日刊木材新聞 18年7月




建材版「金属サイディング」デザイン性が急速に改善
新築用需要も拡大
  トップ写真 「金属外壁」と聞いて、”トタン”をイメージする人はさすがに少なくなっていると思うが、それでも最近の金属サイディングのデザインの進化ぶりを見れば、一驚を喫するのではないか。塗り壁風、レンガ風などなんでもござれ。一見しただけでは、窯業系サイディングとの違いは全く分からない。そんなデザイン充実の今春の新商品を集めたみた。今年の新作の1つ、木目柄を出したのはアイジー工業とYKK APだが、「キューブ柄」はほぼ全てのメーカーが発売している。掲載企業は、アイジー工業、旭トステム外装、YKK AP、チューオー、日新総合建材、松下電工。(詳細は日刊木材新聞18年7月25日付4〜5面で)


商品特集「木材乾燥施設最前線上、下」
「速く、安く、品質良く」をめざして
全製品に占める乾燥材シェアは20%弱
  トップ写真 「乾燥時間が短く、しかも経費が安く、それでいて品質も良い。加えるならば機械自体の価格も安い」。木材乾燥装置導入にあたって経営者が求めるのは、およそこのようなところだろう。そうした要求をすべて確実にかなえる乾燥装置というのはなかなかお目にかかれないのが現実だ。蒸気、真空、除湿、燻煙など様々な乾燥装置があるが、それぞれに1長一短がある。日刊木材新聞では今回は「木材乾燥装置最前線」と題し、装置そのものに焦点を合わせた特集を組んだ。掲載企業は、大陸貿易、イムノバックス・ジャパン、伊豆巴産業、東新工務、東北通商、日本電化工機、大井製作所、トモエ・エンジニアリング、タカハシキカン、面川建機製作所、新柴設備、エノ産業、山本ビニター、ヒルデブランド、エコシーテック、ヤスジマ、富士電波工機、ワールドテクノ、益田機械製作所。(詳細は日刊木材新聞18年7月26日付3〜6面、27日付4〜6面で)


国交省、建築士制度見直しで修正案
専門資格は白紙
   国土交通省は社会資本整備審議会基本制度部会で先に示した建築士制度の見直しで修正案を加えたほか、住宅の売り主に対する保険加入義務化については住宅瑕疵担保責任研究会がまとめた報告書をもとに提案した。(詳細は日刊木材新聞18年7月29日付1面で)


ミサワ、耐力壁認定を取得
制震装置「MGEO」
   ミサワホーム(東京都、佐藤春夫社長)は制震装置「MGEO」のうち、木質系住宅で採用している制震パネルで日本建築センターから構造耐力壁の認定を取得したと発表した。(詳細は日刊木材新聞18年7月29日付1面で)


ナイス、茨城で初のナイスフェア
地域密着型へ
   ナイス(横浜市、平田恒一郎社長)は22日、ナイス茨城物流センター(石岡市)で「ナイス茨城フェア」を開催した。来場者873人、8億2500万円の売上げ。(詳細は日刊木材新聞18年7月29日付8面で)


ウイング、宮城にパネル工場
4工場で月間350棟規模に
   2×4コンポーネント最大手のウイング(東京都、吉井博社長)はかねて取得済みの宮城県内の用地に新工場の建設を開始した。2×4住宅向けパネル加工に特化した工場で、段階的に生産高を引き上げ、将来的に月間100棟規模の生産を目指す。新工場の建設決定で、同社のコンポーネントは4工場、合計生産能力は外注を含め、同350棟規模となる。(詳細は日刊木材新聞18年7月28日付1面で)


ナガイ、外張り断熱材「イーストボード」発売
木繊維の90%以上が廃木材
   建材販売のナガイ(長野県、永井嗣展社長)は木繊維のうち、90%以上に廃木材を使った木質断熱繊維板「イーストボード」を発売する。外張り工法で使用し、仕上げに木製サイディングを使用した場合で、防火30分、準耐火45分の認定も取得済み。最大の特徴は優れた調湿性能で、他素材と併用することで家全体を呼吸する住宅に仕上げることができる。(詳細は日刊木材新聞18年7月28日付1面で)


