日刊木材新聞 18年8月



商品特集「次世代エンジニアードウッド」
・幅広長尺構造材で、多様な可能性
・客観的な構造強度を明示
  トップ写真 エンジニアードウッド(EW)という言葉が日本市場に定着してきた。日刊木材新聞はとくに構造用製材代替となる各種EWについて、その最新情勢をみていく。
構造用製材代替のEWで代表格といえば集成平角、集成管柱、集成土台などの構造用集成材だが、これ以外にもLVL、3層ボード、木製I型ジョイストなどがすでに構造用製材代替として住宅をはじめとした各種木造建築に用いられている。日本ではEWランバーといえば引き続き構造用集成材だが、今後、これに対抗できるEWとして徐々に頭角をあらわしてくると考えられる。掲載企業・団体は、西北プライウッド、ミサワホーム、エインズワース、キーテック、プライムトラス、津山国産材加工協組、ウェアーハウザー・トラス・ジョイスト、エイアンドエムカーペントリー、協同組合レングス。(詳細は日刊木材新聞18年8月26日付4〜7面で)


マツシマ林工とマツシマ工業合併
新社名は「マツシマ林工(株)」
   関西最大規模のプレカットメーカー・マツシマグループは、マツシマ林工(徳島市)とマツシマ工業(京都府)を9月1日付けで合併すると発表した。合併によるスケールメリットを生かすとともに、新たな技術開発の研究に力を入れる。(詳細は日刊木材新聞18年8月26日付1面で)


C&H、MDF値上げ浸透に全力
格安の薄物は再値上げへ
   MDF販売の最大手であるC&H(東京都)は8月22日、9月中にこれまで値上げを受け入れてもらっていない販売先への値上げ達成を終え、10月以降は再値上げを行う方針を明らかにした。(詳細は日刊木材新聞18年8月26日付1面で)


吉村製材の製材本部工場
プレナー・ギャングを増設
   吉村製材(名古屋市)は、多樹種汎用製材の製材本部工場(名古屋西部港)のリニューアル工事をこのほど完了。プレナーやギャングソーを増設して小割材の加工能力を高めた。(詳細は日刊木材新聞18年8月26日付8面で)


大建工業、製造2社にバイオマスボイラー
初年度で4億円の投資効果見込む
   大建工業(大阪市、井邉博行社長)は24日、製造子会社2社に木屑、廃材などを主な燃料とするバイオマスボイラーを設置することを明らかにした。設備投資額は20億円。重油ボイラーから切り替えることで温室効果ガス(2酸化炭素)の排出量は年間2万7000トン削減できる。昨年の同社グループ6社の排出量の21%に相当する。(詳細は日刊木材新聞18年8月25日付1面で)


アラウコ、フォレスタル・ビオビオを買収
丸太不足が引き金に
   アラウコ(チリ・サンチアゴ市)は18日、フォレスタル・ビオビオを約390億円で買収したことを明らかにした。原料丸太の獲得競争の激化が背景。アラウコはビオビオの持つラジアタ松植林地4万ヘクタールとノルウッド工場を取得し、ビオビオは林産業から撤退する。(詳細は日刊木材新聞18年8月25日付1面で)


ストゥーラエンソティンバー、ロシア工場に大型投資
総額4400万ユーロ、生産性と付加価値向上へ
   欧州最大の林産会社ストゥーラエンソの木材製品子会社ストゥーラエンソティンバーは22日、傘下のロシア西部製材工場に総額4400万ユーロを投じ、生産性向上と付加価値加工の強化に向けた大型設備投資計画を明らかにした。生産能力の拡大、乾燥、プレナー加工の拡充などを目指す。(詳細は日刊木材新聞18年8月25日付1面で)


米松製品、値上げ姿勢鮮明に
ネクスト、中国木材いずれも9月から
   ネクスト(大分県日田市、横山俊英社長)は、9月から米松国内挽きKD羽柄製品(タルキ、根太、筋達、間柱、足場板等)を値上げし、消費地向けで6万3000円を目指す。また米松製材最大手の中国木材(広島県呉市、堀川保幸社長)もドライビーム、KD小割材、Rウッド・ハイブリッドビームの値上げを9月納入分から実施すると発表した。(詳細は日刊木材新聞18年8月24日付1面で)


