刊木材新聞18年6月13日付7面)


杉圧密材新技術を共同開発
愛知県産業技術研とマイウッド・ツー
   愛知県産業技術研究所(刈谷市)は国産杉材の新しい圧密技術をマイウッド・ツー(岩倉市、福山昌男社長)と共同開発した。(詳細は日刊木材新聞平成18年6月13日付8面で)


天竜T.S.ドライシステム協組が設立
フォレストみさくぼの生産設備活用
   天竜T.S.ドライシステム協同組合の設立総会が浜松市内で開催され、代表理事に森秋男氏(森材木店)が就任した。(詳細は日刊木材新聞平成18年6月13日付8面で)


大建工業(寧波)有限公司、中国への技術移転成功
ドア・フロア、中国販売も強化
  トップ写真 大建工業(大阪市、井邉博行社長)の中国拠点である大建工業(寧波・ニンポー)有限公司(浙江省、作田順一総経理)が操業3年目にして黒字転換した。大建工業の内装ドアの大宗を占めるRシリーズのうち、オレフィンシート張り框組ドアの生産が安定してきたことや、集成材の素材となる鉄杉の安定確保にめどが立ち、これらを材料にした日本向けムクドア「きわざシリーズ」の生産ピッチが上がってきたこと、複合床板「うづくり」などの日本での販売が増えてきたことが理由だ。(詳細は日刊木材新聞18年6月9日付6面で)


オービス、グリーンホープ号100万m3積載達成
NZラジアタ松の日本市場への大きな役割期待
 

トップ写真 ニュージーランド産ラジアタ松製材最大手のオービス(広島県、御輿岩男社長)では、同社木材専門船”グリーンホープ号”がNZから日本に向けての処女航海から数えて、100万立方メートルの積載を達成した。これを記念して5月25日に100万立方メートル積載記念パーティーが、タウランガ港(NZ現地)に停泊中のグリーンホープ号船上で盛大に開催された。(詳細は日刊木材新聞18年6月10日付4面で)



ウッドワン、内装材を値上げへ
原料高で採算直撃
   ウッドワン(広島県、中本祐昌社長)は合板価格や石油高騰を受けて複合フロアなど木製品を値上げする。今年3月以降、順次値上げを進めているもの。(詳細は日刊木材新聞18年6月10日付1面で)


複合床板工業会、合法材証明へ
10月頃から証明材供給へ
   日本複合床板工業会(社本孝夫会長)は2日の総会で改正グリーン購入法に対応し、団体認定方式を採択した。床材は調達品目に指定されていないが、社会的な情勢を勘案したほか、会員企業の証明方法の選択肢拡大を行うもの。(詳細は日刊木材新聞18年6月10日付1面で)


アジアパレットシステム連盟を設立
アジア地域初の統一規格へ
  写真 日本パレット協会(岡田和夫会長)は8日、アジア地域での貿易パレットの規格統一などを目的とした「アジアパレットシステム連盟(APSF)」を設立した。(詳細は日刊木材新聞18年6月10日付1面で)


会社探訪、松下生活研究所(熊本)
森林認証取得をサポート 顔の見える木材供給拡大を
   松下生活研究所(熊本市、松下修代表)は、農林水産業(第1次産業)をフィールドにさまざまな規格・プロデュース業務を行っている。林業分野では地域産材住宅の建築プロデュース、自然素材珪藻土、塗料の普及などに取り組んでいる。(詳細は日刊木材新聞18年6月10日付2面)


輸入型枠合板、値上げに拍車
仮需続き、入荷減が影響
   輸入JASコンクリート型枠用合板が関東1次問屋着値で全週比30〜50円高と強含みに拍車がかかっている。5月連休明けから続く仮需は落ち着く様相を見せない。ただ、「あまりに上げ幅が急すぎると買いが付いてこれない」との声もあり、当面は小口で販売の上げ基調が続く見通し。(詳細は日刊木材新聞18年6月9日付1面で)


会社探訪、愛媛林産商事(愛媛)
地元材を積極的に県外へ販売 在庫、配送の充実に力入れる
   愛媛林産商事(愛媛県、小倉暁社長)は、愛媛県産材を主力に製材品の販売を行う。3月末に同社事務所を改修、4月には小倉氏が新社長に就任し、国産材拡販に向け、市場ニーズに応える新たな体制強化を図る。(詳細は日刊木材新聞18年6月9日付2面で)