元旦ビューティ工業、スイスの防水シートメーカーと事業提携
高分子シート防水発売へ
   元旦ビューティ工業(神奈川県、舩木元旦社長)はスイスの防水シートメーカー、サーナフィルインターナショナルAG社と事業提携し、高分子シート防水の販売を始めた。サーナフィル社は防水シートで40年の歴史と3億5000万平方メートルの販売実績を持つ。元旦ビューティ工業はシートの販売だけでなく、屋根材と組み合わせた新たな防水屋根工法を提案し、市場拡大を目指す。(詳細は日刊木材新聞18年7月28日付8面で)


一体式基礎型枠システム「アクアベース」
紅中、基礎から住資材の一括供給図る
  写真 ウレタン塗装処理済みの構造用MDFを使用した一体式(一発打ち)基礎型枠システム「アクアベース」が、都内の戸建て住宅のベタ基礎工事に使用された。(詳細は日刊木材新聞18年7月27日付1面で)


「米国の関税措置は違法」CITが裁定
米加2国間協議にも影響か
   米国国際貿易裁判所(CIT)はこのほど、米国政府が行っているカナダ産針葉樹製材に対する相殺関税及び反ダンピング関税は米国の国内法に違反しているとの最終的な裁定を全会一致(3人)で行った。(詳細は日刊木材新聞18年7月27日付1面で)


トランスコスモス、中国・大連で住宅設計業務を開始
将来的には構造設計なども視野に
   トランスコスモス(東京都、奥田昌孝社長)は、中国・大連に設立した住宅設計拠点の大宇宙設計開発公司で、住宅の営業支援データや設計データなどの作成業務を開始した。(詳細は日刊木材新聞18年7月27日付1面で)


キャリアネット、2×4自動加工システムを開発
生産効率が大幅向上
   キャリアネット(名古屋市、磯村友四郎社長)は、2×4設計生産CADシステム「PS/5」と加工支援機構「PSCAM」と連動する壁部材自動墨付カット機ほか4機種を機械メーカーと共同開発、あわせて各制御ソフトを開発した。(詳細は日刊木材新聞18年7月27日付8面で)


エーディーワールド、ポルトガルのコルクメーカーと事業提携
省施工のコルク床材発売
   エーディーワールド(東京都、平澤潤子社長)は、接着剤や釘を使わずに施工できる、スーパーセラミック塗装のコルクフローリング「ヴィカンダース」を8月から発売する。世界最大のコルクメーカーであるポルトガルのアモリン社と事業提携し、置敷工法(コルクロックシステム)を開発した。(詳細は日刊木材新聞18年7月27日付8面で)


大陸貿易、来月から値上げ
製品2千〜3千円(m3)高に
   大陸貿易は来月から、製品の2000〜3000円(立方メートル)値上げを打ち出す。(詳しくは日刊木材新聞18年7月26日付1面で)


金物プレカットラインを整備
トータル受注体制強化
  写真 伊賀プレカット協同組合はこのほど第2工場に金物工法用加工ラインを増設、あわせてスタッフも増員して同工法への対応化を図った。(詳しくは日刊木材新聞18年7月26日付1面で)


ベルベイMDF工場閉鎖へ
6月末の火災が原因
   カーター・ホルト・ハーベイは25日、ベルベイMDF工場(オーストラリア・タスマニア)を閉鎖することを公表した。(詳しくは日刊木材新聞18年7月26日付1面で)


ランバーの最適カット追求
H2とオプティカット導入で生産効率、格段に向上
  写真 2×4躯体供給のユニックスは、さきごろフンデガー社の羽柄加工機H2(取扱元・沖機械)と2×4CAD(ネットイーグル)を導入。(詳しくは日刊木材新聞18年7月26日付8面で)


