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2×4特集(上、中、下)
・2×4コンポーネント、付加価値加工で収益改善めざす
・SPFは最も割安なKD・S4S材
・構造重視は2×4住宅に追い風 |
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06年新設2×4住宅着工戸数は初の10万戸となる10万5390戸を記録した。ただ、着工戸数の増加ほどに景況感はなく、2×4コンポーネント業界は06年度も厳しい採算状況に終始。この間、いくつかのコンポーネント会社で撤退も出た。利用関係別構成比は持ち家の30・6%に対し、貸家の3分の1を大東建託1社が占めるといった典型的な2極化現象が起きている。2×4の新設住宅は02年から5年連続で増加し、06年は前年比10.0%増の10万5390戸と初めて10万戸を突破した。伸長の要因は貸家、分譲。06年は持ち家も1.4%増えたが、貸家が18.7%増、分譲が5.5%増といずれも大きく伸びた。今年の新設住宅は地価の上昇や金利の上昇を受けて持ち家を中心にブレーキがかかり、2×4の1〜6月累計は0.9%減。さらに改正建築基準法の影響を受け、7月が22.0%減、8月37.7%減と大きく落ち込み、1〜8月累計は9.1%減と低迷した。建築確認の混乱は収束に向かいつつある貸家、分譲の減速感も表面化するなか、今後どう推移するかが注目されている。掲載企業・団体は、ウイング、三井ホームコンポーネント、シーアイウッド、日本パネフォーム、ジューテック、ナイス、鈴工、北関東パネルシステム、高橋木箱製作所、大野製材所、太平ハウジング、エス・エスワールド、プレックコンポーネント、シー・エス・ランバー、ミカエル・ヴァイニッヒ・ジャパン、津田産業、COFI、三菱地所住宅加工センター、ランバーテック、ポラテック、王子木材緑化、長谷川萬治商店、A&M、キャリアネット、日新興産、サナダ、伊万里外材、江間忠合板、服部産業、シガウッド、大日本木材防腐、マルエス、ハウディー、シグマコンポーネント。(詳細は日刊木材新聞19年10月24日付3〜7面、25日付3〜7面、26日付6〜7面で) |
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商品特集『調湿機能建材』
・吸・放湿能力が鍵
・健康で快適な室内環境保つ |
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調湿建材とは文字どおり湿気を調整する商品群で、湿度が高くなると余分な湿気を吸い込み、湿度が低くなるとため込んでいた湿気を放出。放湿能力を発揮する建材で、吸湿と放湿の2つの能力を上手にコントロールして空間内の湿度を一定に保つ商品。調湿建材と言われる商品の原料はしっくい、珪藻土や炭も多いが、石質系のけい酸カルシウムやゼオライト、トバモライト等の木質系、土質系など様々ある。新築だけでなく、リフォーム商品も多く、性能や形状、質感から使用する場所、仕上がり具合で塗り、ボード、タイル、繊維質など多岐にわたる商品が開発されている。掲載企業は、イケダコーポレーション、四国化成工業、サメジマコーポレーション、高千穂、ワンウィル、日本ケイソウド建材、ニッシンイクス、三菱商事建材、大建工業、INAX、チヨダウーテ、松下電工。(詳細は日刊木材新聞19年10月27日4〜6面で) |
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三陸木材高次加工、経営危機表面化
住田町の緊急融資で破綻回避 |
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岩手県住田町でスギ・カラ松集成材を製造する三陸木材高次加工協同組合(佐々木英一理事長)とラミナ供給の協同組合さんりくランバー(曽根哲夫理事長)の経営危機が表面化、住田町は23日に両事業体へ3億6千万円の緊急融資を決定した。(詳細は日刊木材新聞19年10月27日付1面で) |
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中国木材、鹿島工場を披露
世界競合できる工場へ |
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中国木材(広島県、堀川保幸社長)の鹿島新工場が25日、竣工披露を実施した。月間3万立方メートル強の製品供給が可能な東の拠点が誕生した。(詳細は日刊木材新聞19年10月27日付8面で) |
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ウッドピア木質バイオマス利用協同組合、チップ工場が完成
12月にも操業、年間2万7千トン受け入れ |
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ウッドピア木質バイオマス利用協同組合(三重県松阪市、田中善彦理事長)のチップ生産拠点がこのほど木材コンビナート、ウッドピア松阪内に完成。12月中にも操業を開始する。コンビナート内だけでなく、周辺地区から製材端材や林地残材、家屋解体材など年間2万7000トンを受け入れて再資源化する計画。生産拠点整備の総事業費は約3億9000万円。(詳細は日刊木材新聞19年10月26日付1面で) |
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都城地区乾燥材生産運営委員会、杉KD材の現状価格維持へ
原木価格下落に歯止め |
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都城地区乾燥材生産運営委員会(外山正志委員長)はこのほど開いた月例会議で、杉KD柱角、間柱等の乾燥材製品の現状価格を維持する方針を決めた。住宅需要低迷でKD材を含めた製品に動きは厳しい状況にあるが、原木相場が下落に転じている状況を受け、製品、原木相場の下押し傾向に歯止めをかける必要があると判断した。(詳細は日刊木材新聞19年10月26日付8面で) |
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AFSC、プレカットと分けた価格設定へ
構造設計の需要増に対応 |
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プレカット工場など25社が加盟するアルファフォーラム(東京都、小林靖尚社長)のネットワーク組織、AFSC(アフサック)はこのほど改正建築士法施行後の構造設計への取り組み方について議論した。すでに4月の会議で構造計算から伏図作成までの業務について建築士事務所登録をしたうえでビジネスとして取り組むことでは大筋合意しているが、どう料金設定するかでは支部間で意見が割れているため、ビジネスモデルの組み立て方について改めて意見調整した。(詳細は日刊木材新聞19年10月25日付1面で) |
