住宅会社のインフレ対応
販価上昇、付加価値訴求に結び付くか
―住宅取得意欲の減退懸念も―
▽大手は高付加価値化切り口に住宅価格底上げ
企業別
▽大和ハウス工業=限定住宅商品で消費者マインドを刺激
▽積水ハウス=高付加価値化提案による販価上昇続く
▽積水化学工業住宅カンパニー=構造体の生産自動化率高めコスト軽減
▽ミサワホーム=最上位ブランド筆頭にZEHで単価底上げ
▽住友林業=業務フロー見直しとLCCM訴求が鍵
▽三井ホーム=パネル生産工程の平準化がコスト抑制に寄与
▽三菱地所ホーム=全館空調標準の高付加価値路線で影響微小
▽ファイブイズホーム=輸送費、建材の価格上昇を懸念
▽大東建託=資材メーカーとの水平・垂直連携で対応
▽LIXIL住宅研究所=FCブランド各商品で販価10%程度上昇
▽ポラスグループ=地価高騰で販売価格は400万円高
▽スウェーデンハウス=部材の一部国産材転換など供給先見直す
▽日本ハウスホールディングス=ウッドショックと高断熱化で坪単価上昇
▽アールシーコア=国産材活用で外材の調達・価格リスク緩和
▽いえもりの会北東北=坪数縮小で価格に折り合いも
▽クリエイト礼文=組織改革でコストを抑える
▽サーラ住宅=付加価値提案や生産性向上で対応
▽ウッドフレンズ=グループ工場活用して値上げ抑制
▽福山住宅=市場背景を丁寧に説明
▽コアー建築工房=あえてインフレ対応を行わず
▽日進堂グループ=モデル住宅やや小さめ、顧客の要望も変わる
▽安成工務店=価格以上の価値訴求が課題
▽大之木ダイモ=自然素材など理念を堅持
▽新産住拓=WEB集客で取り扱い好調
▽ハウジングトップ=3LDK商品、建売を強化
▽北海道=札幌近郊に広げ1次取得者を狙う
▽関東=資材上昇分の受注価格転嫁に格差
<7月の国産材産地市>需要一服で弱気配
<7月の外材産地相場>製材、集成材は下落局面
<統計>合板及び主要建材の供給推移
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