ダンネージ材を認証材に切替え
キャンフォー、全てにIPPCマーク
  写真 キャンフォーは日本向け針葉樹製材などに用いられるダンネージを、すべてISPMNo・15に基づくIPPCの認証マーク入りのものに切り替えた。(詳しくは日刊木材新聞18年7月26日付8面で)


空知単板、サンモク砂川工場買収
三井ダイヤフロア生産販売継承
  写真 空知単板工業(北海道赤平市、松尾和俊社長)はこのほどサンモク工業砂川工場(砂川市)を買収、木質スポーツフロアや壁材の本格生産を始める。(詳細は、日刊木材新聞18年7月25日付1面で)


王子木材緑化、中国産ポプラ製品の取扱い強化
中国で合板・LVL工場立上げ構想も
   王子木材緑化(東京都、鈴木正年社長)は、中国産ポプラ合板やLVLなど中国産ポプラ製品の取扱いを強化していく。(詳細は、日刊木材新聞18年7月25日付1面で)


フローリング工業会、合法証明で団体認定方式採択
認定対象は会員に限定
   日本フローリング工業会(田伏恬弘社長)は理事会を開催し、改正グリーン購入法の合法材証明対応に団体認定方式を採用することを決めた。(詳細は、日刊木材新聞18年7月25日付8面で)


中国地方版「胎動!中国地方のニュービジネス」
地熱使う省エネ技術、愛・地球博で採用―ジオパワーシステム―
  トップ写真 地熱を利用した省エネ換気システムの普及をめざすジオパワーシステム(山口県、橋本東光社長)。もともと母体の東光工業では、軽量鉄骨のSST工法の住宅と地熱を利用した「GEOパワーシステム」を手掛け、建築とFC展開の両方を行ってきた。平成14年にジオパワーシステムを設立し、普及事業を移管。以降、代理店育成や公共機関への提案、海外へのPRなどの普及業務に専念している。(詳細は日刊木材新聞18年7月21日付4面で)


神奈川県産材を使用した大型木造建築物が上棟
構造用LVL部材にサミットHR工法で建設
  トップ写真 神奈川県の「秦野市くずは青少年野外センター」の再整備事業として、平成17年度は神奈川県産木材を使用した活動棟、管理棟、炊事棟、便所・シャワー棟、八角棟の建設に現在取り組み中だが、そのなかでも大型の木造建築物である活動棟が今月上旬に上棟した。活動棟の躯体のは、神奈川県産杉を原料にした構造用LVL(キーテック)の柱、梁を用いて、木質2方向ラーメン構造の「サミットHR工法」(三井住商建材)が採用された。(詳細は日刊木材新聞18年7月22日付5面で)


宮川工機、CAD入力の確認作業簡潔に
CADオプション「パワービューア」
   宮川工機(愛知県、宮川嘉朗社長)はプレカットCADの入力ミスの確認作業を容易にするため3次元で可視化し、木材と金物の干渉などのチェックができる「MP−2000CAD」のオプションとしてパワービューアを開発、8月1日から発売する。(詳細は日刊木材新聞18年7月22日付1面で)


葉枯らし天然乾燥で含水率20%クリア
地域材補助基準に適合
   浜松市が実施している「地域材利用促進事業」で指定されている地域材の基準で示されている構造材の含水率20%以下の基準をスギの葉枯らし天然乾燥材でクリアする事例が相次ぎ、木材業界の常識を覆らせている。(詳細は日刊木材新聞18年7月22日付8面で)


丸太は出材不足、西日本国産材製協例会
ヒノキ並材は強保合へ
   西日本国産材製材協議会(田中善彦会長)は15日大阪市内で総会と例会を開催。情報交換では梅雨を迎え、丸太の出材が減少、ヒノキ並材は強保合の傾向だが、スギは保合で秋から出材減の懸念がある。(詳細は日刊木材新聞18年7月22日付8面で)


循環資源、袖ヶ浦に燃料用チップ保管所
日本最大、安定供給目指す
  写真 新エネルギー供給と三井造船の共同出資会社、循環資源(東京都、彦坂武功社長)は7日、千葉県袖ヶ浦市に最大約1万トンの燃料用木材チップ及びRPFを保管できる燃料保管庫を竣工した。12月から商業運転開始が予定されている市原グリーン電力のバイオマス発電所向けに年間20万トンの木材チップと5万5000トンのRPFを供給する。(詳細は日刊木材新聞18年7月21日付1面で)


