2018年のニュージーランド(NZ)産ラジアタ松丸太入荷は、昨年に続き40万立方メートルを下回った。国内需要減退と丸太価格の高止まりで製材業者の利益圧縮が続いた。一方チリ産材は安定した入荷と荷動き。入荷量も増加した。
タカラスタンダード 大都市圏リフォーム、マンション向けシステムバス市場攻略表明
タカラスタンダード(大阪市)は、大都市圏のリフォーム市場とマンション向けシステムバス市場を重点的に攻略していく考えを明らかにした。これら2つの市場は、メーカー間競合が激しいが、渡辺社長は「今が勝負の時」と語り、創業以来培ってきたブランド力と企業体力を武器に、同2市場に攻勢をかける考えだ。
ベルソウッド 集成材生産4割増へ
フィンランドの非上場最大手の製材・木材加工事業会社であるベルソウッド(ヴィレ・コプラ社長)は、集成材を生産するハルトラ工場のプレス2ラインのうち、1ラインを最新鋭機に更新し、生産能力を従来の年間2万立方メートルから同6万立方メートルに引き上げる。これにより、集成材3工場の総生産能力は従来比4割増の年間14万立方メートルに拡大。
石甚 原料価格の転嫁進める
石甚(富山県射水市)は、ロシアから入荷する再割用原板の供給量圧縮とコスト高に対応し、原板の仕分けを徹底させつつ、国内挽き製材品への価格転嫁を進めていく。
岡田工業 フィリピンに技能実習生トレーニングセンター開設
岡田工業(横浜市)は、フィリピンに技能実習生トレーニングセンターを開設し、実習生の事前教育事業を開始した。トレーニングセンターはフィリピンのパナイ島に置き、約1カ月間トレーニングする。
【電子版速報】ヤマエ久野、ハイビックを子会社化
2月のプレカット調査、年初の不振引きずる
2月の全国プレカット各社の受注状況は、全国受注平均が95.0%(前年同月比7.0ポイント増)だった。大手・中小工場とも新規受注に苦戦し、稼働率は伸びてこない。
木住協・17年度国産材利用実態調査、国産材比率が増加
日本木造住宅産業協会(市川晃会長)は12日、2017年度の木造軸組工法住宅における国産材利用の実態調査を発表した。住宅会社、プレカット会社ともに国産材比率は前回調査より増加する一方、柱や梁などで製材から集成材への移行も目立った。
ロシア材18年入荷、丸太入荷の減少続く
ロシア産丸太の入荷量は主要樹種合計で12万4,524立方メートル(前年同期比5.8%減)にとどまり、減少傾向が続いている。特に製材用は丸太から原板に主原料が移行し、増加要因が見当たらない。
大建工業 ダイロートン一部製品18日に受注停止解除
大建工業(大阪市、億田正則社長)は、ロックウールの調達が回復しているため、ロックウール吸音板「ダイロートン」の一部製品で、受注停止を解除できる見込みとなった。受注停止を解除するのは18日。