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国産材時代―真の復権に向けて―〈6〉
・第1部 国産材素材の供給態勢
・海外主産地との素材生産に関する比較
・生産コスト削減が課題 |
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林業の再生を図るには最終製品としての木材が価格競争力を付けることに尽きる。今日の木材製品の動向を見ると集成材材を中心とした欧州材の強さが圧倒的だ。立木段階では一連の国産材の値下がりで杉等が世界有数の安値になったにもかかわらず、製品としての競争力は低い。これは立木を伐採して加工工場で加工し、最終ユーザーの住宅会社に至る一連の流れのなかに問題があるからにほかならない。この特集では海外の主産地である北米、北欧、NZの素材生産コスト等を紹介している。(詳細は日刊木材新聞18年10月25日付4〜7面で) |
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商品特集「断熱材」
・より簡単、より安価な断熱材の開発がカギ
・大手ハウスメーカー、既にほとんどが次世代省エネ住宅基準を標準化 |
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経済産業省では07年度から、省エネ住宅を建設するための補助金(リフォーム含む)を12億円に倍増させた。断熱材メーカーにとっては、空前の追い風が吹いていることにもなる。既に大手ハウスメーカーでは、一昨年からほとんどが次世代省エネ基準を標準化。ビルダー、工務店も徐々にだが、この動きに追随する傾向だ。特集では、そうした現状を踏まえ、各断熱材メーカーの最新動向をまとめてみる。(詳細は日刊木材新聞18年10月27日付3〜7面で) |
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協和木材 本社工場が完成
年間原木消費13万8000m3 |
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協和木材(福島県、佐川広興社長)が建設を進めていた年間原木消費量13万8000立方メートルの本社・新工場がこのほど完成、24日に披露された。これで同社の年間原木消費量は本社・新工場の13万8000立方メートルと那須工場(栃木県那須市)の3万立方メートルを合わせて16万8000立方メートルとなり、国産材製材としては日本最大規模の工場となった。(詳細は日刊木材新聞18年10月28日付1面で) |
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欧州材、日本向け価格全面高
ラミナ250ユーロ突破 |
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欧州産針葉樹製材、構造用集成材などの日本向け輸出価格が全面高となっている。欧州材は既に昨年後半から連続して産地価格が上昇しているが、今回は各品目とも上昇幅が大きく、今後の輸入コスト高吸収を巡って日本側関係者は一段と危機感を強めることになりそうだ。(詳細は日刊木材新聞18年10月28日付1面で) |
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神奈川県産材の活用、本格化
森林循環フェア2006 |
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「森林循環フェア2006」が13〜15日の3日間、神奈川県産材の生産や利用に関わる各団体が集まり立ち上げた森林循環フェア実行委員会の主催で開かれた。川上から川下まで一体となって県産材のPR活動に取り組むのは神奈川県では初の試み。(詳細は日刊木材新聞18年10月28日付7面で) |
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小型軽量のHSS金物発売
グランドワークス |
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金物工法の大手、グランドワークス(富山県滑川市、大倉憲峰社長)は、新型のHSS金物を発売する。(詳細は日刊木材新聞18年10月28日付8面で) |
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ザイエンス、OPスケヤーの量産開始
4工場で2年後月産7万本へ |
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ザイエンス(東京都、田中隆行社長)は新規開発した深浸潤方式の防腐・防蟻処理木材「OP集成スケヤー」の生産を大幅に拡大する。同製品は現在、関東工場で量産を始めているが、今月から東北(塩釜)、大阪、広島の各工場でもAQ認定を取得し、KD、集成の生産に入った。将来的には傘下4工場で月間7万本の生産、供給を目指す。(詳細は日刊木材新聞18年10月27日付1面
で) |
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独自技術の乾燥設備、中国地方で導入相次ぐ
自然に近い乾燥、燃料も地域に優しい木質系 |
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木材乾燥の重要性が高まるなか、中国地方で自然乾燥に近い方法で木材を乾燥させる設備を導入する企業が相次いでいる。桧の良材丸太から造作や構造材を製材する丸共木材(岡山県真庭市、酒井勝社長)は木造の木材乾燥施設を建設。木屑燃料の温水ボイラーで室内を40℃まで加温する。広島県北部国産材加工協同組合(広島県三次市、小島敏文理事長)もこのほど木造で太陽光を使って自然乾燥させる「木材乾燥庫」を建設した。(詳細は日刊木材新聞18年10月27日付8面で) |
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日本木材防腐工業組合が創立40周年シンポ
電柱、枕木、土台に次ぐ需要探る |
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日本木材防腐工業組合(田中隆行理事長)の創立40周年を記念するシンポジウムが25日、東京で開かれ、日本の木材防腐・保存処理木材を担う若手経営者の田中隆行氏(ザイエンス社長)、鈴木龍一郎氏(大日本木材防腐社長)、越井潤氏(越井木材工業社長)、角博氏(九州木材工業社長)がパネル・ディスカッションした。(詳細は日刊木材新聞18年10月27日付8面で) |
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ハイビック、岡谷ホームコンポーネントを買収
中京・西日本進出の足掛りにも |
