No.2093号
2016年回顧㊦キーワードで振り返るこの1年
住宅、非住宅堅調で建築資材引き合う
燃料用需給は今後さらに増加
今年の新設住宅着工戸数は好調に推移している。10月までで80万戸超えで、前年同期比7%近い増加幅になっている。プレカット工場などの声を聞くと、年末に向かって仕事量はやや鈍化しているが、通年の新設住宅着工戸数は90万戸台後半に乗せてきそうだ。
年初は需要不足で建築関連資材の荷動きに活気がなく、プレカット工場の稼働率も低迷していた。忙しくなったのは夏ごろからで、大手をはじめ中堅小手まで稼働率が上がり、秋以降はフル生産となった。ただし、今年の着工増加は貸家や戸建て分譲が中心のため、地方のプレカット工場には手応えの乏しさを指摘するところもある。
資材関連は品目によって不足感が強まり、針葉樹構造用合板や構造用集成材は1年を通じてタイトとなった。欧州材は年前半に供給面から不足感を引きずったが、後半はプレカット工場からの引き合いが増え、需要増加でタイト感が続いた。これに伴い、価格面も今年はしっかりした展開となった。
針葉樹合板はメーカーがフル生産で対応したが、秋田プライウッドの火災で厚物を中心に品不足に直面、5~6月ごろからは実需増加が不足に拍車を掛けた。好調な針葉樹合板を尻目に輸入南洋材合板はほぼ1年を通じて相場は軟調となったほか、供給量の落ち込みで内外産合板供給は21年ぶりとなる逆転現象が起こった。
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