富山県北製協、製品値上げ交渉を強化
各地のメーカーに呼びかけ
   富山県北洋材製材協議会(江守淳一会長)は8月に向け、北洋材製品の値上げ交渉を強めていく。日本北洋材製材協議会(通善一洋会長)にも値上げ強化の意向を伝え、北洋材製品市場で全国的に値上げ雰囲気を作っていく構え。(詳細は日刊木材新聞18年7月21日付1面で)


ジャパン建材、オオニシの従業員引き受けを表明
任意整理受け、ハウス・デポ・ジャパン傘下で
   ジャパン建材(東京都、中本敏宏社長)は20日、任意整理に入った岩手県北部の建材卸会社、オオニシ(二戸市、大西範道社長)の従業員のうち30人近くをグループでフランチャイズ事業を展開するハウス・デポ・ジャパン傘下の事業会社で引き受ける意向を明らかにした。オオニシの商権ほかは引き継がない。(詳細は日刊木材新聞18年7月21日付8面で)


千葉県内の14森林組合、統合へ
合併予備契約の調印行う
   千葉県内14森林組合は、10月末をめどに統合することで合意し、合併予備契約の調印を行った。統合後は千葉市森林組合と2組織のみになる。(詳細は日刊木材新聞18年7月20日付1面で)


「協同組合高知県木材流通センター」誕生
3製品市場と1製材業が営業統合
   高知県では、製品市場の土佐木材、協同組合高幡木材センター、協同組合ウッディ四万十と、製材業者の共栄木材の4事業者がこのほど共同出資し、新たな木材流通基地「協同組合高知県木材流通センター」が誕生した。(詳細は日刊木材新聞18年7月20日付8面で)


JKIとFJIが設立披露
インドネシア合板メーカー22社が参加
  写真 ジャパン建材(東京都、中本敏宏社長)の関係会社で輸入合板会社のJKI(同、木谷孝行社長)とインドネシアの仕入れ窓口会社であるフタバ・ジャヤ・インダー(FJI)が10日、ジャカルタ市内のホテルで2社の設立披露会を開催した。(詳細は日刊木材新聞18年7月20日付8面で)


山形木造住宅PS、受注100棟超のフル操業
在来に加え金具工法の注文も
  写真 協同組合山形木造住宅プレカットシステム(安部政昭理事長)が進めていたプレカット工場が完成し、今年4月から本格的な操業を開始。現在100棟を超える受注があり、フル操業の状態にある。(詳細は日刊木材新聞18年7月20日付7面で)


中国・四国で75%占める
大手港湾、主力港への偏り鮮明に
   検数機関による米材丸太の今年1〜6月上半期の入荷速報がこのほどまとまった。(詳細は日刊木材新聞18年7月19日付1面で)


プレカットラインを更新強化
焦点は金物工法
  写真 後藤木材は15日、横架材加工ラインの更新など金物工法へのトータル対応化を図った自社プレカット工場を報道関係に公開した。(詳細は日刊木材新聞18年7月19日付1面で)


針葉樹製材工場が完成
杉・桧を主力に年間3万m3の原木消費へ
   木造住宅建築や総合建設業を営む荻野建設は、約8億円を投じて杉・桧をメーンとする針葉樹製材工場を完成させた。(詳細は日刊木材新聞18年7月19日付8面で)


バイオマス発電が実用化へ
三陸木材高次加工協組、木屑焚ボイラー設備
  写真 国産杉とカラ松集成材の三陸木材高次加工協同組合では、環境省の「環境と経済の好循環のまちモデル事業」を利用して木屑焚きボイラー(新柴設備製)を設備。(詳細は日刊木材新聞18年7月19日付8面で)


