全日本トラック協会と日本貨物運送協同組合は1月の成約運賃指数をまとめた。1月の運賃指数は128で前年同月比9ポイント増(前月比9ポイント減)となり、成約運賃指数の公表が開始されて以来、1月としては過去最高の数値となった。
大成建設 集成材と鋼管柱をハイブリッド化
大成建設(東京都)は、集成材と鋼管柱を一体化したハイブリッド耐火柱「T-WOOD TAIKA」(構造上はS造)を開発し、1時間耐火認定を取得した。ハイブリッド化することで木材の曲げ剛性が加わり、鋼管柱単独よりも柱の許容荷重を増すことができる。
銘建工業 ラムセルの独占販売契約解消
銘建工業(岡山県)は、子会社のラムセル(東京都)とホルツインダストリ・シュバイクホファーとのRウッド集成平角の独占販売契約を3月末で解消することを明らかにした。今後、銘建工業は自社製品の販売に集中。H・シュバイクホファーは管柱や間柱など既存の商品群に平角を加えて提案力を強化していく。
水木木材工業 NZフリッチ再割が伸長
水木木材工業(茨城県那珂郡)のニュージーランド産フリッチ再割事業が昨年来、好調を維持している。現在、NZフリッチの再割は2基の製材機で対応しており、月間約950立方メートルを加工する。従来は月間800立方メートルの製材だったが、昨年9月に製材機を増設し加工能力を強化した。
合板、供給量3カ月ぶり50万立方メートル割れ
2018年12月の内・外産合板供給量は49万2,700立方メートルと前年同月比2.2%減(前月比9.4%減)となり、3カ月ぶりに50万立方メートルを下回った。国産合板が26万立方メートル台と堅調な生産を続ける一方、輸入合板の入荷量は前月までの27万立方メートル台から22万立方メートル台まで大幅に減少した。
シモアラ 70周年迎え国産材に注力
今年で創業70周年を迎えるシモアラ(石川県加賀市)の製材事業と関連会社によるプレカット事業が、堅調な実績を収めている。同社では国産材活用に一層目を向け、各事業に力を入れていく。
東急建設 中大規模木造市場に本格参入
東急建設(東京都)とナイス(横浜市)は共同で、長さ6メートル以下、梁せい450ミリ以下の一般流通材で8.19メートルスパンの空間を実現する「連続斜め梁構法」を確立した。東急建設はこれを機に、「モクタス」のブランドで中大規模木造市場に本格参入する。
国産材A材需要の拡大も 接着重ね材・合せ材のJAS規格制定
接着重ね材及び接着合せ材のJAS規格が制定され、1月31日付で公布された。今後は3月2日の施行、認証機関の準備などを経て、JAS認証材として使用できるようになる。具体的にはBP材とラミネートログが該当し、昨年4月に施行された新たなJAS制度における林産物分野の最初の認定にもなった。
2018年木材輸出 総額、41年ぶり350億円超
2018年の木材輸出総額は350億円6969万円(前年比7.4%増)となり、1977年以来41年ぶりに350億円を超えた。丸太輸出量は115万7,438立方メートル(同19.3%増)となり、100立方メートルの大台に乗った。中国が94万8,339立方メートル(同22.2%増)と単独で100立方メートルに迫る伸びを見せ、全体量を押し上げた。
レオパレス21 1324棟で施工不良
レオパレス21(東京都)で大規模な施工不良が見付かった。界壁内部の断熱材が告示と異なる物件が771棟、外壁の不適合が925棟、天井が1時間準耐火構造とは異なる物件が641棟あった。施工不良の物件が重複しており、棟数としては1,324棟になる。