本紙アンケート調査 、森林環境譲与税の使途85％が「森林管理システムの運用」

本紙アンケート調査、森林環境譲与税の使途85％が「森林管理システムの運用」

市町村による森林整備の新たな財源となる森林環境税・森林環境譲与税を創設する法案が国会で審議入りした。本紙は全国の自治体を対象に譲与額の試算や使途についてのアンケートを実施。使途について回答した自治体の85％が「新たな森林管理システムの運用」を挙げた。

岐阜県郡上市内の森林組合や林業・製材事業者など７団体で構成する「郡上森林マネジメント協議会」が15日に設立した。新たな森林経営管理時代に向け、地域の森林を一元管理する連携組織として機能させる。

北関東・南東北は、近年まれに見る好天続きで丸太の出材が加速度的に増えている。工場の丸太手当ても一巡し、２月下旬にかけて軟調相場が広がってきた。

吉野石膏（東京都）は、外壁下地用耐力面材「ＥＸボード」の軽量化に成功し、防火材料認定の取得を進めている事を明かした。

大建工業（大阪市）は25日、伊藤忠商事の子会社で単板製造の子会社のＣＬＰＡ（シーパー）ランバー（カナダＢＣ州）と構造用ＬＶＬメーカーのパシフィックウッドテック（ＰＷＴ、米国ワシントン州）の２者の株式51％を取得し、子会社化したことを明らかにした。

２０１８年の非住宅木造建築物（国土交通省建築着工統計の全建築物から居住専用住宅と居住専用準住宅を除したもの。居住用産業用建築物は含む）の着工床面積は４８１万２０００平方メートル（前年比６．５％減）と減少した。

名古屋市が取り組んでいる名古屋城天守閣木造復元事業に天竜材が使用されることが決まった。20日に静岡県森林組合連合会天竜事業所（浜松市）で開催された原木市「冬期高齢級材記念市」で、復元事業関係者が天竜ＦＳＣ材の桧選木４本を落札した。

菱大木材（東京都）は、ＰＮＧ産丸太の製材を始めた。樹種はデルニア。赤身で材質は良好だが含水率が高めのため、アピトン（クルイン）代替の角材、台木などを中心に提案していく考えだ。

ポラテック（埼玉県越谷市）は、中国木構造設計規範が昨年８月に改訂された後、規範に基づく木造住宅プレカット部材２棟分84.6立方メートルを中国・大連に輸出したことを明らかにした。