No.1832号
国産材製材特集・東日本編
規模拡大で生産性向上
縮小市場で厳しさも
国産材製材業界は、新生産システムなどの補助事業を受け規模拡大を行ってきた。トーセンのように、グループで28万㎥の丸太を消費する大型製材会社が誕生し、協和木材、川井林業、遠藤林業、木脇産業、横内林業、玉名製材協同組合、外山木材など年間10万㎥を超える大型製材会社が登場し、国産材製材の大型化は着実に進んでいる。林野庁の新生産システムは05年度から5カ年間実施されてきた政策で、国産材製材の大型化を推進してきた。モデル地域として11カ所を指定し、民間事業者にも補助を行い製材工場の規模拡大を進めてきた。11地域の素材生産量は05年の291万8,000㎥から、10年は382万3,000㎥に5年間で31%増加、山元立木価格は同じく5年間で31%高になるなど一定の成果は上がった。
特集では、全国の国産材製材工場にアンケート調査を実施し、約140工場の年間原木消費量、乾燥設備、乾燥能力、主要製材品目、販売ルート、原木調達ルートなどを一覧で掲載した。
記事ランキング
- 吉田産業 断熱材プレカットが伸長
- 建材商社4社、25年3月期業績 売上高伸び悩むも利益は改善
- 東京港木材製品需給 ロシア材、欧州材の入庫増
- 福井県木協連 7月末で精算へ
- 木材は自社製品、使用例として活用 木造2階建て新事務所、運用開始
- シンエイテクノウッド 杉・桧LVLパネル販売開始
- 双日建材・橋本総業 設計支援サービスで業務提携
- 大和ハウス工業 木造施設のBIM対応開始
- 大建工業 創業80周年記念した展示会
- アールシーコア 屋外木部の再塗装技術「リオペーク」

日刊木材新聞社 木造社屋紹介動画