No.1878号
12年3月期決算③大手建材問屋、木材会社
大手問屋5社、経常益100億円台
連結業績で過去最高
大手建材問屋や木材会社の12年3月期業積は、概ね好決算を収めた。当期は、新設住宅着工戸数が前期比2.7%と緩やかな回復となるなか、木材・建材市況も震災時の混乱とともに価格上昇したことが反映された。さらに震災復旧のための特需が加わったことも各社の業績向上に貢献した。
全国展開している建材大手問屋5社(JKホールディングス、すてきナイスグループ、ジューテックホールディングス、クワザワ、OCHIホールディングス)の売上高合計額が12年3月期は、8,311億7,700万円(前期比3.8%増)と2期連続で8,000億円超えとなった。ただし、08年3月期の売上高8,667億円5,700万円までは若干届かず、売り上げだけ見るとリーマン・ショック以前にはまだ回復していない。
しかし、利益面では5社の経常利益合計額が100億9,800万円(同43.5%増)で、売上高経常利益率も1.21%と前期より0.33㌽上昇するなど、リーマン・ショック以前への回復を遂げている。これは、各問屋がこの数年で取り組んできた経営体質の改善が功を奏する結果が出た。今回は、大手建材問屋を中心に決算分析を行なった。
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2019年10月に完成した弊社新社屋は、条件を満たせば都市部でも木造らしさを発揮できる準延焼防止技術適合基準(技適)の木造3階建て。三角桝格子やCLTの吊り天井が特徴となっています。
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