No.1819号
⑥レビュー2010年、建材、住宅設備
エコポイント効果現れる
省エネ資材・機器買われ
10年の主な建材と住設機器の需給は、大幅に落ち込んだ09年の状況からは、全般的に見るとやや回復傾向を示した。住宅エコポイント制度の追い風を受けた断熱材やサッシなどの商品は、年間を通して好調な引き合いを見せた。特にグラスウールは、住宅エコポイント制度やフラット35Sの金利優遇施策によって次世代省エネ基準に切り替わったことで、欠品が社会現象を引き起こすまでの需要増に沸いた。
製品別の出荷量を見てみると、住宅向けのグラスウールが前年比26.5%増と最も増加幅が大きく、続いて木造住宅用アルミニウムサッシが同8.2%増、窯業系サイディングが前年比4.5%増、複合フロアが同3.2%増となった。その半面、減少となったのは石膏ボードが同0.3%減、住設機器のシステムバス全体が同2.4%減、キッチン全体が同2.6%減などとなっている。また、太陽光発電や省エネ給湯器などが大幅に市場を拡大した年でもあった。
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