伊万里木材市場(佐賀県伊万里市)は民有林を45年にわたり生産、管理する「長期山づくり経営委託事業」に、契約期間が短い新たなメニューを加えた。プランを充実させることで、山主の要望に柔軟に対応できる仕組みを整えた。
輸入南洋材合板 来年から最低賃金と原木伐採税上昇
輸入南洋材合板12㍉厚系は年明けから現地での生産コストが上昇する。2019年1月1日からマレーシアで最低賃金が引き上がることになり、さらにサラワク州では原木伐採税の引き上げも決まっている。
19年当初・18年補正林野関係予算 環境税創設も森林整備増額
2019年度当初及び18年度補正予算が21日に閣議決定した。林野関係では、当初と補正の総計で公共予算が2600億円を超えるのは10年ぶり。森林環境税(仮)創設を理由に減額となることが懸念されていた森林整備事業も増額となった。
住友林業 W350計画実現に向けて新研究棟
住友林業(東京都)は、同社筑波研究所で建設中の新研究棟の木造建て方工事が完了。350㍍、70階建ての木造ビルを建てる技術開発を行う「W350計画」の実現に向けた技術開発の拠点とする。
三幸林産 5軸NCルーター導入
三幸林産(東京都)はランニングソー(イタリア・チェンタウロ製SL)を後継機種に入れ替える時期を迎え、さきごろ5軸NCルーターを導入した。DIY向けなどの一般向け製品からプロ向けの長尺・幅広材までの受注加工体制が整った。
日本漆喰協会 しっくいJIS制定目指す
国内の主なしっくいメーカーで作る日本漆喰協会は、新たにしっくいのJISの制定に乗り出すことを決めた。2020年春の制定を目指す。
【電子版速報】11月の住宅着工 6カ月連続で8万戸超/大建工業とテーオーフォレスト 来年1月にムク材フローリング事業の合弁会社発足
19年主要外材需要見通し、外材需要、3年連続減少
2019年の輸入木材需要量は3年続けて減少となりそう。外材総合需給連絡会が集計した19年の主要外材需要見通しは、製材品が横ばいながらも丸太が前年を下回る見通しとなった。丸太は300万立方メートルを下回り、輸入木材の減少要因となった。
岐阜県と6市町村 東京五輪に向け県産材の製材開始
岐阜県は19日、東京五輪の選手村ビレッジプラザB1棟へ提供する木材製品の製材開始を発表した。同施設の木材使用量は杉・桧約140立方メートル。
米国新設住宅、前月比増も振るわず
米国の11月の新築住宅着工(季節調整済み年率換算)は125万6,000戸(前月比3・2パーセント増、前年同月比3・6パーセント減)となり、3カ月ぶりに前月を上回ったものの2カ月連続で前年水準を下回った。