日集協、集成材メーカー中心に
43社を事業者認定
   日本集成材工業協同組合は、グリーン購入法の認定団体としての体制を整え、14日に組合員の集成材メーカーを中心に43社の事業者認定を行った。(詳細は日刊木材新聞18年7月19日付8面で)


ハウジング版「新しい需要を創出する大型木造建築」
地域材活用にもメリット
  トップ写真 大型木造建築の可能性が広がりをみせている。面積に対する規制緩和などで大型木造建築がやりやすくなっているのに加え、地域材活用や環境の観点からも木造化の動きが広がっている。掲載企業・物件名は、大分の明治清流苑、アーツ・ラボ、シェルター、原工務店、福井の南条小学校、齊藤木材工業、銘建工業東京事務所、丸紅建材、OM計画、江間忠合板、三井住商建材(詳細は日刊木材新聞18年7月13日付4〜6面で)


木質建材、強含みへ
合板高騰で製品価格の転嫁へ
   合板高騰の影響で、複合フロアやプリント合板などの製品価格が上昇してきた。2次加工建材は基材となる合板のコストで採算性を左右され、今回の合板高で窮地にたっていた。メーカー主導の値上げ要請が功を奏しており、やや製品価格が上昇してきたが、今後本格的な合板高値玉を消化するため、2次加工建材はこれからが本番になる。(詳細は日刊木材新聞18年7月15日付1面で)


けせんプレカット、画期的乾燥機を導入
超省エネタイプで
   けせんプレカット事業協同組合(岩手県気仙郡、佐藤實理事長)は6台目となる乾燥機を導入。新柴設備製で、従来タイプより乾燥工程が2分の1で仕上がり、歩留まりが向上する超省エネタイプのもの。(詳細は日刊木材新聞18年7月15日付1面で)


米松ラミナ、産地価格高騰
供給ソースめっきり収縮
   米加産米松製材の日本向け輸出価格が高騰している。構造用集成材、とくに大断面構造用の主原料となる米松ラミナも同様に産地価格が昨年の底値比100ドル(立方メートル)幅の上昇となっている。輸入元の商社はコスト高もだが、供給が著しく細っており、今後代替材についても真剣に考えていく必要があると指摘する。(詳細は日刊木材新聞18年7月14日付1面で)


NZ産丸太、製材用Aソート2ドル高
為替円高で押し切られる
   NZ産ラジアタ松丸太製材用Aソートが値上がりした。産地6月下旬〜7月上旬積みは木代金で前月比2ドル方(立方メートル)の値上げで押し切られた。このところの円高から伐採量削減や他市場との競合を理由に再三にわたり値上げを求め続けてきたシッパーの要求に製材メーカーが折れざるをえなかった状況。(詳細は日刊木材新聞18年7月14日付1面で)


アイプライ、増産継続
厚物、塗装型枠で
   アイプライ(秋田市、越後谷博社長)は6月に続き7月も針葉樹厚物合板(24、28ミリ)や塗装型枠用合板の増産を継続する。6月は厚物合板、塗装型枠用合板それぞれ30%、20%増産したが、7月も増産体制を維持する。(詳細は日刊木材新聞18年7月14日付8面で)


国土交通省、全国計画の成果指標を公表
住生活基本法で意見募集
   国土交通省は、国会で成立した住生活基本法を具体化するための基本計画(全国計画)案を公表し、一般からの意見募集を開始した。計画期間は平成18年度からの10年間。良質な住宅ストックの形成など4目標について、13項目の具体的な成果指標を設定した。(詳細は日刊木材新聞18年7月13日付1面で)


4月の性能評価、設計の勢いが鈍化
戸建ては前年比減
   国土交通省が発表した平成18年4月の住宅性能表示制度の利用実積(速報値)によると、設計性能評価、建設性能評価とも受付数、交付数が前年を上回った。ただ、設計性能評価の受付数は11・8%増にとどまり、3月までの勢いがなくなった。戸建ては設計、建設評価とも偽装事件後、初めて受付数が前年を下回った。(詳細は日刊木材新聞18年7月13日付1面で)


