No.1826号
2011年3月期決算特集①住宅会社・建材メーカー
着工低位も高収益
リーマン・ショック契機に損益分岐点下がる
大手住宅メーカーの決算は、住宅需要が政府の住宅取得支援策によって堅調に推移したことで、増収増益基調に回復した。3月11日の東日本大震災によって、燃料不足や資材供給の制約などが生じたことで、年度末の追い込みが掛けられず、当初計画には届かないケースや、震災の被害により特損を計上する会社もあった。パワービルダーの受注も好調で各社、好業績を上げている。各社に共通するのは、3月期末の完工引き渡しに影響が出た点だろう。システムキッチン、ユニットバスなど水周り設備の納入が難しくなり、施主の要望どおりの製品を納入できずに4月にずれ込むなど影響を受けた。被災地周辺では、引き渡し済み物件の点検や補修などを実施した。
今回は、大手住宅会社、戸建て分譲大手、賃貸大手、住宅FC会社などの決算を取りまとめた。
記事ランキング
- 2024年の10大ニュース 2年にわたる実需不振
- 大建工業 MDFを野地板で提案
- 関東の国産材製材 製品続伸、製材工場が騰勢強める
- 日本リークレス工業 ラミネートログ専用工場新設
- 主な記事
- 改正建築基準法アンケート調査 木材建材業界での認知度は80%
- 巻頭時評 創刊80年 共に「解」を求めて山路を歩もう
- 住友林業 裏軒45分準耐火構造で大臣認定不適合
- JKホールディングス 足場工事業者を買収
- リンナイ 給湯機器など値上げ
日刊木材新聞社 木造社屋紹介動画