2021年8月2日 No.2313号
国産材大径材
蓄積増で用途拡大が急務
―活用手探り、新たな市場築けるか―
▽杉大径材は育成地、強度で使い分け
▽資源背景・価格動向=10年後の丸太供給、径30㌢以上が2.5倍に
▽機械メーカーの対応=森林資源活用にテクノロジーは必須
品目別
▽ムク平角=輸入減少でKD中心に需要増も供給に課題
▽母屋、桁、小割、DIY材=KD化で量産供給の可能性
▽CLT集成材、フェンス材=欧州材からの代替探る動き
▽梱包材=安価な梱包材として杉シェア拡大
▽合板・LVL=他産業と競合避ける手段にも
▽土木資材=利用検討されるがまだ取り組み少なく
▽役物製品=植林木100年生時代も視野に
地域別
▽北海道=トド松、カラ松ともに製材機導入で大径材製材に対応
▽東北=杉母屋・桁量産工場が稼働
▽北関東・福島=ムク大断面や平角が大径材活用けん引
▽中部=含水率担保などで高付加価値化
▽関西・四国=四国で大径製材参入増
▽中国=ラジアタ松の代替材で普及
▽九州=大手製材中心にクリアシステム導入
<統計>主要外材の入荷推移
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