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院庄林業がSGEC取得
国産材の大型工場では初 |
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院庄林業(本社・岡山県津山市、豆原直行社長)の製材事業部はさきごろ、日本版森林認証の『緑の循環』認証会議(SGEC)の認定林産物取扱認定事業体認証を取得した。(詳細は日刊木材新聞19年10月25日付1面で) |
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カネカ、すてきナイスグループと提携
ソーラーサーキット新会社設立 |
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カネカ(大阪市、大西正躬社長)は23日、すてきナイスグループ(横浜市、平田恒一郎社長)と戸建住宅の断熱工法「ソーラーサーキット」事業の業務提携で合意、来年4月をめどに同事業専門の新会社を合弁で設立することを明らかにした。(詳細は日刊木材新聞19年10月25日付1面で) |
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シー・エス・ランバー、自社開発のプレカットCAD発表
伏図作成を合理化、改正建基法に対応 |
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シー・エス・ランバー(千葉県東金市、中井千代助社長)は自社開発したプレカットCADと金物工法を同時発表する。前者は意匠CADや構造計算ソフトとデータ連動できるのが特徴で、改正建築基準法で求められている確認申請時の図面間の整合性を確保。後者は金物をスリム化し、在来工法ラインを多少改良するだけで加工できるのが特徴。(詳細は日刊木材新聞19年10月25日付8面で) |
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SPFディメンション在来小屋組に活用
東海地区の大手系分譲住宅で採用 |
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在来軸組工法住宅の小屋組に2×4工法向けのディメンションランバーを使用するケースが増えている。(詳細は日刊木材新聞19年10月24日付1面で) |
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ウッドピア松阪の集成材工場、操業再開へ
三重県中央木協が引継ぐ |
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三重県中央木材加工協同組合はこのほど、木材コンビナート・ウッドピア松阪内の国産材構造用集成材工場(昨年5月末から業務停止中)を、運営組合であるウッドピア松阪グルーラム協同組合からの譲与により取得した。(詳細は日刊木材新聞19年10月24日付1面で) |
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高性能林業機械の保有台数、10年前に比べ2倍
林野庁 |
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タワーヤーダなど高性能林業機械の保有台数が10年前に比べると約2倍に伸びていることが林野庁の行った調査で明らかになった。(詳細は日刊木材新聞19年10月24日付1面で) |
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シガウッド、壁パネル自動生産ライン導入
コンテナの開梱場を新設 |
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2×4メーカーのシガウッド(岐阜県長浜市、高橋文夫社長)はこのほど、壁パネル自動生産ライン(サンキ製)を導入すると共に、コンテナの開梱場を新たに設置。(詳細は日刊木材新聞19年10月24日付8面で) |
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BC州港湾荷役労使交渉が決裂
ストあれば来年1月中旬から |
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カナダ西岸の港湾荷役会社経営者団体BCMEAと港湾荷役労働組合ILWUの労働協約交渉が暗礁に乗り上げ、ILWUはこのほど連邦労働大臣に文書で報告した。(詳細は日刊木材新聞19年10月24日付8面で) |
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日新グループ島根県合板(協)、針葉樹第2工場建設へ
西日本海、南洋材合板の生産停止 |
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日新グループ傘下の西日本海合板(島根県、又賀航一社長)は、今月で南洋材合板の製造を停止し、島根県合板協同組合(同、又賀航一理事長)が同社の工場建屋を改良するなどして針葉樹合板を生産する。(詳細は日刊木材新聞19年10月23日付1面で) |
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ヴァイニッヒ、国産材の新利用技術提案
名古屋木機展で発表 |
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ミカエル・ヴァイニッヒ・ジャパン(神戸市、アルミン・ラッツヴィル社長)は、国産材の有効利用を提案するため、名古屋国際木工機械展でオリジナルの木質・軽量素材「デンドロライト」を発表する。(詳細は日刊木材新聞19年10月23日付1面で) |
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名古屋国際木工機械展特集(3)
プレカット工場の役割重要に |
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10月31日〜11月3日までポートメッセなごやで開催される名古屋国際木工機械展。金物工法、合板、羽柄加工、そして改正建築基準法に対応した各種ソフトのなどプレカット関連の展示に焦点を当てる。(詳細は日刊木材新聞19年10月23日付6〜7面で) |
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夢ハウスが上越に大型モデルハウス
資材はほとんど自社ブランド材 |
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夢ハウス(新潟県、赤塚幹夫社長)は上越市に新潟県内6か所目となるモデルハウス(夢樹の家)をオープンした。(詳細は日刊木材新聞19年10月23日付8面で) |
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