No.1880号
12年3月期決算⑤木材専門商社
素材分野では収益伸びず
国産材、震災で出足挫かれる
決算特集の最後は、木材専門商社を取り上げた。内外材及びチップを扱う日本製紙木材(東京都、岩渕正廣社長)、王子木材緑化(同、宮崎治夫社長)、物林(同、野口隆幸社長)、国産材に特化した住友林業フォレストサービス(同、倉光二朗社長)、外材を中心にプレカットを始め資材販売を展開する江間忠グループ。大きく利益を後退させたのは物林。木材利用促進法を背景に非住宅分野需要を狙って新規に立ち上げた木構造事業分野での経費回収が進まなかった国産材営業部が景観・環境事業部とともに1億円近い経常損失を出したのが影響した。収益勘定は公表していない阪和興業の木材部事業は、総合商社の木材輸入業務が縮小を続ける中で、奮戦している。07年に次ぐ売上高となった。各社の決算を分析した。
記事ランキング
- ザイエンス 米ツガグリン注入土台の販売を強化
- アイワホーム 壁柱開発し、壁倍率取得へ
- 阿波林材 JAS機械等級区分製材取得へ
- 細田木材工業 愛媛で不燃木材製造
- ウイングとウッドステーション 2×4パネルの協業第1号物件上棟
- ジューテック 住実eco合板類を拡充
- 日新 本社長尺合板工場、5月連休明け操業開始
- 衣笠木材 トド松小断面構造用集成材を生産
- エド・インター 木製玩具のベトナム新工場完成
- 東北通商 ニーズに合わせた納品体制構築
ピックアップ記事