No.1825号
震災から3カ月
木材・建材の供給不足は解消へ
復興需要は不透明
東日本大震災の影響は住宅の耐震性や津波被害だけでなく、福島原発事故で、放射能被害や電力不足というエネルギー問題まで多方面に広がっている。戦後、日本の最大の転機になるともいわれており、電気に依存した現代社会の生活の見直しという人々の生活さえ変える大きな出来事だった。
木材・建材業界では、岩手県、宮城県の太平洋沿岸部の合板工場が大きな被害を受けたことで、合板供給が一時停止、製材やプレカット工場にも被害が広がった。被災した合板6工場が国内生産の約3割を占めることで、合板供給に大きな影響を及ぼすことが明らかになった。合板・ボード、建材、住宅設備、住宅会社、国産材など多岐に渡る分野の変化を捉えた。
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