NZ産ラジアタ松、Aソート10ドル高提示
韓国需要旺盛で丸太居所高に拍車
   NZ産ラジアタ松丸太に急騰の可能性が出てきた。シッパーは製材用Aソートの産地9月下旬〜10月初旬積みで、10ドル(立方メートル)の値上げを要請。満額値上げが通れば、12メートル材で80ドル(FOB、立方メートル)を超える展開になってくる。(詳細は日刊木材新聞18年8月24日付1面で)


スモリ工業、「スモリの家」の実大振動実験を行う
耐震性に加え気密性も確認
  写真 スモリ工業(宮城県仙台市、須森明社長)はこのほど、茨城県つくば市の土木研究所で高断熱・高気密住宅「スモリの家」の実大振動実験を公開。耐震性のほか、阪神大震災レベルの地震の前後で気密性がどう変化するかを確かめる気密試験も行った。(詳細は日刊木材新聞18年8月24日付8面で)


建材や住設機器、売上げの20%強
   17年度取扱高180億円と前年度比で2倍強と飛躍的に利用が伸びたナイス(横浜市、平田恒一郎社長)の「ナイスアドバン」が、18年度も月平均で20億円超に。18年度見込みの250億円を達成しそうな勢いだ。(詳細は日刊木材新聞18年8月24日付8面で)


永大産業、設備投資相次ぐ
建具・造作等で11億円超
   永大産業は21日、大阪事業所の建具生産ラインにフラッシュプレスを新設するほか、子会社の小名浜合板で造作・収納生産ラインを増強するなど来月から年末に向けて11億円を超える設備投資を行う。(詳細は日刊木材新聞18年8月23日付1面で)


独自のハイブリッド工法開発
在来仕口と金物の良さ融合
   江間忠グループの木造軸組プレカット会社である江間忠ウッドベース鹿島は、従来の在来仕口加工に金物接合工法を融合させた独自のハイブリッド工法を開始した。(詳細は日刊木材新聞18年8月23日付1面で)


アカ松タルキ5万円乗せへ始動
10月めどに実現図る
   富山県北洋材製材協議会は18日、製品価格の5000〜6000円(立方メートル)値上げに向けた会合を開いた。(詳細は日刊木材新聞18年8月23日付8面で)


失速感、一層鮮明に
製材市況も下げ続く
   米国商務省が発表した7月の米国民間新設住宅着工戸数は、季節調整済み年率で179万5000戸、前月比2・5%減となった。(詳細は日刊木材新聞18年8月23日付8面で)


図面見ずにパネル組立
2×4CAD、ケガキ・マーキング改良
  写真 ネットイーグルは2×4CAD/CAMシステムのケガキ・マーキング機能を改良し、材料に印字されたケガキ線(取り付け位置)と表示事項に従えば、図面を見なくてもパネルを組み立てられるようにした。(詳細は日刊木材新聞18年8月23日付8面で)


テクノウッドワークス、鹿沼に最新鋭プレカットライン導入
従来機は新設する福島新工場に移設
   テクノウッドワークス(栃木県鹿沼市、早川孝男社長)は来月、鹿沼工場に宮川工機の最新鋭構造材ラインを追加する。従来機は新設する福島新工場に移設し、トータルの生産能力は月3万5000坪となる。(詳細は日刊木材新聞18年8月22日付1面で)


全国初の居室換気不要の大臣認定
ウッドビルド、通気断熱WB工法で取得
   通気断熱WB工法で全国展開するウッドビルド(寺島今朝成社長)は、居室への換気扇の設置が不要となる全国初の大臣認定を取得した。(詳細は日刊木材新聞18年8月22日付1面で)


新生ウエスタンの組織体制固まる
引き続き日本市場を重視
  写真 ウエスタンフォレストプロダクツ(BC州、レイノルド・ハート社長兼CEO)はカスケイディアフォレストプロダクツ買収完了に伴う新組織や日本向けの事業内容を発表した。(詳細は日刊木材新聞18年8月22日付1面で)


国産材時代・真の復権に向けて
第1部国産材素材の供給態勢(2)
   第2回は、材価低迷に関わる林業経営の厳しい実態と高齢化が進む林業の担い手対策などを取り上げる。関東地区で伐出コストの低減に取り組む事例を紹介し、また、地域ルポとして関東や東北で素材生産を行う木村木材工業(埼玉県、木村司社長)を取り上げる。(詳細は日刊木材新聞18年8月22日付4〜7面で)


山北プレカット第2工場完成
田辺鉄工製特殊加工機をライン化
   山北町木材加工協同組合(新潟県山北町、富樫秀平理事長)のプレカット第2工場が完成。在来・金物両工法に対応可能で、特殊加工機をラインに組み込んで高速・高精度を実現している。(詳細は日刊木材新聞18年8月22日付8面で)