ダイアリビングサービス、新築工事にAKジョイント・RH構法
3階建て共同住宅で木造の混構造採用
  写真 ダイアリビングサービス(東京都、渡邊憲雄社長)が現在、欧米のアパートメントをイメージした木造3階建て共同住宅の新築工事を東京・世田谷で進行中。この1〜2階の躯体工事を丸紅建材(東京都、浅野弘紹社長)新規事業部が請け負い、メーンフレームに木質ラーメン構法のAKジョイント・RH構法が採用された。(詳細は日刊木材新聞18年7月13日付8面で)


増田産業が熱処理材を再防カビ処理
パレット品質管理強める
  写真 増田産業(大阪市、増田真一社長)は、熱処理材の防カビ処理サービスを鹿島工場で開始する。同社は今年3月に約2000万円を投じて防カビ処理設備を工場に設置している。(詳細は日刊木材新聞18年7月13日付8面で)


住宅ローンの取り扱い開始
販売、融資をワンストップで
   2×4住宅のハラサワホームは今月から日本モーゲージサービスの代理店として住宅ローンの取り扱いを開始した。(詳細は日刊木材新聞18年7月12日付け1面で)


高速水平フィンガージョインター投入
乱尺ラミナ多用で生産コスト低減
  写真 シーアイウッドはこのほど、袖ヶ浦集成材工場に高速水平フィンガージョインターを設置し操業を始めた。(詳細は日刊木材新聞18年7月12日付け1面で)


接着剤など値上げ
21日から、アイカ工業
   アイカ工業は21日から、接着剤および施工樹脂を10〜15%値上げする。(詳細は日刊木材新聞18年7月12日付け1面で)


柱材プレゼントに約6倍の申し込み
既存木材流通支援策が後押し
   茨城県木連は、いばらき木づかいの家推進事業を5〜6月で実施した。(詳細は日刊木材新聞18年7月12日付け8面で)


東大に国産材使用施設建設
エンゼルハウス
   注文木造住宅のエンゼルハウスは東大の弥生キャンパス内に国産材を使用した延べ床面積500平方メートルの木造施設を建設する。(詳細は日刊木材新聞18年7月12日付け8面で)


マレーシアとのFTA発効、林産物の市場開放
合板以外の関税撤廃
   昨年12月に協定署名した日本とマレーシアのFTA(自由貿易協定)が13日に発効する。合板以外と限定的ながら林産物の市場を開放する。(詳細は日刊木材新聞社18年7月11日付1面で)


外山木材、杉KD材の最終仕上げ能力増強
迅速対応で顧客サポート向上
   外山木材(宮崎県都城市、外山正志社長)は杉KD柱角、間柱の最終仕上げ能力を増強するため8月にも自動鉋盤を導入し稼動を開始する。(詳細は日刊木材新聞社18年7月11日付1面で)


住宅あんしん保証、フラット35取扱開始
保証とローン、ワンストップで提供
   住宅あんしん保証(東京都、野崎和良社長)は住宅金融公庫の長期固定型金利の住宅ローンフラット35の提供を代理店である全国の建材店を窓口に開始した。(詳細は日刊木材新聞社18年7月11日付1面で)


AHEC、ハング・タグ・プロモーションのデザインを一新
最終製品に「米国産広葉樹」明示
  トップ写真 アメリカ広葉樹輸出協会(=AHEC、辻隆洋日本代表)はこのほど、”ハング・タグ・プロモーション”のデザインを一新した。キャラクターマークを施したタグを始めシールやPOP(宣伝材料)スタンドを家具や内装材など最終製品に付すことで、米国産広葉樹を素材に使っていることを明示。服地におけるウールマークやコットンマークのようなもので、アメリカ広葉樹資源の適正な森林管理や安定供給を直接消費者に訴えていく。(詳細は日刊木材新聞18年7月6日付5面で)


