LVL・CLT・ I型ビーム
LVL,CLT,I型ビームなどのエンジニアードウッドの需要が増えている。公共建築物への採用も増えているが、こだわりのある住宅に使われる例もある。
内装用LVLで引き合う
キーテック(東京都、中西宏一社長)のLVL生産能力は年間5万5000立方㍍体制で、現在はほぼフル生産となる。約1年間に渡ってスカーフジョインターなどの設備投資を実施し、生産能力と共に販売量も増やしてきた。
梱包用ポプラLVL輸出拡大
瀬崎林業(大阪市、瀬崎民治社長)では今年3月頃から中国産梱包用ポプラLVLの輸入を手掛けており、国内取引先の拡大を進めている。 主に取り扱っているは、厚さ85㍉×長さ4㍍の定番サイズで、要望に合わせて細かいサイズの注文にも応えている。現在の取扱量は月間約1000立方㍍となっており、同社は年内中に同2000立方㍍まで取り扱いを増やすことを視野に入れている。
杉桧LVLでFSC認証
杉、桧を原料にLVLを生産するオロチ(鳥取県日野郡、森英樹社長)。地元日南町や周辺の森林資源を活用した商品づくりに努めている。
杉、ポプラ構造用LVLを短納期出荷
西濃木材(大阪市、西畑憲一社長)は、集成材メーカーが即納しにくい長尺材、特殊サイズを含め、内外産構造用集成材を3営業日程度でプレカット工場等に即納する独自の在庫販売システムで業容を拡大、現在、内外30社前後の構造用集成材メーカーと取引しており多様な材長、材幅、梁せい、樹種、接着剤、強度等を取り揃え4000~5000立方㍍を在庫し、平均商品回転率1.2カ月で邸別出荷している。月次出荷数量は3000~4000立方㍍、プレカット会社を主軸120社ほどの得意先に安定供給している。
様々な接合に対応
構造用ビスの専門メーカーであるシネジック(宮城県富谷市、苅部泰輝社長)は中大型建築向けに「パネリードX」「パネリードS」「パネリード鋼」と用途に応じて3種類のビスを提案している。
TJIの小屋梁利用を提案
ウェアーハウザー・ジャパン(東京都、岩渕浩俊社長)はOSBの補強板(ウェブ)の両端にLVLの角材を組み合わせて構成する木製I型梁「TJIジョイスト」に加え、木片にした単板を接着成型したパララムPSL(E145)、切削した木片を接着成型したティンバーストランドLSLを供給している。
国内唯一の大判CLT量産工場
銘建工業(岡山県真庭市、中島浩一郎社長)は昨年4月に国内初の量産型CLT工場を建設し、稼動を始めた。 20年以上前に欧州で開発されたCLTの技術を日本に紹介し、国内のパイオニアとして取り組んでいる。
最薄36ミリの杉CLT
協同組合レングス(鳥取県西伯郡、中西康夫理事長)は地元産の杉丸太から製材・乾燥した12㍉厚の板を幅はぎし、繊維方向に3層直交して貼り合わせたJパネルを製造している。生産能力は月間3000枚。消費原木は500立方㍍。 梱包用ポプラLVLの輸入拡大へ
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