No.1873号
2011年素材需給
国産材素材比率75%へ
加工設備も補助金で大型化
11年の素材需要量は2,457万㎥(前年比3.6%増)と増加し、製材用1,642万6,000㎥(同4.2%増)、合板用385万8,000㎥(同1.2%増)、木材チップ用428万6,000㎥(同3.3%増)といずれも増加した。このうち国産材は1,829万㎥(同6.4%増)で、外材が628万㎥(同3.8%減)と減少したため、素材の国産材比率は74.4%と前年に比べて1.9㌽向上した。
国内の素材需要は住宅着工が前年比2.6%増となったことで、全体としては増加した。東日本大震災で東北太平洋岸の合板工場が津波被害に遭い国内合板生産量の3割が影響を受けたことで、当初は国産材の需要量は減少するとみられていたが、被災工場以外の合板工場の増産で合板向けの国産材需要量は251万4,000㎥(同1.4%増)と合板向けでは過去最高を更新した。製材用の国産材は1,149万2,000㎥(同8.6%増)と増加し、国産材製材需要の傾向が続いていることを示す結果となった。各地の素材需給を振りかえる。
記事ランキング
- 永大産業 来月1月受注分から主力製品を値上げ
- 鹿島建設 9階建て木造ビルを建設
- ポラテックの5月度加工実績 3部材そろって前年比増
- テクノウッドワークス 住宅向け苦戦で減収減益見込み
- 4月の新設住宅着工 総着工戸数、再び減少
- 吉田産業 断熱材プレカットが伸長
- 厚生労働省 事業者に熱中症対策義務化
- TOTO 中国・遼寧の新工場稼働
- 日本繊維板工業会 業界EPD取得に向け加速
- 田原バイオマス発電所合同会社 バイオマス発電所の竣工式

日刊木材新聞社 木造社屋紹介動画