ロイヤルハウス、新門型ラーメン開発
木造住宅最強めざす
   ロイヤルハウス(名古屋市、小屋智裕社長)は“木造住宅最強をめざす”を掲げて新たに門型ラーメン構法「メタルウイング工法」を開発した。(詳細は日刊木材新聞18年8月22日付8面で)


三井住商建材、タスマニアに合弁単板工場
マレーシアで合板加工
   三井住商建材(東京都、柴田道人社長)は17日、オーストラリア・タスマニア州で合弁による乾燥単板製造会社を設立したことを明らかにした。樹種はユーカリ。パートナーのマレーシアの合板メーカーが自社工場へ持ち込み、主にフロア台板を生産し、日本へ輸出する。(詳細は日刊木材新聞18年8月19日付1面で)


BC州、丸太輸出政策見直し
11月に林業省へ報告書
   カナダBC州政府、林業省は17日、BC州からの私有林、州有林丸太の輸出について見直し作業を開始したと発表。報告書は11月15日に林業省へ提出される見通し。(詳細は日刊木材新聞18年8月19日付1面で)


ノダ、普及品に針葉樹複合基材採用
ラワン比率の低減へ
   ノダ(東京都、野田有一社長)は基材合板高へ対応するため、今月下旬から製品価格の値上げとともに、普及品フロアへ針葉樹複合基材を採用した製品をリリースする。ノダは高級フロア「クオリア」などで針葉樹基材を採用しているが、普及品フロアへの採用は新たな取組みとなる。(詳細は日刊木材新聞18年8月19日付8面で)


清水港木産、プレカットラインの更新完了
渡辺製材とコラボ、効率高める
  写真 清水港木材産業協同組合(=モクサン、杉山陽一理事長)が進めていたプレカット工場のライン更新が完了し、生産性の高い新機種の導入により、第1工場を組合員の渡辺製材(静岡市、渡辺薫社長)に賃貸、渡辺製材は清水区大曲の本社、工場を移転し、双方のプレカット工場が稼動を始めた。(詳細は日刊木材新聞18年8月18日付1面で)


西北プライウッド、構造用LVLが好調
接着剤混入法でAQ認証取得
   西北プライウッド(東京都、井上篤博社長)の構造用LVLの生産・販売が軌道に乗ってきた。今月2月の新ライン始動以降、地元を中心に販売活動を展開、すでに月300立方メートルの販売が確立している。現状の引き合いからみて9月には月600立方メートルの販売体制が整う見通しで、目標の1000立方メートルが早くも年内に達成できそうだ。(詳細は日刊木材新聞18年8月18日付1面で)


ナイス、茨城物流センターに常設展示場を開設
住宅1棟分の資材供給提案
   ナイス(横浜市、平田恒一郎社長)は茨城物流センター(茨城県石岡市柏原工業団地内、敷地面積約5万7700平方メートル)に住まいに関する常設展示場「木と住まいの素適館」をオープンした。(1)構造躯体コーナー(2)住まいの構造改革推進協会(3)ナイスサポートシステム・フルチョイスシステムコーナー(4)木材提案D水回り商品などのコーナー――を設け、コーナーごとに各種提案営業に役立つ情報発信を行っている。(詳細は日刊木材新聞18年8月18日付8面で)


国産材時代〈1〉真の復権に向けて
世界的な森林資源蓄積どう生かす
  トップ写真 近年、国産材に関し様々な動きが出ている。いずれも国産材を今後の木材・建材産業の重要な資源、原材料と位置付けた取り組みである。日刊木材新聞では本年8月から、1年間にわたり「国産材時代 真の復権に向けて」と題し、特集を開始する。全精力を投入し、記者が可能な限り多くの生産現場を踏み、できるだけ多くの人の声を聞いていく。第1部は、国産材素材の供給態勢や九州地区のルポを掲載している。掲載企業・団体は、宮崎県森林組合連合会、九州森林管理局。(詳細は日刊木材新聞18年8月9日付3〜7面で)


ハウジング版「なぜ合板が急騰?大工の親方と弟子の会話から、急騰した合板相場を解く」
インドネシアの違法伐採取り締まり強化が発端
  トップ写真 合板相場が、13年ぶりに急騰している。とくに南洋材合板のJAS型枠用合板やフロア台板は現状でも右肩上がりの価格上昇を続けている。今回は、大工職人の親方と弟子の会話を通し、急騰した合板相場を解説する。(詳細は日刊木材新聞18年8月10日付3面で)


