No.1895号
回復に転じた米国市場
米加産地の日本向けはどう変わる
1990年台後半から10年近く続いた史上最大最長の住宅好景気に湧いた米国市場は、2008年秋のリーマン・ショックを契機に、かつてない景気減速に陥り、既に5年以上にわたる苦闘を続けている。しかしながら、いくつかの指標はそうした低迷が転機を迎えつつあることを示し、特に米国市場における木材製品価格が急上昇している。
米国木材製品市況暴落後、米加製材産業は改めて海外市場強化に取り組み始め、中国、日本を核とする東アジア市場に力を入れてきた。米国市場の安値は日本向け輸出価格にも反映し、さらに急激な円高・ドル安の進行で、カナダ西部内陸産SPF製材を軸に、突出した価格競争力を見せつけてきた。こうした日本での圧倒的な価格優位性も転機を迎えつつある。供給安定性への不透明感と合わせ、いつでも安値で手に入るという、これまでの状況も見直す必要がある。米加産地と米国市場の変化のポイントをまとめた。
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