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商品特集『高性能林業機械』
・国産材発展に重要な役割
・望まれる造林、植栽機の開発 |
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プロセッサやハーベスタといった高性能林業機械の導入が増加している。林野庁の調査によれば、平成17年度の保有台数は2900台ほどで10年前の平成8年度に比べると倍近くの伸びとなっている。労働生産の向上などが導入台数の増加の大きな要因となっているが、国産材時代を迎えて林業機械の導入はますます高まるそうだ。今回の特集では、国内の林業機械に焦点を当て、機械メーカー各社の情報をまとめた。掲載企業は、双日マシナリー、住友建機、丸順エンジニアリング、新宮商行、モリトウ、新キャタピラー三菱、中外テクノス、日立建機、諸岡。(詳細は日刊木材新聞社19年11月27日付3〜5面で) |
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宮城県の素材生産者が欧州林業視察
・環境問題と増産を両立する林業モデル構築へ
・オーストリアで林業視察を実施 |
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黒田仁志宮崎県森林・林業、木材産業青壮年連絡会議会長を団長に、宮崎県県産材流通促進機構の後援を受け、宮崎県の素材生産業者を中心とする総計21人の視察団がオーストリアでの林業視察を実施した。目的は機械化林業、環境対応の先進地で宮崎の地形に類似していると言われるオーストリアの各種現場を実際に確認し、その経験を生かして木材産業先進地・宮崎で環境、経済的に持続可能な業界モデルを構築していくことにある。(詳細は日刊木材新聞19年11月29日付4〜5面で) |
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玄海テック、中国木材鹿島工場の乾燥機受注
・パネル方式での納入も |
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名村造船所の100%子会社の玄海テック(佐賀県伊万里市)が、中国木材鹿島工場(茨城県神栖市)の米松用人工乾燥機100立方メートルタイプを30基受注した。鹿島工場は既に100立方メートルに50基、乾燥機で稼動を開始しているが、最終的には174基まで増設する予定で、その追加発注の一部。また今回は新たな技術対応としてパネル方式での納入が10台予定されている。パネル方式は海外製で対応するメーカーがあるものの高い技術力が必要で、これが成功すれば画期的なものになる可能性もある。(詳細は日刊木材新聞19年12月1日付1面で) |
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10月の新設住宅、前月比増
・持ち家は8%減まで回復 |
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国土交通省が11月30日に発表した平成19年10月の新設住宅着工戸数は前年比35%減、前月比22.1%増の7万6920戸となり、依然として前年の水準を下回るものの、前月比では6月以来、初めて増加に転じた。前年比では貸家が40.2%減、分譲が50.2%減と依然、減少幅は大きいが、前月比では貸家が39.4%増、分譲が17.2%増とともに大きく回復。いち早く回復に転じた持ち家は前年比8%減まで戻した。季節調整済み年率換算値は85万1000戸。(日刊木材新聞平成19年12月1日付8面) |
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全建連が全国組織結成宣言
・「工務店を家づくりの主役に」 |
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全国中小建築工事業団体連合会(=全建連、青木宏之会長)は既存の枠を超えた工務店業界の全国組織を目指し、都内でJBN工務店経営者全国大会を開いた。JBNは北米のNAHBをモデルにした工務店のネットワーク。全国組織結成宣言をした青木会長は「住生活基本法や一連の法改正による環境変化を乗り切るには地域工務店の特集ある技術、サービス、ノウハウを結集し、連帯を図るしかない」と呼びかけた。(詳細は日刊木材新聞19年11月30日付1面で) |
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飯田工業、ヒルデブランド、守谷建具店が技術開発などで提携
・技術、製品を相互に販売 |
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飯田工業(愛知県、井本希孝社長)、ヒルデブランド(長野県、印出晃社長)、守谷建具店(埼玉県、守谷和夫社長)の3社は技術開発などで業務提携する。守谷建具店は木工機械メーカーの飯田工業とは機能性木材加工機「eディップ」で技術協力し、ヒルデブランドに対しては木材乾燥装置の特許申請に当たって協力を仰いだ経緯がある。3社はそれぞれが開発した技術、製品を相互に販売、連携していく。(詳細は日刊木材新聞19年11月30日付1面で) |
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松下電工、業界初の100%木質リサイクル原料使用のフロア基材を開発
・高耐水、硬度、表面平滑性を実現 |
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松下電工(大阪府、畑中浩一社長)は、建築廃材など木質リサイクル材100%原料の新たなフロア基材「NNB(National New Board)」を業界で初めて開発。12月より採用商品「Eフロア」を発売する。年間24万坪分の基材を合板からNNBへ転換する方針。(詳細は日刊木材新聞19年11月29日付1面で) |
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M.D.S、意匠系・構造系・プレカットなどCAD一貫サービスを提案
・データ共有で合理化を追求 |
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M.D.S(長野市、松田久男社長)OCSC(ワンストップ・CADサービスセンター)事業部では改正建築基準法、改正建築士法などに対応し意匠系、構造系、計算系、施工系のCAD情報を共有する「ワンストップCADサービス」事業を立ち上げる。確認審査の4号特例廃止に備え、プレカット加工とCADの分離を行いビルダー、プレカット工場との協力関係の中で新ビジネスモデルの構築を図る。(詳細は日刊木材新聞19年11月29日付1面で) |
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サンケイ、杉中空集成間柱の販売が軌道に
野地板など原料に、ムクと集成の長所併せ持つ |
