2021年8月23日 No.2315号
盆明け市況を読む
需要堅調も供給見通し難
―豪雨で不透明さに追い打ち―
▽輸入材の産地価格は転換点、コストピークの値上げ急務
分野別
▽住宅=ウッドショックで駆け込み需要
▽国産材丸太=豪雨で出材減少、再度値上がりの可能性
▽国産材製材=荷動き一服も豪雨被害で需給引き締め
▽米材丸太=山火事の影響が焦点、カナダは短期的に供給減少の見通し
▽米材製品=北米市況急落でSPFは転換点
▽構造用集成材=欧州材は管柱、平角とも値上げ継続
▽欧州材=WウッドKD間柱は10万円以上に
▽国産合板=年内は品薄状態が続く可能性も
▽輸入合板・木質ボード=輸入合板、年度内は供給回復の見込み立たず
▽ロシア材=超高値圏にとどまり小手工務店の疲弊色濃く
▽NZ・チリ材=国内の在庫回復には時間かかる
▽南洋材=丸太需要は低迷
▽バイオマス=天候不順で商い空転も
▽丸太輸出=懸念は船運賃と中国主要港の受け入れ体制
▽製材輸出=米国向けはフレート急騰で失速
▽木質建材=第2段の値上げへ
▽非木質建材・住設=資材、製造高スト高に警戒
地域別
▽北海道=外材価格上昇が市場に浸透
▽東北=秋需に向け在庫不足を懸念
▽関東=プレカットで柱や合板の不足感強まる
▽東海=住宅着工数は堅調推移
▽関西・四国=資材価格は年内高止まり
▽中国=材不足が需要掘り起こす
▽九州=国産材は堅調な荷動き続く見込み
<統計>米材需給・集成材入荷
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