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 No.1910号

梱包仕組み工場研究

歴史的円高で体力消耗
着実に進む国内製造業の空洞化

梱包、パレット需要はリーマン・ショック以降3割程度落ち込んでいると言われている。昨年10月頃までは1㌦80円を割り込む円高で輸出環境が悪く、プラント、自動車、工作機械など輸出梱包メーカ―も厳しい状況にあった。安倍政権の誕生で為替動向は円安に振れ、環境は変化してきたが、梱包需要が台頭するには時間がかかる。その一方で円安は主要な梱包資材である輸入木材のコストを一変させ、需要は低調ながら、コストは増加し、梱包メーカ―は仕入れコスト高の転嫁が大きな課題になっている。一部では輸入材のコスト高で強度を必要としない部位では国産材の杉を使うなどの工夫も見られるようになった。また、短納期対応、梱包物を衝撃から守る制震工法などを取り入れた梱包も開発されるなど対応力で市場を切り開いていこうという動きも出てきた。梱包メーカ―の現状をまとめた。

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