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ハイビック(栃木県小山市、田村光一社長)は24日、2×4コンポーネント大手の岡谷ホームコンポーネント(千葉県八千代市、西張三典社長)を買収、グループ化したことを明らかにした。中京・西日本へのエリア展開をはじめ、2×4の事業規模の拡充、さらに在来軸組プレカットの付加価値を高めるパネル化対応等の相乗効果が期待される。(詳細は日刊木材新聞18年10月26日付1面で) |
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型枠代替で樹脂パネル需要急増
カナフレックス「NEWかるいたくん」 |
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長引く合板高騰を背景に内外合板の代替品が台頭し始めている。しかし型枠用合板に関しては南洋材製品の品質と扱いやすさに匹敵するものがないといわれ、目立った代替品の動きは現れてこなかったが、ここへきて代替需要の流れが見え始めてきた。(詳細は日刊木材新聞18年10月26日付1で) |
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伊万里木材市場、「サンギ製材ドットコム」開設
製材メーカーと連携 |
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伊万里木材市場(佐賀県伊万里市、林雅文社長)は、ひっ迫状況が続く土木・建築・建設用の桟木需要に対応するため、杉桟木の安定供給事業を開始した。インターネット上に「サンギ製材ドットコム」を開設し、製材メーカー複数社と連携。(詳細は日刊木材新聞18年10月26日付8面で) |
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北海道カラ松製材業協、3000円上げ表明
原木集荷難が背景に |
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北海道カラ松製材業協議会(秋元紀幸会長)は、カラ松製材品の立方?3000円値上げの意向を固めた。今月末にも顧客への値上げ要請を強め、11月には完全実施を図っていく考えだ。(詳細は日刊木材新聞18年10月26日付8面で)
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関西に合板緊急出荷
欠品状況を重視、販社に指示 |
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セイホクグループでは、販売会社であるファミリーボードとアイプライを通し、関西市場に針葉樹構造用合板を優先的に緊急出荷することを決めた。(詳細は日刊木材新聞18年10月25日付1で) |
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建築士法など3法改正案が閣議決定
耐震偽装問題の再発防止策で |
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耐震強度偽装問題の再発防止策を盛り込んだ建築士法など3法改正案が24日、閣議決定した。(詳細は日刊木材新聞18年10月25日付1面で) |
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窓商品APW700、APW500に
業界初の10年保証 |
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YKKAPはこのほど発売した窓商品「APW700」と「APW500」において、業界では初めてとなる10年保証のサービスを開始した。(詳細は日刊木材新聞18年10月25日付1面で) |
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木や自然素材がコンセプト
山根木材の廿日市リフォームショップ開店 |
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住宅建築、プレカット加工・部材販売等の山根木材は、このほど「リフォーム廿日市ショールーム」を従来の旧国道沿い(廿日市)から同社廿日市工場隣接地に移転。(詳細は日刊木材新聞18年10月25日付8面で) |
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東北の工務店支援
東北サポート課設ける |
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ジャパン建材ではさきごろ、東北6県と一部北海道地域の工務店を地域密着型で支援する東北サポート課(=JK東北サポートセンター、金子智昭課長)を営業推進本部住宅保証部に設立した。(詳細は日刊木材新聞18年10月25日付8面で) |
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銘建工業、杉集成管柱販売へ
来年度中に月間3万本めざす |
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構造用集成材大手の銘建工業(岡山県真庭市、中島浩一郎社長)は10月末から杉集成管柱の販売を始める。杉集成管は4層で値上がりしたWウッド製品より割安な価格設定。(詳細は日刊木材新聞18年10月24日付1面で)
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COFIの麓英彦氏、BC州の虫害拡大状況を報告
05年は1500万haに |
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日本ツーバイフォーランバーJAS協議会はこのほど、カナダ林産業審議会(COFI)の麓英彦氏を講師に、現在、BC州内陸部で深刻な被害を出しているマウンテンパインビートルによる虫害状況について検討した。(詳細は日刊木材新聞18年10月24日付2面で) |
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ジャパン建材、北米産OSB厚物を関西市場へ供給
針葉樹合板ひっ迫、代替で |
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ジャパン建材(東京都、野島新人社長)営業推進本部貿易部では、関西市場へ北米産OSB厚物の供給を開始。関西市場でひっ迫している国産の針葉樹構造用厚物合板の代替品として供給するもの。(詳細は日刊木材新聞18年10月24日付8面で) |
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