ラムセル、ソレナウ集成材を本格販売
先物在庫は山六運輸で
  写真 輸入構造用集成材販売のラムセル(東京都、長田正之社長)はストゥーラエンソティンバー社ソレナウ工場の構造用中断面集成材の販売を始めた。東日本は山六運輸の茜浜物流センター、西日本は日新堺倉庫で常時在庫する。山六運輸では2000立方メートル規模で在庫する。(詳細は日刊木材新聞18年6月9日付8面で)


森林商事、宇都宮支店が竣工
支店間の物流拠点に
  写真 住宅資材卸の森林商事(東京都、森林慎介社長)は栃木県上三川町の建設を進めていた新しい宇都宮支店の竣工式を行った。宇都宮市内にあった旧支店と茨城県古河市の営業所を移転、統合したもので、北関東、東北の各支店、営業所を結ぶ物流拠点となる。(詳細は日刊木材新聞18年6月9日付8面で)


クロノスパン・ルクセンブルク社、MDF・OSBを今夏以降供給開始
初年度は合計4万m3目指す
  写真 クロノスパングループ傘下のクロノスパン・ルクセンブルク社は、今夏以降にMDFやOSBの日本向け供給を開始することを表明した。F☆☆☆☆取得後、初年度は各2万立方メートルを目標に掲げている。(詳細は日刊木材新聞18年6月8日付1面で)


北海道足寄町に国内最大級の木構造庁舎
地元産カラ松を大断面構造用集成材に
  写真 国内最大級の木造庁舎、北海道足寄町庁舎の新築移転が進められている。地元産カラ松を大断面構造用集成材に利用したもので、木造2方向ラーメン工法「サミットHR工法」で建設。10月末の完成予定。(詳細は日刊木材新聞18年6月8日付1面で)


地域ビルダー戦略、桑原木材(愛知)
循環する家作り 部材、仕様とも木のプロのこだわり
   桑原木材(愛知県、桑原教行社長)は、尾張地区を中心に木造注文・分譲住宅事業を展開している。桑原社長は「住宅事業は材木を売るための研究・開発の手段」と語る。(詳細は日刊木材新聞18年6月8日付5面で)


面川建機製作所、燃焼煙式乾燥処理施設を開発
丸太のまま燻煙乾燥処理
   面川建機製作所(東京都、面川栄四郎社長)は、丸太のまま燻煙乾燥を行う燃焼煙式乾燥処理施設「KUN・EN‐減水‐85」を開発した。原木を縦置きで投入することで水分を抜けやすくした本格的な乾燥施設。ビル用サッシメーカーとして培ってきた技術をいかして精度の高い炉体を設計し、商品化にこぎ着けた。(詳細は日刊木材新聞18年6月8日付6面で)


小売店はいま、北濃林産ガーデニング事業部(岐阜)
製材端材でデッキ材等を製造・販売、インターネット販売拡充へ
   北濃林産(岐阜市、小出弘彦社長)では、製材端材の活用を目指してガーデニング事業部を設け、地元施工業者との連携によるエクステリア製品の開発・小売・施工を進めている。(詳細は日刊木材新聞18年6月7日付7面で)


南洋材合板、大幅減少
輸入品の逼迫感顕著に
   18年4月の合板供給量は63万8000立方メートル、前月比6・7%減(前年同月比6・8%減)で3月の大幅増から減少に転じた。(詳細は日刊木材新聞18年6月7日付1面で)


営業所単位での戦略強化
住生活改善商品を積極提案
   越智産業はさきころ平成18年度の経営方針を発表した。(詳細は日刊木材新聞18年6月7日付1面で)


木材問屋部門をハイテクウッド販売に移管
製販一体化で受注体制を強化
   タックを中心とするタック・ハイテクウッドグループは、21日付で問屋であるタック建材から木材部門を分離し、ハイテクウッド販売に移管させることを明らかにした。(詳細は日刊木材新聞18年6月7日付8面で)


複合フロア、再値上げへ
8月にも一段高計画
   ユアサ建材工業は、複合フローリング用基材である東南アジア産合板の輸入コスト急騰を受けて、21日出荷から200〜300円(坪)の値上げを実施する。(詳細は日刊木材新聞18年6月7日付8面で)


製材品販社「丸良」を設立
吉村製材
  写真 吉村製材はこのほど、自社製材品と原木を取り扱う新販売会社として「丸良」を設立した。(詳細は日刊木材新聞18年6月7日付8面で)


