2021年9月6日 No.2317号
構造用集成材、供給回復はいつ?
―国産材集成材の増産も限界―
資材別供給動向
▽年内の供給回復は困難、コスト転嫁は大詰め
▽国産集成材=国内メーカーはフル生産時70%程度継続
▽輸入集成材=年前半の契約減と輸入乱れの影響長引く
▽輸入材ラミナ=産地価格上昇も生産効率で優先度上がらず
▽国産材ラミナ=ラミナ内製化で原料供給は安定
企業別供給動向
▽銘建工業=量・価格回復は年明け以降
▽中国木材=杉集成材管柱に注力
▽院庄林業=桧の生産を強化、プレス増設も
▽協和木材=国産材集成材、2工場で月産1万㎥に増加
▽ティンバラム=10~12月は減産を強化
▽二ツ井パネル=1割減産で既存顧客向け継続供給
▽ウッティかわい=杉集成管柱への引き合いに対応
▽けせんプレカット事業協同組合=生産設備を増強中
▽櫻井=輸入依存から国産提案へ
▽谷一木材=国産ラミナで補完
▽サイプレイス・スナダヤ=桧製材増産で対応
▽山佐木材=外材からの代替で国産集成材は好調
▽ストゥーラエンソ・ウッドプロダクツ=平角工場での管柱生産開始で市況に対応
▽ケイテレグループ=Rウッド集成管柱の増産に取り組む
▽FLT=早期の伐採権取得で丸太確保し安定生産
▽STSテクノウッド=船舶問題に不安も管柱生産は安定
<統計>主要外材の需給推移
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