2023年3月27日 No.2392号
2022年レビュー②集成材、ロシア材、NZ・チリ材、熱帯材
集成材、ロシア材は在庫増で需給緩和
― 管柱、梱包材は国産杉に押される ―
集成材
▽国内産は減少も輸入品増加で供給過剰に
▽小断面=輸入品供給過多で荷余り長引く
▽中断面=国内産中心に供給調整
大断面・その他集成材=非住宅木造ブームも減少傾向続く
ロシア材
▽経済制裁で取引環境一変、日・ロとも対応に苦慮
▽輸入製品=流通在庫過剰で荷動き停滞
▽原板再割製材=十分な原板在庫確保も、需要不振に苦慮
▽産地企業動向=経済制裁で事業にさまざまな弊害生ずる
NZ、チリ材
▽価格競争力持つ杉梱包材の利用広がる
▽NZ国内挽き=円安ほか仕入れコスト高に追われる
▽チリ材=梱包需要は足踏み続き、一部で杉への転換も
▽NZ丸太の中国向け動向=春先まで強含むも、年後半は木材需要鈍化
▽チリ産地企業動向=世界情勢変化が各国のチリ材需要に影響
熱帯材
▽南洋材丸太=造船・鉄鋼向け製材品好調で入荷大幅増
▽南洋材製品=内外の需給停滞で調整局面
<3月の国産材産地市況>引き合い乏しく弱基調
<3月の外材産地価格>欧州に底入れ気配も買い手市場変わらず
<統計>合板及び主要外材の供給推移
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