大日本印刷、建材事業を集約
加工・販売の新会社設立
   大日本印刷(東京都、北島義俊社長)は10日、同社建材事業部の一部と子会社の大日本商事(同、神田滋社長)の建材販売部門などを統合する新会社を設立した。新会社名はDNP住空間マテリアル販売(埼玉県入間郡、塚田正樹社長)で、従業員数は150名、08年度には450億円の売上見込みをたてている。(詳細は日刊木材新聞18年8月12日付1面で)


吉源木材、杉KD間柱を本格生産
北洋材製材の2割転換を図る
   北洋材製材メーカーの吉源木材(いわき市、吉野誠二社長)はロシア産アカ松製材の一部を転換し、杉KD間柱の本格生産に乗り出した。当面は月間555立方bの生産を維持し、来年にはロシア産アカ松製材の2割を杉製材へ転換する。(詳細は日刊木材新聞18年8月12日付1面で)


本紙プレカット調査、関東稼働率が上昇
中部、関西、中国には減速感
   本紙が全国16工場を対象に実施したプレカット工場の稼働状況調査をまとめたところ、8月受注は前年同月比0.5ポイント増の92.8%だった。7月受注比0.2ポイント増と2ヶ月連続の前月比増。(詳細は日刊木材新聞18年8月12日付8面で)


北洋材協、再値上げの意見相次ぐ
ロシア産地、丸太軟化の気配なし
   日本北洋材協議会(通善一洋会長)が9日に開いた総会後の定例会で、北洋材原木及び再割原板価格が今後とも強含むことは間違いないとして、8月取引から値上げした価格にさらに上乗せした価格提示を行うべきとの意見が相次いで出された。商社もロシア国内の丸太価格の上昇を受け、輸入製品の再度の値上げも考慮に入れていく考えを示した。(詳細は日刊木材新聞18年8月11日付1面で)


1〜6月の複合フロア、需給は前年並み
付加価値商品は堅調推移
   今年上半期の複合フロア需給は生産量が935万9700坪(前年比1・6%減)、出荷量は971万7300坪(同4・5%増)と、数量でほぼ前年並みとなった。基材合板高でメーカー収益はひっ迫しており、価格転嫁の進捗動向によっては生産量へ影響を及ぼす可能性はある。(詳細は日刊木材新聞18年8月11日付1面で)


中国、丸太輸入ピッチ衰えず
ロシア材で70%占める
   今年上半期の中国の丸太輸入量は1661万立方bで前年同期より180万立方b多く、通期で3000万立方bを突破するのは確実となった。全体の70%はロシア材で同比18%増と同国からの輸入量が衰える気配はない。(詳細は日刊木材新聞18年8月10日付1面で)


6月の合板供給、輸入36万立方メートルに落ち込む
国産は28万立方メートル、今年最高に
   06年6月の合板供給量は64万5000立方メートル、前月比1・8%減(前年同月比3・1%減)に転じた。国産は前月比9・2%増の28万立方メートルと大幅な伸びを見せたが、輸入量が同8・8%減(同8・9%減)の36万4000立方メートルに落ち込んだため。(詳細は日刊木材新聞18年8月10日付1面で)


マルヒラ、オープンタイプのマンション和室敷・鴨居プレカットを実現
施工時問を大幅に短縮
   マルヒラ(福岡県朝倉市、平川唯憲社長)は、マンションのオープンタイプ和室の敷居・鴨居の角を簡単で正確に組み合わせることができるプレカット技術を開発した。(詳細は日刊木材新聞18年8月10日付8面で)


積水化学工業住宅カンパ二−、愛知・岐阜の事業会社を統合
スリム化・効率化狙い
   積水化学工業(大阪府、大久保尚武社長)住宅カンパニーは、愛知県と岐阜県それぞれの住宅販売会社とリフォーム販売会社を統合した。成熟市場に対応し、組織のスリム化と営業拠点の適正配分を図るのが目的。(詳細は日刊木材新聞18年8月10日付8面で)


中国木材鹿島工場、来年6月に本格稼動
当初は1シフト月5万立方メートルの原木消費
  写真  中国木材鹿島新工場の建設が進んでいる。(詳細は日刊木材新聞18年8月9日付1面で)


国産スギ集成材協議会発足
共同販売も目指す
   国産杉集成材メーカー10社が結集して「国産スギ集成材協議会」が正式に発足し、普及・販売促進活動を展開しつつ、共同販売体制の確立を目指していく。(詳細は日刊木材新聞18年8月9日付1面で)