ジャパン建材、大連に常設展示場
中国マーケットの起爆剤に
  写真 ジャパン建材(東京都、中本敏宏社長)と現地企業が合弁で立ち上げた中国大連市内の建材常設展示場が5月29日に正式オープンした。(詳細は日刊木材新聞18年6月6日付1面で)


材ハ木材、ヘッジ構法営業本格化
材・工セットの供給めざす
  写真 材ハ木材(名古屋市、鈴木龍一郎社長)住宅資材部は、木造純ラーメン構法の「ヘッジ構法」の拡販に力を入れる。(詳細は日刊木材新聞18年6月6日付1面で)


会社探訪、ウシキランバー(群馬)
プレカット切り口に総合納材へ、良質木材を高精度加工
   プレカット加工のウシキランバー(群馬県、宇敷慶吉社長)は、プレカットを切り口に家造りに必要なすべての資材・設備を提供するサービスを行っている。(詳細は日刊木材新聞18年6月6日付2面で)


ウッドリンク、木屑焚きボイラー設置
秋にはKD率9割へ
   ロシア産エゾ松製材大手のウッドリンク(富山県射水市、原野哲雄社長)は木屑焚きボイラーを導入し、今月末にも試験稼動を開始する。(詳細は日刊木材新聞18年6月6日付8面で)


小売店はいま、福井材木店(静岡)
エクステリア分野を強化、材工込みで取り組む
   福井材木店(静岡市、福井淳史社長)は、内部造作加工を主体とした事業から外構材の施工販売へと転換、「木材で生きて行こうと思う中でエクステリアの分野を強化し、施工込みで取り組んできた」と福井社長は話す。(詳細は日刊木材新聞18年6月3日付7面で)


地域ビルダー戦略、沖田(広島)
材料にも合理性求める、“一品モノ”家作りに専念
   沖田(広島市、沖田博社長)は10年前に住宅建築に進出し、施主それぞれのライフスタイルに合わせた注文住宅を続けている。(詳細は日刊木材新聞18年6月1日付7面で)


商品特集・シリーズ中国産木材建材(2)
・中国で最終加工される国産材
・将来は中国市場へ定着
  トップ写真 中国の木材製品加工能力の高さや価格競争力の強さに注目して、ここで最終加工された木材製品が日本に大量に輸入されている。構造用集成材やLVL、単層フローリングや各種内装仕上げ材、加工度の高さが求められる労働集約型商品ほど中国の強さが発揮されるのはいうまでもない。掲載企業は、加賀木材、大連田中木材、ジャパン建材、かつら木材商店、長崎県。(詳細は日刊木材新聞18年5月31日4〜5面で)


米松丸太、5ヶ月連続で横ばい
米国市況の動向に注目
 

 北米の日本向け米松丸太6月積みは、最大手のサプライヤーが5月積み比横ばいで決着した。カナダ産は高唱えだが、米ドルに対するカナダドル高から値上げを打ち出している。(詳細は日刊木材新聞18年6月3日付1面で)



アイカ工業、化粧ボード10%値上げ
基材合板価格の値上げが背景
   アイカ工業(愛知県、渡辺修社長)は1日から「アイカ化粧ボード」を10%程度値上げした。インドネシア産の合板価格が高騰しているため。(詳細は日刊木材新聞18年6月3日付1面で)


18年度の特恵関税限度額は1065億円へ
財務省が発表
   財務省が発表した平成18年度の特恵限度額は木材関係で1065億4058万円で前期比3%増加。今期はマレーシアとのFTA発効があり、年度途中で無税化となりそう。(詳細は日刊木材新聞18年6月3日付2面で)


カインドル社、メラミンフロアに幅狭タイプ
大臣認定取得後、供給へ
  写真 クロノスパングループ傘下のエム・カインドル・ホルツインダストリー社(オーストリア・ザルツブルク、ウェルナー・ベヒトルド社長)は今秋から欧州向け中心に販売開始予定のメラミンフロア幅狭タイプ(幅90ミリ)を日本市場にも供給していく意向を示した。今後、同製品の国土交通大臣認定(F☆☆☆☆)も取得する予定。(詳細は日刊木材新聞18年6月2日付1面で)


富士ハウス、弥富市にプレカット工場
年間1000棟の構造材、パネルを加工
   木造住宅大手の富士ハウス(静岡県浜松市、川尻増夫社長)はグループ会社の日京(同)が愛知県弥富市にプレカット工場の建設に着手したことを明らかにした。100%富士ハウス向けの構造材プレカットとパネル加工などを年間1000棟規模で手がけていく計画。(詳細は日刊木材新聞18年6月2日付1面で)


