住友林業(東京都、市川晃社長)は3月30日、新国立競技場整備事業のスタンド観客席を覆う大屋根に使用する木材の制作、取り付け工事を担当することを明らかにした。同工事は同社のほか、ジャパン建材、江間忠グループの3社で手掛けている。
トーヨーグループ 輪島バイオマス発電所が今夏竣工
トーヨー建設(東京都、岡田吉充社長)を中核とするトーヨーグループの再エネ関連企業となるトーヨーエネルギーファーム(福島県相馬市、同)は、同社が大株主となる輪島バイオマス発電所(石川県輪島市、大下泰宏社長)の発電施設が今夏完成し、早ければ11月から本格稼働する見通しを明らかにした。出力は2,000kW。ガス化プラントはオーストリアのレポテック。燃料は全量森林未利用材で、消費数量は年間2万2,000㌧を計画。
静岡県伊豆市 鳥獣被害対策に最新捕獲通知システム導入
静岡県伊豆市は、地域の鳥獣被害対策の一環として、ICTによる地域インフラ構築支援のフォレストシー(東京都、時田義明社長)が開発した野生動物捕獲通知システム「オリワナ通信」を導入した。4月から順次運用を開始する。
JR九州・熊本支社 CLTと鉄骨の混構造事務所
JR九州(青柳敏彦社長)は、JR熊本駅の新幹線及び在来線高架下に移転する熊本支社の新事務所を、S造とCLT造の混構造で整備した。事務所棟の1部、乗務員などが利用する乗泊棟が熊本県産を含む南九州産杉を使用したCLT造になる。
ジャパン建材 超断熱住宅をパッケージ販売
ジャパン建材(東京都、小川明範社長)は、販売店・工務店に対し、北海道仕様の超断熱住宅を提供するための建材をパッケージ販売する事業を開始する。住宅を規格化することで、販売店・工務店が手間を掛けずに同住宅を販売できるようになる。
加古母森組・春の記念市 枝打ち桧に高値付く
加古母森林組合(岐阜県中津川市、内木篤志代表理事組合長)は春の記念市を開き、枝打ちされた桧ほか高齢級材に高値が付いた。桧は平均単価が1万6,000円(㎥)だったが、枝打ち材は平均単価3万2,600円、最高値は3㍍×20㌢径(10本)の4万8,800円(㎥)だった。
山新林業 越後杉造作用集成材が好評
山新林業(新潟県村上市、瀬賀俊也社長)はオリジナルの越後杉集成材の表面に溝を付けた天井材、羽目板等の引き合いが伸びている。和風、洋風のどちらにも合う意匠性が特徴だ。
朝日ウッドテック 壁材を「ザ・ウォール」に統一
朝日ウッドテック(大阪市、海堀哲也社長)は7月から、新商品を含めた木質内装壁材の5商品を統合し「ザ・ウォール」シリーズとして発売する。木質内装壁材は、木質感のある室内内装が好まれる用になったことなどから、ここ数年で需要が高まっている。
北米産業 合わせ柱生産を新工場へ移設
北米産業(愛媛県東温市、水崎佐俊社長)は、今夏をメドに2×4コンポーネントの新工場を開設し、合わせ柱の生産を移すとともに、生産能力も20%増強する。本稼働後の生産規模は月間約6,000坪を予定する。
藤寿産業 大断面集成材、CLT対応の加工機増設
藤寿産業(福島県郡山市、蔭山寿一社長)は、イタリアの加工機械メーカー・ユニチーム製NC加工機「エクストラ BM3」を導入し、4月から本格稼働する。中大規模木造物件向け部材の加工量が増えるなか、加工能力を強化した。