盆明け市況展望
着工増も資材消化に手間取る
職人不足も足かせに
住宅着工は、6月が8万3,704戸(同15.3%増)と増加しており、前年同月比では10カ月連続の増加となった。消費税率の引き上げによる駆け込み需要の台頭については、これまで否定的だった住宅メーカーも現行税率が適用される9月末までの受注獲得に力を入れている。9月末までに受注した物件は、完工時期にかかわらず現行税率が適用されるため、着工に関してはさほど注力されていないとの見方もある。
プレカット工場では、6~7月にかけて当初予想とは異なり出荷が計画を下回る状況が続いている。「分譲物件で邸名の入っていないものは先延ばしになっている」など、分譲住宅は特に工期を遅らせているものとみられる。やはりネックになっているのは職人不足で、施主がいて工期が確定した物件を優先するのは当然のこととして、限られた職人を現場にどう配置するかが課題となっている。
隘路になっている工程をクリアして、工事が流れ出すと、需要自体は大幅に増加しているため、どこかのタイミングで実需が顕在化する可能性がある。プレカット工場は高値の仕入れ在庫の消化に入っており、ここで相場を崩すと評価損が発生するため相場は弱いながらも持ちこたえている。
Wウッド集成管柱やWウッド間柱などは気配が弱い。構造用合板は、直需は好調でもルートでの弱さがあり、メーカーの値上げ唱えで価格を維持している状況だ。
一方、国産材製品は、杉集成管柱や杉KD柱角などは木材利用ポイント対象にするため需要は増加傾向にあり、外材とはやや異なる展開になっている。西日本では桧丸太が反発するなど需給がひっ迫しており、製材工場も忙しい状況になっている。盆明け市況を展望した。
記事ランキング
- 三井ホーム 23区内に木造高級賃貸マンション
- タカラスタンダード タカラ化工を吸収合併
- 住友林業 移設・再利用可能な木造ユニット建築
- シェルター 天童木工と業務提携
- 大船渡市林野火災 被災杉ラミナ99%がJAS満たす
- 松本システムエンジニアリング 多機能林業機械ティラノロボ開発
- 清水建設「シミズ ハイウッド ビーム」 1.5時間耐火を追加
- ポラテック 9月度加工実績 好調な受注継続
- 共力 米ツガ原板規格見直し品質向上
- 日鉄興和不動産 銀座に地上12階建て木造ハイブリッドビル
日刊木材新聞社 木造社屋紹介動画