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サンケイ(宮崎県日向市、川添恵一郎社長)の開発した「杉集成中空間柱」の販売が軌道に。杉小径丸太や製材後の野地板用原料などを利用し、杉ムクKD間柱と同等の表面仕上がり、また集成間柱の寸法安定性を兼備している。(詳細は日刊木材新聞19年11月29日付8面で) |
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製材のJAS改正施行
たいこ材、円柱類など追加 |
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「製材」のJASが改正され、今月27日に施行された。(詳細は日刊木材新聞11月28日付け1面で) |
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会社探訪・休束塗装工業
リフォームから古材まで、地域需要掘り起こす |
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広島県の三次地域を中心に、塗り替え、リフォーム事業を行う休束塗装工業(広島県)は、このほど「環境ビジネス・古材」を開始するなど、地元の解体業者や木材業者、工務店、設計関係者とともに地域需要の掘り起こしを目指している。
同社は塗装業として昭和58年に創業。塗装関係の仕事では仕上げの壁塗りのほか、家具の塗装やシロアリ対策も行う。特に最近では家具を古く見せるアンティークな塗装や、市内のマンションを中心に内装の珪藻土塗装も増えている。平成8年ごろからわら葺屋根の旧家などのリフォーム事業も手掛け始め、さらに最近では、リフォームによって解体された旧家から出る古材の再利用に向けて古材事業もスタートした。(詳細は日刊木材新聞19年11月28日付4面で) |
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プレカット新時代・東海プレカット
丸太梁など、特殊加工で差別化 |
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東海プレカット(愛知県)は、東海木材相互市場の子会社として買い方からの持込加工を原則としたプレカットを行っている会社。東海木材相互市場の西部市場と大口市場の2市場の敷地内に2工場を持ち、最大で月間6000坪の加工能力を有す。木材市場の子会社ならではの特色として、丸太 梁や大黒柱など太い無垢の木材の加工を得意としている。国産材の使用比率が高く、丸太加工の依頼が多いなど特徴を持ったプレカット会社だが、4号特例の廃止に向けては「国の方針を見極めて対応をとっていく必要がある」としている。(詳細は日刊木材新聞19年11月28日付6面で) |
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業界初の図面整合チェック話題に
プレカットCADとの連携も充実 |
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福井コンピュータの、確実な確認申請をサポートする「アーキトレンドZバージョン3」が関心を集めている。(詳細は日刊木材新聞19年11月28日付け8面で) |
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プリンスジョージに大型流通センター開設
プリンスルパート港と直結 |
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カナディアン・ナショナル・レールウェー(ケベック州モントリオール)はこのほど、BC州内陸の製材生産拠点であるプリンスジョージに2000万ドルを投資し、木材製品を中心とした総合流通センターを開設した。(詳細は日刊木材新聞19年11月28日付け8面で) |
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サンゲツ、埼玉に物流拠点
関東圏のサービス向上へ |
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サンゲツは、20年5月に関東エリアの営業強化と物流体制充実を図るために、埼玉県草加市に三郷物流センターを開設することを決めた。(詳細は日刊木材新聞19年11月28日付け8面で) |
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西北プライウッド、国産材単板工場が稼働
一貫LVL・合板工場へ |
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西北プライウッド(東京都、井上篤博社長)の単板工場がこのほど完成、操業を開始した。他社から購入していた単板を自前で調達する一貫工場となる。(詳細は日刊木材新聞19年11月27日付1面で) |
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齊藤木材工業、集成材の邸別配送開始
関東近県プレカットへ即納 |
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齊藤木材工業(長野県、齊藤廣社長)は土台、柱、梁の在庫機能を充実させ、プレカット工場へ邸別で配送する事業をスタートした。(詳細は日刊木材新聞19年11月27日付1面で) |
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素材生産現場は今・浮羽森林組合
いち早く路網密度向上、団地化を実施 |
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浮羽森林組合(福岡県うきは市)は、昭和50年代から専属オペレーターを付け、バックホーによる集材路の開設を進めてきた。1.5〜2mの作業道まで含めれば、路網密度は110〜120m/haになっている。素材生産量は年間約1万5000立方メートルだが、そのほとんどが定性間伐によるもの。過去につけた作業道が再び間伐時に使える(藪を払うなどで)状況となっており、生産性は定性間伐で5立方メートル/人日以上、山土場までの搬出コストは5000〜6000円(作業路拡大・新設で500円増)となっており、生産性が非常に高くなっている。(詳細は日刊木材新聞19年11月27日付6面で) |
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大日本木材防腐、米松ピッキングシステム更新
月2500m3能力に拡大 |
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大日本木材防腐(名古屋市、鈴木龍一郎社長)は西武流通センター(愛知県矢富市)の米松ピッキングシステムを改良、新たに導入したプレーナーライン分で従来より仕上がりの美しい加工ができるようになった。(詳細は日刊木材新聞19年11月27日付8面で) |
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