2018年の内外産合板供給量は、613万9,800立方メートル(前年比0.4%増)と2年連続で600万立方メートルを上回った。国産合板の生産量は321万6,700立方メートル(同0.2%増)。
柴木材 ロシア主要3樹種を安定加工
柴木材(富山県高岡市)は、2019年の製材事業で、エゾ松・アカ松は18年並みの生産量を見込み、カラ松は18年比10%程度の数量増加を計画している。
日光市本庁舎・栗山庁舎 官公庁庁舎初のプロジェクト認証取得
1月にオープンした栃木県の日光市本庁舎と栗山庁舎が、官公庁庁舎としては初めてSGEC/PEFCプロジェクト認証を取得した。躯体はどちらも鉄骨造だが、ルーバーや軒天、腰壁など内・外装に、日光市有林から産出した計67立方メートルのSGEC認証材を使用しており、この内・外装の木質化部分について認証を受けた。
中国木材 大阪プレカット工場今月中旬本格稼働
昨年末に移転した中国木材(広島県呉市)大阪事業所(大阪センター・大阪プレカット工場)は、年明けから大阪センターの営業を開始した。大阪プレカット工場も試運転を行っており、今月中旬からの本格稼働を目指す。
山形バイオマスエナジーで爆発
6日午後4時15分ごろ、3月の本格稼働にむけてバイオマス発電所の試運転を行っていた山形バイオマスエナジー(山形県上山市)から、「爆発音がした」と119番通報があった。上山市消防本部によると、水素タンクの蓋と見られる直径3㍍、厚み1㌢の円形の金属板が飛び、100㍍ほど離れた民家の2階部にぶつかった。
アイ・ビルド 外壁プレカット工場新設
アイ・ビルド(東京都)は、サイディングプレカット事業を完全内製化するとともに、木造倉庫・工場の設計・建設事業を開始する。現在、月間40棟の加工能力を持つサイディングプレカット工場の建設を自社で進めており、この建設ノウハウや実績を、新規事業となる木造倉庫・工場の設計・建設事業に生かしていく考えだ。
輸入木質ペレットが倍増 2018年輸入燃料
2018年(1~12月)の主な輸入バイオマス燃料の入荷量は、木質ペレットとPKS(ヤシ殻)でいずれも増加した。輸入木質ペレットは前年比で倍増し、FITバイオマス発電所の稼働数が増加基調であるほか、石炭混焼発電所の需要で入荷量がまとまっている。
ウッドインフォなど 林分診断システムを開発
ウッドインフォ(東京都)は、ヤマハ発動機、日本リモートセンシング技術センター(RESTEC)、鹿児島大学と恊働で、「林分診断システム」を開発した。森林の健全度評価などに活用でき、4月施行の森林経営管理法の制度実施を後押しするものとしても期待される。
東京都港区・みなとモデル 森林環境譲与税で予算拡充
東京都港区は、森林環境譲与税を木材利用促進に充てることを盛り込んだ、2019年度当初予算案を1月31日に発表した。みなとモデル森林整備促進事業予算に森林環境譲与税を900万円充当し、全体として4,035万3,000円(前年度比16.7%増)へ拡充、木材利用の取り組みを一層強化する。
小径木製材工場の廃業相次ぐ 大分県日田地域
大分県日田地域で、小径木を扱う製材工場の廃業が続いている。日田木材協同組合(日田市)によると、組合員企業以外も含め2018年夏ごろと12月末に1工場ずつ、今年1月末にも1工場が廃業した。丸太の大径化や日田市内の原木市場への小径木の出材量が限られることを背景に、製材工場の同材の手当ては難しくなっている。