No.1812号
国産材素材供給の実態
需要増加に問われる供給安定性
昨年の国産材素材供給は林野庁が発表した主要木材の需給見通しの予想値を含めて前年比5.7%増になると予測した。このうち製材用が同2.9%増、合板用が同20.7%増と合板向けの伸びが大きい。ロシア材丸太の入荷減を国産材が補完した形になったが、合板需要が増加したときに、素材調達が活発化すると原木価格が高騰する一方で、素材供給は増加しないという状況を引き起こした。大手需要家の国産材志向が続くなかで、国産材は本当に頼りになる素材なのか。素材生産の状況を各地からレポートした。
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