国交省 省エネ性能説明義務化へ

建築物の省エネ性能向上についての一部改正案が15日に閣議決定された。戸建て住宅については、省エネ基準義務化は見送られたが、建築士から施主への省エネ性能に関する説明を義務化する制度を創設した。

矢橋林業 オーダー機械の営業本格化

矢橋林業(岐阜県大垣市)は、同社鋼材事業本部とベトナム子会社「ビナホワイト」が連携して木材及び金属加工用のオーダー機械を受注生産する「YABASHI ORDER MADE MACHINE(YOMM)」を本格化する。既に短尺材加工機や集塵機、プレス加工機などが社内外で稼働しており、ユーザーへのヒアリングから設計、生産、メンテナンスまでを一手に引き受ける。

18年石膏ボード出荷量、15ミリ厚以上、耐火用途で比率上昇

石膏ボード工業会がまとめた2018年の石膏ボード出荷量は5億30万㎡、前年比2.1%減となった。18年の新設住宅着工戸数が同2.3%減で、近年の傾向どおりに相関した結果になった。耐火建築への関心が高まるなか、15ミリ以上はこの10年ほどじりじりと伸び続けている。

NZ・チリ材18年入荷、チリ材の入荷・荷動き安定

2018年のニュージーランド(NZ)産ラジアタ松丸太入荷は、昨年に続き40万立方メートルを下回った。国内需要減退と丸太価格の高止まりで製材業者の利益圧縮が続いた。一方チリ産材は安定した入荷と荷動き。入荷量も増加した。

タカラスタンダード 大都市圏リフォーム、マンション向けシステムバス市場攻略表明

タカラスタンダード(大阪市)は、大都市圏のリフォーム市場とマンション向けシステムバス市場を重点的に攻略していく考えを明らかにした。これら2つの市場は、メーカー間競合が激しいが、渡辺社長は「今が勝負の時」と語り、創業以来培ってきたブランド力と企業体力を武器に、同2市場に攻勢をかける考えだ。

ベルソウッド 集成材生産4割増へ

フィンランドの非上場最大手の製材・木材加工事業会社であるベルソウッド(ヴィレ・コプラ社長)は、集成材を生産するハルトラ工場のプレス2ラインのうち、1ラインを最新鋭機に更新し、生産能力を従来の年間2万立方メートルから同6万立方メートルに引き上げる。これにより、集成材3工場の総生産能力は従来比4割増の年間14万立方メートルに拡大。

石甚 原料価格の転嫁進める

石甚(富山県射水市)は、ロシアから入荷する再割用原板の供給量圧縮とコスト高に対応し、原板の仕分けを徹底させつつ、国内挽き製材品への価格転嫁を進めていく。