2019年6月3日 No.2208号
国産材チップ工場の原料事情
燃料需要が急増
―大量生産と効率重視に―
未利用材、低コストでいかに集材するか
需要拡大の影響
製材=小径木製材の原料不足招く
集成材=発電所近隣の工場は原料集荷に利点も
合板=原木の安定確保に向けて地域ごとに取り組む
製紙=競合より連携、燃料需要とどう向き合う
輸出=価格高、規制薄でチップより優位
梱包=燃料、合板と競合、30㌢上主体
機械メーカー
未利用材対応やさらなる材質低下を視野
チップ工場
大澤木材=おが粉生産とのバランスも図り生産量拡充
丹治林業=素材生産し原木集荷に注力
堀川林業=地域材で発電燃料用チップ生産
北日本索道=貯木場を拡充し需要に対応
花巻バイオマスチップ=自走式チッパー導入
遠野興産=未利用材集荷を強化
ノーリン=雪害木や飛び腐れ材
栃毛木材工業=チップ工場整備、原料は自社で素材生産
渋川県産材センター=製紙用から燃料用にシフト
佐久チップ産業=周辺地域でC材需要が拡大
ウッドピア木質バイオマス利用協同組合=今後の用材調達の難化見込む
フルハシEPO=各地域へ拠点広げ原料集荷を強化
丸和林業グループ=木材チップの生産体制を再構築
バイオマスエネルギー(be)材供給センター=官民協同で燃料出材から発電まで
正垣木材=原木供給に力を入れる
真庭木材事業協同組合バイオマス=枝葉や樹皮まで燃料化
山崎木材=土場開設し集荷に注力
伸和産業=大半の素材を自社調達
飯森木材=複数発電所に燃料供給
中山リサイクル産業=新会社立ち上げ発電所向けにチップ製造
南栄=今年度チップ販売量増加見込み
〈統計〉主要外材の需給推移
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