DS米ヒバ乾燥土台を生産
寸法精度の高さポイント
  写真  清水港木材産業協同組合は、米ヒバ輸入製品にDSシステムによる処理を施した乾燥土台の生産を開始した。(詳細は日刊木材新聞18年8月9日付8面で)


上半期は130億円に
機械鋸・刃物生産額
   日本機械鋸・刃物工業会がまとめた平成18年1〜6月機械鋸・刃物生産額は129億7200万円で前年同期比99・3%。(詳細は日刊木材新聞18年8月9日付8面で)


岡谷ホームコンポーネント、2x4納材価格抜本的値上げに踏み切る
合板急騰が決定打に
   2x4コンポーネント大手の岡谷ホームコンポーネント(千葉県、西張三典社長)は8月見積もり分から2x4住宅資材の抜本的な値上げを実施した。(詳細は日刊木材新聞18年8月8日付1面で)


櫻井、化粧張り集成柱値上げ
3メートル×105ミリ角で合計300円
   櫻井(奈良県吉野郡、櫻井昭三社長)は、原料ラミナ高に対応するため、8月と年末の2段階に分けて 化粧張り集成柱の値上げを行う。(詳細は日刊木材新聞18年8月8日付1面で)


カナダプレイス、社運かけた新商品発表
ナイスとコラボで本格輸入住宅
   カナダプレイス(鹿児島市、岩下克己社長)は鹿児島市内で新商品「アイホームフォレスト」の発表会を開催した。ナイス(横浜市)とのコラボレーションで「社運をかけて」開発したもの。(詳細は日刊木材新聞18年8月8日付5面で)


オクザワ「杉壁の家」を建築中
パネル化で壁倍率5倍、耐火認定
  トップ写真 オクザワ(群馬県、奥澤登社長)は、埼玉県鴻巣市で国産材を使った「杉壁の家」を建築している。パネル化した杉材がそのまま壁となるため耐震性、気密性、遮音性、調湿性等に優れ、木本来の特性を生かした快適な住まいを実現する。人工乾燥杉角材をパネル化した壁を落とし込む工法。耐震等級3、壁倍率5倍の国土交通大臣認定を取得している。(詳細は日刊木材新聞18年8月3日付6面で)


旧三井木材工業砂川工場解体
104年にわたり様々な木材製品を送り出した
  トップ写真 旧三井木材工業の砂川工場にある合板・フロア工場が解体されている。空知単板工業(北海道、松尾和俊社長)が所有のサンモク工業から買収したが、工場が老朽化しているため、工場敷地(約5万平方メートル)内を整備するため更地化している。この砂川工場から日本の木材産業の先進的素材が数多く生まれた。(詳細は日刊木材新聞18年8月3日付6面で)


ロシア産アカ松、製品の値上げ強烈
1ヶ月で20ドル(m3)高
   ロシア産アカ松原板やアカ松輸入製品の値上がりが強烈だ。丸太が小幅高のところ、製品は1ヶ月で20ドルの値上げで輸出価格はさらに続伸する恐れもある。(詳細は日刊木材新聞18年8月5日付1面で)


建築士制度、最終報告案まとまる
特定建築士を導入
   国交省は7月30日に開催した社会資本整備審議会で耐震強度偽装問題の再発防止策を盛り込んだ最終報告案を提示した。建築士制度改革は、一定規模以上の建築物の構造、設備設計に限り、新たな専門資格者が行うことなどがその内容。(詳細は日刊木材新聞18年8月5日付1面で)


ポラテック、滋賀工場が本格稼動
第1期で1万坪能力
   ポラテック(埼玉県)プレカット事業部が進めている滋賀新工場について、その計画が明らかになった。第1期設備投資完了後、引き続き第2期投資を実施し、来年度中に生産能力3万坪(月産)まで増強するもの。(詳細は日刊木材新聞18年8月5付8面で)


セイホクグループ、大船渡プライウッドを買収
北日本プライウッド傘下で事業継続
   大船渡プライウッド(岩手県大船渡市、熊谷和男社長)がセイホクグループ傘下に入る。1日付で同グループの北日本プライウッド(同、福崎健三社長)が大船渡プライウッドの経営権を取得、合板事業を継続する。従業員は全員再雇用する。(詳細は日刊木材新聞18年8月4日付1面で)


