木質バイオマス発電所
乱気流の中のエネルギービジネス
―12年目のFIT、問題山積―
▽物価上昇や燃料材集荷難航で競争激化
<燃料材価格>
▽東日本=燃料需給は地域間で温度差
▽西日本=未利用材丸太不足、競争に拍車かかる
<企業別>
▽住友林業=11月に6カ所目稼働、25万㎾規模へ
▽レノバ=今期に4発電所が営業運転開始へ
▽中国木材=自立に向けバーク等燃焼技術の習得を目指す
▽真庭バイオマス発電=集成材減産で稼働率低下
▽グリーン・サーマル=4拠点目は来年2月に運転開始
▽フォレストエナジー=CHPのメンテナンス事業を強化
▽津軽バイオマスエナジー=モミ殻をPKS代替に
▽花巻バイオマスエナジー=廃棄物処理で地域資源を循環
▽大仙バイオマスエナジー=林地残材の有効活用に尽力
▽酒田バイオマス発電所=強い原料調達力が生きる
▽トーセングループ=チップ供給拠点を整備
▽福島平田村バイオマスパワー=丸太調達強化、チップ増産図る
▽苫東バイオマス発電所=25年に輸入木質ペレットとPKSで稼働
▽勇払バイオマス発電所=チップ使用の国内最大級のバイオマス専焼発電
▽グリーンエネルギー北陸=寒冷地で燃料コスト上昇一段と響く
▽岐阜バイオマスパワー・バイオマスエナジー東海=チップ用材の集荷難化しコスト高
▽美濃加茂バイオマス発電所=木質燃料の集荷体制を強化
▽エフビットコミュニケーションズ=次世代型ハウス併設でパプリカ生産
▽エフオン新宮=地元で山林所有し、事業の強化図る方針
▽有田川バイオマス発電所=熱電併用の小規模バイオマス
▽内子龍王バイオマスエネルギー=ペレット生産コスト上昇への対策を
▽兵庫パルプ工業=製紙用と燃料用に低質材使用
▽ウッドワンバイオマス発電所=出力抑制と燃料高のダブルパンチ
▽さつま町バイオマス発電所=多様な原料受け入れ安定稼働につなげる
▽日本製紙八代工場=調達苦戦で集荷量減も視野に
▽大分バイオマスエナジー合同会社=輸入材高騰で国産材の割合高める
<統計>主要外材の入荷推移
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