連載「今、NZ事情(北島)」〈上、下〉
 

トップ写真 環境対応型社会、地球環境配慮など21世紀に求められる木材として、30年サイクルで30メートル以上に生長する早生樹種のラジアタ松。広大なラジアタ松植林地を抱える一大供給地のニュージーランド(NZ)。これまで低価格、安定供給を武器に日本国内の梱包市場で確固たる地位 を築いてきたが、近年グローバル化とともに、国内外の事情も変貌しつつある。主要地域の北島の一辺から垣間見る。(詳細は日刊木材新聞18年7月6日付6面、7日付6面で)



下期ほぼ前年並み
主要木材短期需給見通し
   林野庁は主要木材の短期需給見通しを発表、木材需給はほぼ前年並みとした。合板は、輸入合板の供給量が増加し、プラス見通しとしている。(詳細は日刊木材新聞18年7月8日付1面で)


合板輸入40万m3に回復
国産合板は連休の影響で5.5%減少
   18年5月の合板供給量は65万7000立方メートル、前月比2.9%増(前年同月比2.2%減)で4月の増加を維持した。輸入は前月比9.0%増(同4.3%減)の40万立方メートルに回復した。(詳細は日刊木材新聞18年7月8日付1面で)


ヨドプレ、第3工場が完成
資材の品質管理徹底図る
   大手プレカット加工のヨドプレ(兵庫県加西市)はこのほど、第3工場を完成させた。ゆくゆくは羽柄ラインと合板加工機を含む在来工法向けパネル加工ラインを集約する。(詳細は日刊木材新聞18年7月8日付8面で)


マッケンジー工場も大型化を完了
キャンフォー
   キャンフォー(BC州バンクーバー)のマッケンジー製材工場が、05年秋から取り組んでいた設備投資が完了、今年から年産能力5億BMとなった。Jグレード生産比率も、現在の7〜8%から、今後1〜2%程度増やしていく。(詳細は日刊木材新聞18年7月8日付8面で)


南洋材丸太、9年ぶりの高値圏
7月積みから船運賃も値上がり
   南洋材丸太は需要が供給量を大幅に上回り、需給不均衡から価格を一段押し上げた。発端はインドネシア産合板の供給激減で、その減少分をまかなうマレーシアの合板メーカーが同国産の丸太確保を積極的に進め、丸太の恒常高を形作った。7月下旬にサラワク産メランティーレギュラー材は97年5月以来の高値圏に突入した。(詳細は日刊木材新聞18年7月7日付1面で)


19年度中に年5万m3規模の加工設備
中日本圏域・新生産システム構想
   中日本圏域(三重県、岐阜県、愛知県)新生産システムの構想が明らかになった。素材原木の安定供給に向け、三重、岐阜、愛知3県から広域に素材調達を行う協定を結び、大手住宅会社などの需要家のニーズに対応した桧の柱、土台や杉の柱、間柱、桁角などを100%KD材として供給する体制を構築し、19年度中に素材消費で年間5万立方メートル規模としていく計画。(詳細は日刊木材新聞18年7月7日付1面で)


後藤木材、金物プレカットラインをトータル整備
物流センターも開設
  写真 後藤木材(岐阜県岐阜市、後藤直剛社長)は金物工法の需要増に対応し、各務原市の自社プレカット工場の横架材加工ラインを金物工法兼用タイプに更新した。柱加工機のユニットを追加、束加工機も新規導入し、加工規模は月間5000〜5500坪に増強。岐阜木材団地内に約3300平方メートルのプレカット工場物流センターも開設した。(詳細は日刊木材新聞18年7月7日付8面で)


欧州産製材、産地価格全面高
ユーロ高騰でコスト高強烈
   欧州産針葉樹製材の日本向け輸出価格が全面高となった。折から日本円に対しユーロが過去最高値になっており、輸入コストは軒並み大幅高に。欧州域内市場の製材需要回復、中近東、北アフリカ市場の好調で価格が底上げされている。(詳細は日刊木材新聞18年7月6日付1面で)


マルヒ、薄・中厚合板再値上げ
薄物400円乗せは13年ぶり
   マルヒ(東京都、鈴木智社長)は6月に続き7月1日受注分から薄・中厚合板の価格改定を打ち出した。輸入品の産地価格高騰で同社に注文が集中、現在も受注残は消化されず薄物は1カ月強、中厚も1〜2週間の納期遅れとなっている。(詳細は日刊木材新聞18年7月6日付1面で)


