電子版ログイン

※会員の方はこちらから

 No.1935号

木質ボード㊤MDF、HB、IB

2年連続でMDF供給100万㎥水準
製造・輸入コスト高が続く

2013年上半期(1~6月)のMDF供給は、国産が19万8,200㎥で前年同期比4%増、輸入が29万7,100㎥で同0.3%増といずれも増加した。国産はフル生産体制となっており、現在の生産量がほぼ生産力の上限と見られている。内外産MDFは上半期で49万5,400㎥の同1.7%増で、昨年と同じく通年で100万㎥前後の供給量が見込まれている。

繊維板、削片板需給は08年秋のリーマン・ショック後にマンション需要が急速に冷え込み、需給が急落した。09年は内外産MDFで前年比17.4%減と大幅減となった。その後徐々に改善し、12年が98万8,300㎥で同15.2%増となった。今年は昨年の入荷・生産ピッチが継続しているが、需給量は改善したものの、円安急進で収益面は悪化しているのが特徴だ。

1㌦100円台の円安による輸入コスト高は深刻で、昨秋比較で為替のみで3割近くコストが上昇している。輸入品は仕入れコストを直撃しているが、国産品も輸入チップや石化製品などの原料コスト高、さらには電気料金高で製造コストが上がっている。需要増加によるフル生産は工場のコスト対応力をやや改善するものの、MDFは輸入品が4月から10%高、国産品も5月から10%の値上げが打ち出されており、現在でも完全浸透の実施を図る動きだ。輸入品は、コスト高を吸収しきれない部分を秋口から再値上げする必要性が輸入元からは叫ばれている。今回の特集では、ホクシン、大建工業グループ、住友林業、ノダ、エヌ・アンド・イー、ニチハ、アキモクボードなどとアジア・オセアニアのボードメーカーの動向をまとめた。

記事ランキング

消費税率改定後の媒体価格について