米国産米松丸太3月積み、尺上が14カ月ぶり値上がり

大手製材工場向け米国産米松丸太の3月積み輸出価格は尺上が前月比10ドル高、尺下が据え置きで決着した。北米製材市況は依然低調に推移しており、現地製材工場の生産意欲は乏しい。だが、在庫を絞った工場の仕入れが一時的に増え、現地相場が上昇した。

KNDコーポレーション 建築現場の廃材回収も可能に

KNDコーポレーション(東京都)は、物流と施工を一体(物工一体)で請け負う事業形態を強化し、ハウスメーカー、商社、建材メーカー向けサービスの拡充を図っている。新たに現場で出た建築廃材の処理機能を強化し、顧客の業務負担軽減を目指す一元的な物流管理システムを構築していく。

福島県浪江町の集成材工場計画 集成材棟の業者決定

福島県浪江町で建設計画が進んでいる集成材工場について同町は、2月末に集成材棟の施工と集成ラインの納入を手掛ける事業者を決定した。東日本大震災から8年を迎えるに当たり、住民の帰還を後押しする工場整備が一歩前進した。

ウッドテックジャパン ロシアの構造用LVLの供給開始

ウッドテックジャパン(新潟県三条市)は、ロシアのモダン・ランバー・テクノロジー(サンクトペテルブルク)の構造用LVLの日本向け供給を始める。2月8日付でTICOを通じて構造用LVLのJASを取得した。住宅用LVL部材や大型プロジェクト向けLVLの供給を目指していく。

イクタ 床材の国産材基材比率75%へ

木質床材製造のイクタ(愛知県瀬戸市)はフローリング基材の針葉樹合板への転換を進めて国産材比率を現状の35%から75%に引き上げるとともに、注目の光触媒機能で床が空気を洗うエアー・ウォッシュ・フローリング(AWF)シリーズを拡大・増産する。

松阪木材「AirWood」 引き合い増える天然乾燥の梁・桁

松阪木材(三重県松坂市)が生産する杉を天然乾燥させた梁・桁(横架材)「AirWood(エアーウッド)」が注目を集めている。住宅用構造材の国産材志向や昨年の国内米松製材大手撤退の影響で、年明け以降は木材問屋や国産材を積極的に活用する工務店からの引き合いが増えているという。

ヒノキブン 藤原工場にCLTパネル加工機設置

ヒノキブン(名古屋市)は、藤原工場(三重県いなべ市)にイタリア・ユニチーム製のCLT(直交集成板)パネル加工機「ULTRA」を設置した。同社によると、東海3県及び関西では初導入で、4月から稼働する。

アイカ工業 茨城に人大カウンターの新工場

アイカ工業(名古屋市)は7日、人造大理石「フィオレストーン」の新たな加工工場を茨城工場(茨城県古河市)の敷地内に竣工した。総投資額は約10億円。人造大理石は天然石を素材としているため樹脂素材の人工大理石より高級感があり、システムキッチンや洗面化粧台などのカウンター向けに近年需要が高まっている。

堀川林業 北浦製材工場を3月末閉鎖

秋田県内トップの素材生産業者である堀川林業(秋田県仙北市)は、2001年9月に角館でスタートした製材工場を、3月末で閉鎖する。製材機械及び建物の老朽化で設備投資に多額の金額が必要になったため。4月以降整理していく。