No.1831号
木材・建材業界の電力対策
節電で乗り切る、今年の夏
シフト変更や輪番操業で対応
東日本大震災による津波に福島第1原発が被災したことに端を発した電力不足の問題は、東日本の産業界を直撃し、他地域の原発再稼ができないことなど、多方面に波及してきている。
東京電力、東北電力管内では7月1日から500kw以上の大口需要者に対してピーク時の電力を15%削減することを求めた。これは電気事業法27条に基づく法的な規制で、罰則規定もある厳しい内容になっている。他方、中部、関西、九州などでも原発が停止し、再稼働が困難な情勢となってきたことで、電力供給が不足する事態が生じ、全国的な問題になってきた。電力不足を西日本への生産シフトなどで補おうと考えていた企業にとっては予想外の状況になり、計画見直しを迫られることになってきた。
窯業建材メーカー、合板・ボードメーカー、住宅会社、、断熱材メーカー、サッシ、住宅設備、接着剤、国産材製材、プレカット、建材流通などの取り組みをまとめた。
記事ランキング
- 吉田産業 断熱材プレカットが伸長
- 建材商社4社、25年3月期業績 売上高伸び悩むも利益は改善
- 東京港木材製品需給 ロシア材、欧州材の入庫増
- 福井県木協連 7月末で精算へ
- 木材は自社製品、使用例として活用 木造2階建て新事務所、運用開始
- シンエイテクノウッド 杉・桧LVLパネル販売開始
- 双日建材・橋本総業 設計支援サービスで業務提携
- 大和ハウス工業 木造施設のBIM対応開始
- 大建工業 創業80周年記念した展示会
- アールシーコア 屋外木部の再塗装技術「リオペーク」

日刊木材新聞社 木造社屋紹介動画