合板、供給量3カ月ぶり50万立方メートル割れ

2018年12月の内・外産合板供給量は49万2,700立方メートルと前年同月比2.2%減(前月比9.4%減)となり、3カ月ぶりに50万立方メートルを下回った。国産合板が26万立方メートル台と堅調な生産を続ける一方、輸入合板の入荷量は前月までの27万立方メートル台から22万立方メートル台まで大幅に減少した。

シモアラ 70周年迎え国産材に注力

今年で創業70周年を迎えるシモアラ(石川県加賀市)の製材事業と関連会社によるプレカット事業が、堅調な実績を収めている。同社では国産材活用に一層目を向け、各事業に力を入れていく。

東急建設 中大規模木造市場に本格参入

東急建設(東京都)とナイス(横浜市)は共同で、長さ6メートル以下、梁せい450ミリ以下の一般流通材で8.19メートルスパンの空間を実現する「連続斜め梁構法」を確立した。東急建設はこれを機に、「モクタス」のブランドで中大規模木造市場に本格参入する。

国産材A材需要の拡大も 接着重ね材・合せ材のJAS規格制定

接着重ね材及び接着合せ材のJAS規格が制定され、1月31日付で公布された。今後は3月2日の施行、認証機関の準備などを経て、JAS認証材として使用できるようになる。具体的にはBP材とラミネートログが該当し、昨年4月に施行された新たなJAS制度における林産物分野の最初の認定にもなった。

2018年木材輸出 総額、41年ぶり350億円超

2018年の木材輸出総額は350億円6969万円(前年比7.4%増)となり、1977年以来41年ぶりに350億円を超えた。丸太輸出量は115万7,438立方メートル(同19.3%増)となり、100立方メートルの大台に乗った。中国が94万8,339立方メートル(同22.2%増)と単独で100立方メートルに迫る伸びを見せ、全体量を押し上げた。

レオパレス21 1324棟で施工不良

レオパレス21(東京都)で大規模な施工不良が見付かった。界壁内部の断熱材が告示と異なる物件が771棟、外壁の不適合が925棟、天井が1時間準耐火構造とは異なる物件が641棟あった。施工不良の物件が重複しており、棟数としては1,324棟になる。

日光市本庁舎・栗山庁舎 官公庁庁舎初のプロジェクト認証取得

1月にオープンした栃木県の日光市本庁舎と栗山庁舎が、官公庁庁舎としては初めてSGEC/PEFCプロジェクト認証を取得した。躯体はどちらも鉄骨造だが、ルーバーや軒天、腰壁など内・外装に、日光市有林から産出した計67立方メートルのSGEC認証材を使用しており、この内・外装の木質化部分について認証を受けた。

中国木材 大阪プレカット工場今月中旬本格稼働

昨年末に移転した中国木材(広島県呉市)大阪事業所(大阪センター・大阪プレカット工場)は、年明けから大阪センターの営業を開始した。大阪プレカット工場も試運転を行っており、今月中旬からの本格稼働を目指す。