2022年8月8日 No.2362号
盆明け市況展望
ウッドショックから1年、販売舵取り難しく
-資材高で住宅購買意欲の低下を懸念-
木材、需給緩和と産地価格下落で弱基調
分野別
住宅=経済負担増で消費者の買い控えに懸念
国産材丸太=底堅い需要で価格維持なるか
国産材製材=木建ルートでKD特等9万円台に下落
米材丸太=為替次第も高止まり観測が濃厚
米加製材=米国住宅市場失速で上昇圧力弱まる
構造用集成材=需要回復は期待薄、荷動き停滞続く
欧州材=需要回復は期待薄、 荷動き停滞続く
国産合板=需給緩和も価格は現行水準を維持
輸入合板・木質ボード=原木不足で12ミリ厚品の供給伸びず
ロシア製材品=駆け込み発注で在庫増
NZ・チリ材 =国内価格値上げも、 円安進行で一段高の可能性
南洋材・中国製品 =ほとんどの品目で高値維持
バイオマス=高値敬遠、消費減る
木質建材=円安進行で値上げの浸透急務に
非木質建材=原料・原油価格上昇が製造コストに直撃
木材輸出=丸太は需要不振で苦戦、為替にも翻弄
地域別
北海道=プレカッ ト受注低調で仕入れ価格に影響
東北=国産材原木価格、調整局面へ
関東・プレカット=少なくとも秋口まで底堅い
関東・市売り=月追うごとに地合い軟化
東海=住宅着工数は徴減推移
関西・四国=好循環にかげり販売苦心し在庫は増加
中国=住宅着工鈍化が顕著に
九州=外材にらみ、国産材価格も調整局面に入る見込み
<6月の新雪設昼住宅着> 総数2カ月連続で前年割れ
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