三井物産ハウステクノ、注文住宅事業から撤退
完成、メンテの責任は完遂
   三井物産ハウステクノ(東京都、伊藤賢男社長)が注文住宅事業から撤退する。ここ数年の受注販売量の減少を受けて、親会社の三井物産が事業の停止を決めた。既契約分の新築、仕掛かり物件の完成、住宅保証期間内のアフターメンテナンスなどは責任を持って継続する。三井物産もこれを支援する。(詳細は日刊木材新聞18年8月4日付1面で)


大野製材所、2×4CADデータ供給サービスを開始
屋根部材でも合理化提案
  写真 2×4プレカットを手がける大野製材所(兵庫県姫路市、大野正人社長)は2×4CADデータの供給サービスを開始するとともに、カットリスト作成による合理化や生産効率の悪い屋根部材を供給することで、2×4パネルメーカーに対する総合的な合理化提案を開始する。(詳細は日刊木材新聞18年8月4日付8面で)


ロシア資源省、中国に林区貸与
シベリアで100万ha伐採
   ロシアの経済紙「ウズグリヤード」(視点)はロシア資源省が中国投資家に対しシベリアで100万ヘクタールの森林を貸与し、木材の伐採・輸出と製材、紙パルプコンビナート建設を許可する方針であることを伝えた。(詳細は日刊木材新聞18年8月3日付1面で)


輸入構造用集成材、上半期入荷は過去最高
エストニアが大幅増
   財務省の貿易統計によると、輸入構造用集成材の06年上半期(1〜6月)入荷実績は38万立方メートルとなり、1〜6月累計では過去最高の入荷量を記録した昨年を16・5%上回った。(詳細は日刊木材新聞18年8月3日付8面で)


ダンボール製の仮設住宅を開発 佐合木材
1棟15万円、今秋にも市場投入
  写真 佐合木材(岐阜県美濃加茂市、佐合隆治社長)はこのほど、特殊加工したダンボール紙製の避難用仮設住宅を岐阜工業高等専門学校ほかと共同開発した。キット保管が容易で短時間設置できる点が特徴。1棟約15万円、商品名「オクタゴン」として今秋にも市場投入する。(詳細は日刊木材新聞18年8月3日付8面で)


ランバーテック、2×4工場を集約拡大
パネル、トラス加工など強化
   2×4コンポーネント大手のランバーテック(埼玉県、斎藤一男社長)は現在の境第1、第2工場を統合集約した新工場を古河に建設、9月中の機械設備移設と生産開始を予定している。(詳細は日刊木材新聞18年8月3日付8面で)


ポラテック、17年度売上高200億円を突破
構造材42万坪、今期は48万坪へ
   木造軸組プレカット最大手のポラテックプレカット事業部の平成17年度(18年3月期)業績は売上高203億円(前期比13・9%増)と初の200億円突破。(詳細は日刊木材新聞18年8月2日付1面で)


ポニー工業がX線検査装置開発
丸太内部形状を解析
  写真 非破壊検査装置や測定器の製造メーカー・ポニー工業は、X線による透視技術を利用し、製材前の丸太の内部形状を解析するX線検査装置を開発。(詳細は日刊木材新聞18年8月2日付8面で)


旧盆休暇に生産一時停止
工場設備をメンテナンス
   セイホクは旧盆休暇時期である11〜17日(1週間)の間に、合板工場やMDF工場、パーティクルボード工場の各生産を一時的に停止し、生産設備のメンテナンスを行うことを決めた。(詳細は日刊木材新聞18年8月2日付8面で)


注文、分譲、貸家全て増
第2・四半期は更にプラス
   住宅生産団体連合会がまとめた「経営者の住宅景況感調査」によると、会員17社のトップに聞いた第1・四半期実績の景況判断指数は、総受注戸数が前年同期比プラス19ポイント、総受注金額が同プラス31ポイントと戸数、金額とも3・四半期連続でプラスとなった。(詳細は日刊木材新聞18年8月2日付8面で)


竹材の爆砕処理で新商品
ヤスジマの乾燥技術生かす
  写真 ヤスジマ(金沢市、安島稔社長)で木材爆砕高周波減圧乾燥装置が杉材のほか竹材の爆砕処理で注目を集めている。(詳細は日刊木材新聞18年8月1日付6面で)


ロシア産丸太、天候不順でない物高
居所高で丸太製材の妙味失う
   ロシア産丸太は、カラ松、アカ松、エゾ松の3種類すべてで100ドル(中目短定、CIF、立方メートル)を下回る底値がないままに夏山造材シーズンに入った。(詳細は日刊木材新聞18年8月1日付8面で)