国有林の立木販売 長期・大ロット販売、2年後開始

国有林材販売の長期・大ロット化についての具体的な制度案が、21日に開かれた自民党の林政対策委員会等で了承された。1ロットの規模は10年間を基本に、数百ヘクタール、年間数千立方メートルを想定している。

チリ産材動向、入荷遅れで在庫ひっ迫

チリ産ラジアタ松製材品は、入港が遅れていた8月配船(6番船)の荷役がようやく始まった。市中在庫はひっ迫しており、流通各社は販売価格の値上げに動いている。

キャンフォー 米国・欧州で工場取得

カナダ林産大手のキャンフォー(BC州バンクーバー)は、米国のエリオットソーミリング(サウスカロライナ州エステール)を1億1,000万ドルで買収し、スウェーデンのヴィダグループの株式70%を39億9,000万スウェーデンクローナで取得すると発表した。

林業機械展、前年比大幅増、3万人近く来場

東京都と林業機械化協会(東京都)の共催で、「2018森林・林業・環境機械展示実演会」(林業機械展)が東京都あきる野市、旧都立秋川高等学校跡地で開かれた。2日間の来場者数は2万8,000人(速報、前年比1万3,600人増)となった。

TPP、12月30日に発効

環太平洋経済連携協定(TPP)が12月30日に発効する。これにより、同日の通関分から、カナダのSPF製材の関税は現行の4.8%から2.4%に、OSBは現行の5~6%が2.5~3%に半減する。

第42回全国育樹祭、木の大消費地東京を強く発信

東京都と国土緑化推進機構が主催する第42回全国育樹祭が17、18日に開かれた。式典では大会テーマ「育樹から木のある暮らしつないでく」に沿って、東京は江戸時代から続く木材の大消費地であり、都市における木材利用を一層推進することが宣言された。

ティー・エイチ・アイ 木材プレカット、年内で停止

ティー・エイチ・アイ(東京都)は19日、木造住宅資材のプレカット(PC)を年内で停止することを明らかにした。今後とも、PCの受注活動は親会社のトーヨーマテリア(同)が行い、協力会社と連携してPC納材事業を続ける。