2023年2月13日 No.2386号
ロシア、ウクライナ侵攻から1年
終息気配見えず事業試練続く
―禁輸品目は代替進む―
▽前代未聞、紛争で制裁項目に木材
▽丸太、単板、チップ輸入禁止の影響=代替材確保で他の樹種にも品不足や値上がり波及
▽欧州市場への影響=需給ともに減少も、生産コストは上昇
▽ロシア材製品供給への影響=想定以上の入荷で、国内市況停滞
▽原燃料需給への影響=石油・ガス高騰が様々な分野に波及
企業の対応
▽木工機械メーカー=事態の早急な収束を待ち望む
▽セイホクグループ=国産材への切り替えで対応
▽キーテック=国産カラマツ丸太増量とNZ産単板で代替
▽関東・市売市場=仮需に終わるも相場水準を引き上げ
▽関西・問屋=アカ松高級材、売りづらさ続く
需給動向
▽米材丸太=高強度LVLのみ代替需要
▽国産材丸太=カラ松が高値維持
▽欧州材製材=代替需要は限定的、輸入増加分は過剰在庫に
▽国産材製材=エネルギーコスト高で製品価格維持
<12月の新設住宅着工>2022年総着工は85万戸台で前年比微増
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