インターフォー、複数の資産を売却
不動産売却を骨子としたリストラ
   インターフォー(BC州)はこのほど、不動産売却を骨子としたリストラを発表した。売却されるのは、ベラクーラ資産の余剰分、ソルティア(チェマイナス)の2次加工製材設備、閉鎖済みのフィールド製材工場の機械設備、原木伐採の余剰設備。また余剰人員の削減を打ち出している。(詳細は日刊木材新聞18年7月6日付1面で)


SCAティンバー、ムンクスンド工場の年産60万m3
製材生産を増強
  写真 欧州の総合林産大手SCA(スウェーデン)の子会社、SCAティンバーは傘下のムンクスンド製材工場の年間生産能力を60万立方メートルに引き上げる。(詳細は日刊木材新聞18年7月6日付8面で)


全層桧の合板とLVL生産
今期は1400m3消費を計画
  写真 キーテックは、神奈川県産材を使用して、全層桧の合板(12ミリ厚、3×6判5プライ)300枚と全層桧のLVL(105ミリ角×6メートル等の通し柱、土台用)10立方メートルを試験的に生産した。(詳細は日刊木材新聞18年7月5日付1面で)


県産材活用に向けた新工場完成
針葉樹加工ラインを増設、設備集約化
  写真 親和木材工業は、岐阜広域新生産システム構築に伴う県産材加工事業の拡大にあたり、このほど本社隣接地に新工場を建設した。(詳細は日刊木材新聞18年7月5日付1面で)


カナダ小角、産地強含み
円安再燃で輸入コスト押上げ
   BC州沿岸産の米ツガ、米松製材の日本向け輸出価格が続伸している。(詳細は日刊木材新聞18年7月5日付1面で)


梱包関連の木製品安
値上げは難航、採算難に
   日本ニュージーランド材製材協議会は、オブザーバーに北海道カラ松製材業協議会関係者、チリ材輸入総代理店、中部・関西大手流通業者を迎えて6月27日に、「拡大会議」を開催した。(詳細は日刊木材新聞18年7月5日付8面で)


建築金物に最適なノンクロムの防錆処理
環境世代の技術開発
  写真 特殊防サビ処理のTAIKYU COATは、特定有害物質の6価クロムを含まない建築金物向けの画期的な「ノンクロム」防サビ処理“デュラルコート”を開発した。(詳細は日刊木材新聞18年7月5日付8面で)


ファミリーボード、欠品商品の増産要請
接着剤急騰で製品価格転嫁も
   ファミリーボード(東京都、佐藤孟志社長)は、関連会社の合板メーカー5社に欠品状態が続く塗装型枠用合板や針葉樹厚物構造用合板を7月も増産するよう要請した。(詳細は日刊木材新聞18年7月4日付1面で)


ニチハ、大阪で新商品発表会
シンプル・ナチュラル、機能充実も強調
  写真 ニチハ(名古屋市、井上洋一郎社長)はこのほど、大阪市内で新商品発表会を開催、施工業者など530人が来場した。50周年を迎える同社は新商品開発の強化や機能性向上に力を注いでいる。(詳細は日刊木材新聞18年7月4日付8面で)


日東木材産業、防火構造認定を取得
テラ構造で30分防火を確認
   日東木材産業(静岡県浜松市、斉藤幹一郎社長)は、6月21日付でテラ構造で30分の防火構造の認定を国土交通大臣から取得したことを明らかにした。(詳細は日刊木材新聞18年7月4日付1面で)


アナイカコンポーネンツ、日本向け供給体制拡充
メッツァリートから工場買収
   フィンランドの日本向け製材2次加工大手・アナイカコンポーネンツ(リエクサ、マルック・マコウネン社長)はメッツァリートグループからキーイヒテリスバアラ製材工場を買収した。(詳細は日刊木材新聞18年7月4日付1面で)