佐伯広域森組 KD材需要増で乾燥機増設

佐伯広域森林組合(大分県佐伯市)は4月から新たな乾燥機を複数稼働させ、宇目工場(佐伯市)で製材、加工する製品のKD材比率を高める。KD材の需要増に対応するもので、同材比率は現在の75%から、稼働後は83%程度まで引き上がる見込みだ。

国交省 省エネ性能説明義務化へ

建築物の省エネ性能向上についての一部改正案が15日に閣議決定された。戸建て住宅については、省エネ基準義務化は見送られたが、建築士から施主への省エネ性能に関する説明を義務化する制度を創設した。

矢橋林業 オーダー機械の営業本格化

矢橋林業(岐阜県大垣市)は、同社鋼材事業本部とベトナム子会社「ビナホワイト」が連携して木材及び金属加工用のオーダー機械を受注生産する「YABASHI ORDER MADE MACHINE(YOMM)」を本格化する。既に短尺材加工機や集塵機、プレス加工機などが社内外で稼働しており、ユーザーへのヒアリングから設計、生産、メンテナンスまでを一手に引き受ける。

18年石膏ボード出荷量、15ミリ厚以上、耐火用途で比率上昇

石膏ボード工業会がまとめた2018年の石膏ボード出荷量は5億30万㎡、前年比2.1%減となった。18年の新設住宅着工戸数が同2.3%減で、近年の傾向どおりに相関した結果になった。耐火建築への関心が高まるなか、15ミリ以上はこの10年ほどじりじりと伸び続けている。

NZ・チリ材18年入荷、チリ材の入荷・荷動き安定

2018年のニュージーランド(NZ)産ラジアタ松丸太入荷は、昨年に続き40万立方メートルを下回った。国内需要減退と丸太価格の高止まりで製材業者の利益圧縮が続いた。一方チリ産材は安定した入荷と荷動き。入荷量も増加した。