ウッドビルド、全国初の性能評価取得
通気断熱WB工法で
  写真 通気断熱WB工法を展開するウッドビルド(長野市、寺島今朝成社長)は5月26日付で財団法人、日本建築センターからシックハウス対策に関する性能評価を取得した。今後、同工法を用いた住宅には換気扇の設置が免除される。また、長野市内に建設を進めていた新社屋とWB工法の総合体験施設「ワンダーベース」が完成し、このほど竣工式を開いた。(詳細は日刊木材新聞18年6月2日付8面で)


ナイス、メタルフィット株取得
取引先や提携工場は継承
   ナイス(横浜市、平田恒一郎社長)は、ゼファー(東京都、飯岡隆夫社長)から金物工法のメタルフィット工法を展開しているメタルフィットの株式を5月31日付で取得した。取得株式は163万4千株、取得金額は約4億円。取引先や提携工場は従来のまま継承する。(詳細は日刊木材新聞18年6月1日付1面で)


JIP2×4パネルシステムを大幅バージョンアップ
JIPテクノサイエンス
   情報コンサルタントのJIPテクノサイエンス(東京都、永井光俊社長)は、住宅部材製造会社に提供してきた「JIP2×4パネルシステム」を大幅にバージョンアップし、販売を強化する。(詳細は日刊木材新聞18年6月1日付1面で)


北洋材協議会、新市場の開拓を模索
業界の現状探る
   日本北洋材協議会(通善一洋会長)と富山北洋材製材協議会(江守淳一会長)はこのほど協議会を共催。北洋材業界の現状について、他外材に比べ製品価格上昇が鈍い点や、製品の供給過多を課題として指摘する声が相次いだ。(詳細は日刊木材新聞18年6月1日付8面で)


杉集成材メーカー団結へ
共同PR、販売目指し、全国10事業体が合意
   全国の杉集成材メーカーが相互連携、情報交換、国産エンジニアードウッド(EW)の普及促進、共同販売までを視野に入れた組織づくりに向けて動きだした。19日に住・木センターの「Zマーク表示金物の梁受け金物の使い方」で集成材に対する実質的な措置について抗議したメンバー社を中心に合意したもの。杉集成材は合板とともに杉材利用の柱になっており、組織体づくりで弾みをつけるのが狙い。(詳細は日刊木材新聞18年5月31日付1面で)


ジャパン建材、輸入合板会社に出資
元上松商事社員らが独立
   ジャパン建材(東京都、中本敏宏社長)は元上松商事の社員が設立した輸入合板会社「JKI」に出資する。資本金は5000万円で社長は木谷孝行氏。出資比率はジャパン建材93%、木谷氏ら4人が7%。本社はジャパン建材本社内に置く。当面、従業員は10人でスタートする。ジャパン建材から社員は派遣しない。(詳細は日刊木材新聞18年5月31日付1面で)


大梁門型フレームで大空間
シェルター、佛乗寺の構造見学会
   シェルター(山形県、木村一義社長)は都内に建築中の「日蓮正宗向陽山佛乗寺の構造見学会を開催した。木造2階建て、延べ床面積約277坪、最大高さ9.7メートルの同寺の建築には、同社が開発した木造大断面(KES)構法が採用されており、柱、梁には全て国産カラ松の構造用集成材が使われた。(詳細は日刊木材新聞18年5月31日付8面で)


大林産業、杉中目量産ライン導入
原木消費月4500m3、中国地方トップクラスに
  写真 大林産業(山口市、大林真信社長)は主に杉中目材を製材する量産ラインを導入し、このほど稼動を始めた。軌道に乗れば原木消費量月間4500立方メートルと中国地方トップクラスになる。(詳細は日刊木材新聞18年5月30日付1面で)


岐阜広域新生産システム推進協を設立
5年後に年8万2000m3の原木加工体制を構築
   県産材の安定供給をめざす「岐阜広域新生産システム推進協議会」が正式に設立された。杉材を中心とした生産体制を拡充し、5年後には年間8万2000立方メートルの原木加工体制を構築する。(詳細は日刊木材新聞18年5月30日付1面で)


地球の会、第1回日本の木の家づくりサミット開催
工務店関係者が全国から郡山に集結
   NPO法人環境共棲住宅「地球の会」(吉村良三理事長)が昨年11月に発会し、国産材を使用した住宅づくりを行っている有力工務店が結集した全国組織として注目を集めている。(詳細は日刊木材新聞18年5月30日付5面で)