外山木材 第6工場の第1期工事終了

外山木材(宮崎県都城市、外山正志社長)は、建設中の志布志第6工場(鹿児島県)の第1期工事を終え、製品の2次加工を開始した。同工場の最終的な完成は11月を予定。2×4用材やCLTラミナ、足場板等で年間丸太消費量は10万㎥を目標に置いている。

2月の新設住宅着工 8カ月連続で前年割れ

2月の新設住宅着工戸数は、6万9,071戸(前年同月比2.6%減、前月比4.1%増)となり、前年比で8カ月連続の減少となった。2カ月連続で7万戸を割ったものの、17年1月の五輪施設向け大規模着工による反動減もあり、不需要期としては踏みとどまった。

木造1時間耐火の柱・梁、床を告示化

木造の1時間耐火構造が、柱・梁、床について3月22日付で告示化された。これまで外壁、間仕切り壁は告示化されていたが、今回柱・梁、床の仕様が加わったことで、従来の大臣認定でなくても木造1時間耐火構造が可能になる。
 29日付けでは、CLTに、積層方向かつ強軸方向の層構成で3層3プライと3層4プライを追加。積層方向でかつ弱軸方向の層構成では5層5プライ、5層7プライを追加、基準強度を設定した。

住友林業など 新国立競技場の大屋根木工事を担当

住友林業(東京都、市川晃社長)は3月30日、新国立競技場整備事業のスタンド観客席を覆う大屋根に使用する木材の制作、取り付け工事を担当することを明らかにした。同工事は同社のほか、ジャパン建材、江間忠グループの3社で手掛けている。

トーヨーグループ 輪島バイオマス発電所が今夏竣工

トーヨー建設(東京都、岡田吉充社長)を中核とするトーヨーグループの再エネ関連企業となるトーヨーエネルギーファーム(福島県相馬市、同)は、同社が大株主となる輪島バイオマス発電所(石川県輪島市、大下泰宏社長)の発電施設が今夏完成し、早ければ11月から本格稼働する見通しを明らかにした。出力は2,000kW。ガス化プラントはオーストリアのレポテック。燃料は全量森林未利用材で、消費数量は年間2万2,000㌧を計画。

静岡県伊豆市 鳥獣被害対策に最新捕獲通知システム導入

静岡県伊豆市は、地域の鳥獣被害対策の一環として、ICTによる地域インフラ構築支援のフォレストシー(東京都、時田義明社長)が開発した野生動物捕獲通知システム「オリワナ通信」を導入した。4月から順次運用を開始する。

JR九州・熊本支社 CLTと鉄骨の混構造事務所

JR九州(青柳敏彦社長)は、JR熊本駅の新幹線及び在来線高架下に移転する熊本支社の新事務所を、S造とCLT造の混構造で整備した。事務所棟の1部、乗務員などが利用する乗泊棟が熊本県産を含む南九州産杉を使用したCLT造になる。

ジャパン建材 超断熱住宅をパッケージ販売

ジャパン建材(東京都、小川明範社長)は、販売店・工務店に対し、北海道仕様の超断熱住宅を提供するための建材をパッケージ販売する事業を開始する。住宅を規格化することで、販売店・工務店が手間を掛けずに同住宅を販売できるようになる。

加古母森組・春の記念市 枝打ち桧に高値付く

加古母森林組合(岐阜県中津川市、内木篤志代表理事組合長)は春の記念市を開き、枝打ちされた桧ほか高齢級材に高値が付いた。桧は平均単価が1万6,000円(㎥)だったが、枝打ち材は平均単価3万2,600円、最高値は3㍍×20㌢径(10本)の4万8,800円(㎥)だった。

山新林業 越後杉造作用集成材が好評

山新林業(新潟県村上市、瀬賀俊也社長)はオリジナルの越後杉集成材の表面に溝を付けた天井材、羽目板等の引き合いが伸びている。和風、洋風のどちらにも合う意匠性が特徴だ。